政府は、1月20日の衆議院議院運営委員会理事会、1月21日の参議院議院運営委員会理事会において、今国会に新規に55法案を提出する方針を伝えました。
いわゆる内閣提出法案ですが、新規で55法案という法案数は、記録が残っている中で過去最少となります。
最近の常会(通常国会)における内閣提出法案数は、数年分を概観すると、以下のとおりです。
平成27年(第189回国会) 75法案
平成26年(第186回国会) 81法案
平成25年(第183回国会) 75法案
平成24年(第180回国会) 83法案
平成23年(第177回国会) 90法案
上記国会において延長の有無はそれぞれですが、いずれにせよ、今国会(第190回国会)の55法案というのは、群を抜いて少ないことが見てとれます。
ちなみに、昨年「会期不継続の原則(の例外)-その2」で紹介しましたが、前国会である第189回国会からの継続法案が9法案ありますので、今国会における審査対象となると、新規提出法案と継続法案を足したものとなります。
よって、新規55+継続9=64法案が、今国会の審査対象です。
なお、新規+継続法案で見た場合の過去最少記録は、第一次中曽根内閣時の63法案です。
この時は、新規58+継続5=63法案でした。
立法府に身を置く議会人という立場から見ると、新規提出法案はやっぱり少なすぎますね。しかも、継続法案の中には与野党対決法案も含まれており、扱いをどうするのか非常に気になります。
余談ですが、新規提出法案数や継続法案の数が正式な記録として残っているのが、昭和45年以降ですので、それ以前の正式な記録は分からないのが現状です。
いわゆる内閣提出法案ですが、新規で55法案という法案数は、記録が残っている中で過去最少となります。
最近の常会(通常国会)における内閣提出法案数は、数年分を概観すると、以下のとおりです。
平成27年(第189回国会) 75法案
平成26年(第186回国会) 81法案
平成25年(第183回国会) 75法案
平成24年(第180回国会) 83法案
平成23年(第177回国会) 90法案
上記国会において延長の有無はそれぞれですが、いずれにせよ、今国会(第190回国会)の55法案というのは、群を抜いて少ないことが見てとれます。
ちなみに、昨年「会期不継続の原則(の例外)-その2」で紹介しましたが、前国会である第189回国会からの継続法案が9法案ありますので、今国会における審査対象となると、新規提出法案と継続法案を足したものとなります。
よって、新規55+継続9=64法案が、今国会の審査対象です。
なお、新規+継続法案で見た場合の過去最少記録は、第一次中曽根内閣時の63法案です。
この時は、新規58+継続5=63法案でした。
立法府に身を置く議会人という立場から見ると、新規提出法案はやっぱり少なすぎますね。しかも、継続法案の中には与野党対決法案も含まれており、扱いをどうするのか非常に気になります。
余談ですが、新規提出法案数や継続法案の数が正式な記録として残っているのが、昭和45年以降ですので、それ以前の正式な記録は分からないのが現状です。