議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

お願い

2023-11-06 | ひとこと
議会雑感ブログの記事についてのお願いです。

国会法や両院議院規則、先例、過去の例などは事実の紹介ですからともかく、例えば束ね法案などが一例ですが、物の見方や考え方、このブログに記述した内容について、論文等で参照・引用される際には、直接引用/間接引用にかかわらず、出典をお書きくださいますよう、どうかよろしくお願いいたします。

2015(平成27)年2月に細々と備忘録ではじめた当ブログですが、普段、あまり紹介されることのない国会運営のちょっとしたルールを法規先例に基づき紹介することで、一人でも政治に興味や関心を持っていただけるようにすることが目的でもありました。

最近は、ほとんど更新できておらず反省しきりですが、この間、ごくたまにコメント欄を開放し、筆者のみコメント閲覧ができる形にしてコメントを拝読させていただいておりますが、励みになるコメントばかりでした。

誠にありがとうございます。
(今回は、何年かぶりにコメント欄を開放いたしましたが、コメントは筆者限りで拝読し、公開することはございません。)

国会運営のルールから派生して、幾つかのテーマを何回か続けて紹介したこともありますが、それが筆者自身の気づきやこだわりとなって取り組んでいることも多くあります。

筆者自身もブログに書いた問題意識を基にして何かの形にしたいと考えておりますので、当ブログを参照・引用された場合は出典をお書きくださいますよう、よろしくお願いいたします。

議会雑感ブログ筆者 拝

新年を迎えて

2019-01-04 | ひとこと
平成31年、新しい年を迎えました。

今年5月、平成から新しい元号に改まることで、ひとつの時代が終わり、ひとつの時代が始まることになりますが、今年は私にとっても大きな節目の年です。

書きたいことはたくさんあるにも関わらず、「議会雑感」ブログが更新できていない状態が続いており、もどかしい思いでいっぱいです。

ブログを始めてからの約4年間で、書き溜めたものが一定程度あることが救いです。

議会雑感ブログは、以下の2点を大事にしつつ、このブログを通じて、政治に関心を持っていただける方が1人でもいらっしゃれば、との思いで細々と続けてきました。

○国会法等を引用しつつ、時々の話題を交えながら国会のルールを紹介すること
○匿名で政策の是非には触れない範囲にとどめること

ただ、紹介したいことを明確に紹介するために、匿名についてどうすべきか、今、悩んでいます。

私は、このブログを始めたことによって、ここには書かなくても多くのことを調べたり、知見を持った方々に話をうかがったりと議会人として、たくさんの気づきと成長に恵まれました。

また、このブログに書いたことによって、より問題意識を深めることに繋がり、立法府の矜持を示せた案件もありました。

この間、多くの皆様にお支えいただいて、議会人として成長させていただきました。
誠にありがとうございました。

しばらく更新もままならない状態が続くかと思いますが、本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

精一杯頑張ります。

議会雑感3年半に

2018-07-29 | ひとこと
議会雑感ブログを始めて、約3年半が経過しました。

国会ルール等の紹介を通じて、少しでも政治に関心を持っていただくことができればとの思い、そして、私自身の備忘録も兼ねて更新頻度は区々でしたが、細々とでも続けてくることができました。

この間、多くの方にご覧いただきましたこと、本当に感謝しております。
誠にありがとうございます。

平成30年7月22日に閉会した第196回国会は、議会人として様々な思いを抱えて過ごした常会となりました。

まだしばらく、こんな思いをすることが続くのかもしれません。

たとえどんな状況になろうとも、立法府に身を置く議会人として、誇りと矜持をもって活動してまいりますので、引き続き宜しくお願い致します。
           

なお、議会雑感ブログは、以下の2点を大事にしつつ、このブログを通じて、政治に関心を持っていただける方が1人でもいらっしゃれば、との思いで続けてきました。

○国会法等を引用しつつ、時々の話題を交えながら国会のルールを紹介すること
○匿名で政策の是非には触れない範囲にとどめること

ただ、紹介したいことを明確に紹介するために、いずれかのタイミングで匿名から実名ブログにする可能性があることをお知らせ致します。

[追記]
いつもご覧いただいている皆さまのご意見・ご感想を頂戴致したく、約1年ぶりにコメント欄を開放することにします。

といっても、これまでと同じく、コメント欄に投稿いただいても私が拝読するのみで、公開しないことが前提です。ただ、コメント欄にいただくご意見が励みとなっています。多くのご意見・ご感想を賜れば幸いです。

