議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

国会回数の内訳-その3

2020-07-25 | 国会雑学
先月、6月17日、第201回国会は延長されることなく150日間の会期を終え、国会は閉会しました。

議会雑感ブログを始めたばかりの時期に「通常国会の召集時期と回数」で昭和22年5月20日、初めて召集された国会を「第1回国会」と呼び、以降は、常会・臨時会・特別会を問わず、会期ごとに順次回数を追って第〇回国会と呼ばれていることを紹介しました。

既に200回以上を数えた国会ですが、その内訳はどうだったのかについて、改めて紹介したいと思います。

〇常会  70回
〇臨時会 106回
〇特別会 25回

これまでの国会の中で臨時会の回数が最多ということもあり、今回は、臨時会で会期が長かったものについて、幾つか紹介したいと思います。

[臨時会で会期が長かった例]

163日間:昭和63年 第113臨時会
135日間:平成5年 第128臨時会
128日間:平成19年 第168臨時会
106日間:昭和50年 第76臨時会


第202回国会は臨時会のはずですが、それが半日で終わったり、特別会か常会になったりしやしないかどうなんだか、ちょっと気になっています。

筆者としては、令和2年7月豪雨や新型コロナウイルス感染拡大状況がありながら、内閣が主体的に臨時会の召集を決定しないのであれば、立法府は憲法第53条後段の規定に基づき、臨時会の召集要求をすべきではないかと思います。

国会回数の内訳」 平成27(2015)年12月25日
国会回数の内訳-その2」 平成29(2017)年11月1日