議会雑感3年目に

2018-02-27 | ひとこと
議会雑感ブログは、3年目に入りました。

先月末から完全に更新が滞っていますが、おかげさまで3年目です。

本当にありがとうございます。

立法府に身を置く議会人のひとりとして、最近、立法府と行政府の関係について考えさせられることが多くあり、様々な視点から私なりに勉強しているところです。

思考がまとまれば、近いうちにどこかの場所で考えを披歴したいと思っています。

立法府たる国会が、その権能と機能を如何なく発揮できるよう、これからも精一杯努力を続けてまいります。
       

「議会雑感」開設1,000日

2017-11-05 | ひとこと
平成29年11月4日、「議会雑感」開設1,000日を迎えました。
              
ご覧いただいている皆さまのおかげで、ブログを続けることができました。

誠にありがとうございます。

ここのところ更新が完全に停滞していますし、様々な意味で反省の日々ですが、どうにかこうにか1,000日です。

これまで以下の2点を大事にしつつ、このブログを通じて、政治に関心を持っていただける方が1人でもいらっしゃれば、との思いで続けてきました。

○国会法等を引用しつつ、時々の話題を交えながら国会のルールを紹介すること
○匿名で政策の是非には触れない範囲にとどめること


個別政策に関する記事は、検索すればすぐにたどり着けますが、国会運営に関するルール等については一般的でないため、まとめて目にすることはなかなかできません。

よって、私自身の備忘録を兼ねて、思いつきで始めたのがこのブログでした。

これまで、その時々の話題を交えたり、ちょっと気になることを絡めたりして、ブログを更新するスタイルをとってきましたが、年末年始あたりを目途に色々考え直してみたいと思います。

立法府たる国会が、その権能と機能を如何なく発揮できるよう、私は議会人のひとりとして矜持を持ち、これからも諦めることなく前を向いて走り続けます。

「議会雑感」開設900日

2017-07-27 | ひとこと
「議会雑感」開設900日を迎えました。
                    
ふとした思いつきで始めたブログですが、ご覧いただいている皆さまのおかげで、この間続けることができました。

本当にありがとうございます。

これまで以下の2点を大事にしつつ、このブログを通じて、政治に関心を持っていただける方が1人でもいらっしゃれば、との思いで続けてきました。

○国会法等を引用しつつ、時々の話題を交えながら国会のルールを紹介すること
○匿名で政策の是非には触れない範囲にとどめること


個別政策に関する記事は、検索すればすぐにたどり着けますが、国会にまつわるルール等については一般的でないため、なかなかまとめて目にすることができません。

よって、私自身の備忘録を兼ねて、思いつきで始めたのがこのブログでした。

本来であれば、国会法や議院規則を体系的に紹介するのが筋だとは思いますが、その時々の話題を交えたり、ちょっと気になることを絡めたりして、話題を提供する方がご覧いただきやすいのではないか、との思いで今の形になっています。

そんな中、時々開放するコメント欄に頂戴する多くの激励や質問が、私の励みになっていますし、気づきにもなっています。

最近、思うように更新がかなわない状態が続いていますが、細々とでも続けていけるよう頑張ります。

また、立法府たる国会が、その権能と機能を如何なく発揮できるよう、議会人のひとりとして矜持を持ち、これからも諦めることなく前を向いて走り続けます。
                   
[追記]
いつもご覧いただいている皆さまのご意見・ご感想を頂戴致したく、約7か月ぶりにコメント欄を開放することにします。

といっても、これまでと同じく、コメント欄に投稿いただいても私が拝読するのみで、公開しないことが前提です。ただ、コメント欄にいただくご意見が励みとなっています。

前回のコメント欄開放時には、多くのご質問も頂戴し、ブログを更新することで回答させていただきました。私自身の勉強になることも多く、新たな気づきを幾つもいただいたことに心から感謝しています。本当にありがとうございます。

第193回国会閉会

2017-06-22 | ひとこと
平成29年6月18日、第193回国会は150日間の会期を終え、閉会しました。

議会人として、思うところ、感じるところ、数多くの出来事があった150日間でもありました。

先週はブログの更新が叶いませんでしたが、この間、非常に多くのアクセスをいただいており、「中間報告」について前もって掲載しておくべきだったと、今更ながら思っているところです。

書きかけの記事もありますし、更新頻度に自信はありませんが、議会人としての矜持を持って、少しずつ更新していこうと思います。

ところで、今、色んな思いを抱えています。

永田町や国会周辺は、ある意味において社会から閉ざされた空間であり、特殊な空間であるといって差し支えないでしょう。

その中で働く事務局職員も秘書も議員も、その閉ざされた空間で働いているという自覚を常に持つべきだと考えます。学校を卒業して、最初の就職先が国会事務局や秘書であれば、もしかしたら理解し難い感覚かもしれません。

もちろん、国会は憲法に規定されているとおり、国権の最高機関であり、唯一の立法機関です。尊い仕事を担っていることに相違ありません。

ただ、ある意味において永田町や国会周辺は、社会から閉ざされた空間であり、特殊な空間なのです。

私は、その閉ざされた空間の中で、上ばかり見て働く人にはなりたくないし、保身や出世だけ考える人にもなりたくない、人を陥れる人にもなりたくない、議会人としての矜持を常に持っていたい、そして永田町や国会周辺以外を常に見ていたい、強くそう思います。

私は、議会の先人が築いた法規・先例に則り、国民のため、議会制民主主義の発展のために力を尽くします。

議長の権限-番外編

2017-05-08 | ひとこと
今から約2年前、平成27年の憲法記念日に「日本国憲法における三権分立」という記事を書きました。

立法権、行政権、司法権を司る三権の長のうち、立法権の長である衆議院議長・参議院議長は、対外的に立法権たる議院を代表する等、強い権限を有しています。

だからこそ、議長及び副議長を誰にするかの議院の選択は、議院の対外的な活動、議員の権利義務の行使等にも大きな影響を及ぼすことになり、非常に重要なのです。

今回は番外編からのスタートですが、議長の権限を紹介するため、今後、不定期に「議長の権限」シリーズを書いてみたいと思います。

まず番外編として、最近の新聞記事をひとつ紹介します。

平成29年5月6日 読売新聞
『緩む「散会宣言」』

4月14日の参議院本会議。終わりかけに「事件」は起きた。

「だから、いいっちゅうの、そんなもの!これにて散会いたします」
            
              平成29年4月14日参院本会議 参議院Webページよりキャプチャ
                 
議長は本来、席に座ったまま散会を宣言するのが慣例だが、立ち上がろうとした伊達議長を隣席の郷原悟事務総長が止めようとしたところ、伊達氏はこう怒って振り払った。
            
そして、立ったまま宣言は行われた。
            
              平成29年4月14日参院本会議 参議院Webページよりキャプチャ

伊達氏は2月の本会議でも、政府に新幹線網の拡充を求めた自民党議員の質問直後、自身の地元の「北海道新幹線が(質問に)入っていない!」と議長席から不規則発言をし、与野党の批判を受けたばかりだ。

大きな混乱はなく、議事録にも残らなかったが、伊達氏の出身の自民党内では「三権の長の職責の重さが分かっていない」といらだちが募っている。

今村雅弘前復興相の「東北で良かった」発言をはじめ、政府や自民党で失言や不祥事が相次ぐ。

議長自らがルールを揺るがす議事運営に出ることは、「1強の緩み」が国会にも及んでいると指摘されかねない。

1947年5月、初代参院議長に就いた松平恒雄氏のあいさつは、抑制的ながらも気概あふれるものだった。

「新憲法の精神を遵奉し、かつ公正無私、議長の重責を果たしたい」

参院は今年、日本国憲法とともに創設70周年を迎える。

国権の最高機関の秩序保持を担う議長の重みが今一度、問い直されている。

ちなみに、参議院では、議長は第一会派から、副議長は第二会派から推薦された議員について選挙しています。

3月22日前後の社説・論説の見出し

2017-04-09 | ひとこと
○全国紙

日本経済新聞 : 十分な審議が必要な「共謀罪」
読売新聞 : 政府は堂々と意義を主張せよ
朝日新聞 : 疑問尽きない化粧直し
毎日新聞 : 説明の矛盾が多過ぎる

○ブロック紙、地方紙

北海道新聞 : 危険な本質 容認できぬ

東奥日報 : 基本的人権との摩擦生む
岩手日報 : 数で押すのは許されぬ
河北新報 : 「監視社会」に向かう危険性
山形新聞 : 国民の不安に耳傾けよ

茨城新聞 : 基本的人権と摩擦生む
下野新聞 : 基本的人権との摩擦生む
上毛新聞 : あいまいさに強い懸念

神奈川新聞 : 問題点多く慎重審議を
山梨日日新聞 : 疑問や不安なお拭えない
信濃毎日新聞 : 危うさを見極めねば
新潟日報 : なぜ必要か疑問に答えよ

北国・富山新聞 : 政府は説明を尽くして
福井新聞 : 自由社会萎縮させるのか

静岡新聞 : 共謀罪とどう違うのか
岐阜新聞 : 基本的人権との摩擦生む
中日・東京新聞 : 刑法の原則が覆る怖さ

京都新聞 : 内心の自由危うくする
神戸新聞 : テロ防止に必要と言うが

日本海新聞 : 基本的人権との摩擦生む
山陰中央新報 : 監視の網が広がる恐れも
山陽新聞 : 本質に迫る十分な論戦を
中国新聞 : 刑事法の原則崩すのか

徳島新聞 : 必要性は認められない
愛媛新聞 : 人権脅かす危険法案に反対する
高知新聞 : 国民の不安を拭えるのか

西日本新聞 : 国会で徹底審議が必要だ
佐賀新聞 : 人権侵害の恐れないか
長崎新聞 : 基本的人権との摩擦生む
熊本日日新聞 : 恣意的運用の懸念拭えず
大分合同新聞 : 基本的人権との摩擦生む
宮崎日日新聞 : 「内心の自由」侵される恐れ
南日本新聞 : 人権を抑圧する武器になりかねない

沖縄タイムス : 人権軽視の懸念拭えず
琉球新報 : 無用で害悪、即刻廃案に

[参考]
7月16、17日の社説・論説の見出し(安保法案衆院採決後)

議会雑感3年目に

2017-02-19 | ひとこと
議会雑感ブログは、気付けば3年目に入っていました。

ふとした思いつきで始めたブログですが、ご覧いただいている皆さまのおかげで、2年続けることができました。

本当にありがとうございます。

これまでの2年間は以下の2点を大事にしつつ、このブログを通じて、政治に関心を持っていただける方が1人でもいらっしゃれば、との思いで続けてきました。

○国会法等を引用しつつ、時々の話題を交えながら国会のルールを紹介すること
○匿名で政策の是非には触れない範囲にとどめること(現在、今後について検討中)

個別政策に関する記事は、検索すればすぐにたどり着けますが、国会にまつわるルール等については一般的でないため、なかなかまとめて目にすることができません。

よって、私自身の備忘録を兼ねて、思いつきで始めたのがこのブログでした。

本来であれば、国会法や議院規則を体系的に紹介するのが筋だとは思いますが、その時々の話題を交えたり、ちょっと気になることを絡めたりして、話題を提供する方がご覧いただきやすいのではないか、との思いで今の形になっています。

そんな中、時々開放するコメント欄に頂戴する多くの激励や質問が、私の励みになっていますし、気づきにもなっています。

議会雑感4年目を迎えられるかどうか、なかなか自信はありませんが、細々とでも続けていけるよう頑張ります。

また、立法府たる国会が、その権能と機能を如何なく発揮できるよう、微力ながら議会人のひとりとして矜持を持ち、これからも精一杯努力を続けていきたいと思います。
              
           

第193回国会開会

2017-01-23 | ひとこと
平成29年1月20日、第193回国会は召集されました。150日間の常会のスタートです。

私はといえば、ここのところ調子が全く上がらず、ブログの更新も滞りがちでしたが、そろそろ気合いを入れて頑張らねば、という気持ちになってきました。

昨年末に開放したコメント欄に頂いたご質問にお答えするためにも、更新の頻度を少しずつ上げていきたいと思います。

ちなみに、このgooブログは2~3ヶ月に一度ぐらいの割合で「アクセス解析お試しサービス」が数日間できるようになっていますが、その時に分かるのは、どんな用語で検索されたとか、どの時間帯にアクセスが多かったとか、そういうことが分かるようになっています。
      
            

残念なのは、どこからのアクセスが多いのか、ということは全く分からないということです。

で、ここ数日のアクセスが最も多いのが、議席図(議席表)の解説をしたページなのです。
これは、先日頂いたご質問への回答にもなりますので、改めてエントリーを起こして、再掲になる部分も含めてアップしたいと思います。

「議会雑感」開設700日

2017-01-11 | ひとこと
新しい年を迎えて、早くも10日が経過しました。
この間、「議会雑感」開設700日を迎えました。本年もどうぞ宜しくお願い致します。

                  平成29年1月11日現在、ブログ開設から703日

また、昨年末、約7か月ぶりに開放したコメント欄に、激励や質問のコメントを頂戴しました。誠にありがとうございます。

それぞれ貴重なご意見やご質問であり、私自身、気付きになったり、改めて勉強したり、ということが多くありました。

さらに、私が予想もしない場面で、このブログの内容を活用していただいたことも分かり、望外の喜びとするところです。鹿児島からお便りを頂戴した○○様、本当にありがとうございます。

ご質問については、このブログを通じて回答していきたいと思いますので、しばらく時間がかかるかもしれませんが、気長にお付き合いいただけると嬉しいです。
                   
最後に、昨日の午前中にコメントをいただいた「○会中堅○○」さんには、筆者の見当がついているのだと思います。

国会で私を見かけましたら、ぜひお声かけ下さい。私も存じ上げている方で、お世話になっている方なのではないかと勝手に推測している次第です。目から鱗が落ちる思いでした。お話をうかがってみたいのです。

「議会雑感」開設600日

2016-10-02 | ひとこと
平成28年度上半期の終了日、「議会雑感」開設600日を迎えました。

                  平成28年10月2日現在、ブログ開設から602日

ふとした思いつきで始めたブログですが、おかげさまで、600日を迎えることができました。ご覧いただいている皆さま、本当にありがとうございます。

政治を少しでも身近に感じていただき、政治に少しでも関心を持っていただけるきっかけになればとの思いで、細々とであっても、まだしばらく続けていくつもりです。

また、個別の政策の是非には触れないこと、匿名であること、という従来からのスタンスは、もう少しだけ今のまま続けたいと思います。

国会運営のルール等の紹介を通じて、政治への距離感を縮めていただけるきっかけになればと思いますので、引き続き宜しくお願い致します!
                   
                  
ところで、最近思うこと。たとえば、の話です。

政治の場にあって、政治家ではない中立であるべき国会事務局幹部が、政治的にふるまうのは普通ではない状態だと思います。

さらに、自分の評価を上げるために、人のことを、しかも事実ではないことを躊躇なく一部で言い続けているとしたら、このことを知れば、その人はきっと心を痛めることでしょう。

弱い中立と強い中立を就任挨拶で述べた事務総長のことや議会の先人のことを思い、どんな局面に立たされようとも、議会人としての矜持を持ち続けることの大切さ、を改めて噛みしめています。

あれから1年

2016-09-19 | ひとこと
早いもので、あれから1年が経ちました。ちょうど1年前のエントリーです。
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平成27年9月19日、2時18分。

今後の我が国の在り方を大きく転換することになるであろう安保法案が、参議院本会議で可決、成立しました。

我が国は、大きな転換点を迎えたことになります。

今、この瞬間、立法府に身を置く議会人のひとりとして、日本国憲法における三権分立を考えたとき、様々な思いが去来してなりません。

ただ、このブログは、今のところ匿名であり、個別の政策の是非に触れないこととしています。

参議院特別委員会や本会議で起こった安保法案採決をめぐる様々な動きについて、国会法や議院規則、先例等から紹介することが、政治に少しでも関心を持っていただける一助になるのであれば、との思いで書き続けます。
            
             安保法案成立の瞬間。拍手の与党席と「憲法違反」コールの野党席
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この1年間は敢えてほとんど触れませんでしたが、安保法採決に至るまでの間、国会ルール上、不思議なことが幾つも起こっています。

1年が経過したから、というわけではありませんが、これらについて、機会を捉えてこれから少しずつ紹介したいと思います。

昨年書いた不思議なことの一例です。→「委員派遣(地方公聴会)と派遣委員の報告

先例では、委員派遣を行ったときは、委員会において、派遣委員が派遣の結果について口頭報告を行うこととされています。

昨年の安保法は、衆議院の審議では派遣報告が行われたにも関わらず、参議院の審議では派遣報告が行われないまま、採決に至ってしまったのです。

過去に、このような例は一例もありません。

二重の虹

2016-07-18 | ひとこと
一つの空に、二つの虹が同時に現れる二重の虹(ダブルレインボー)は、幸運のサインであると言われています。

先日、久々の気分転換に出かけた旅先で、偶然目にしました。それは、雨上がり後の素敵な光景でした。

生まれて初めてこの目で見た、二重の虹(ダブルレインボー)。
                           
二重の虹には、「自分の信じる道を進んでいくことで、道は開けてくる」という意味もあるそうで、今のこの時期に、目の前に現れたということは、そういうことなのかな、と思う今日この頃です。