議会雑感

国会のルールや決まりごとなど、議会人が備忘録を兼ねて記します。

議長辞任の理由(参議院)

2022-04-12 | 国会雑学
最近、衆議院議長の発言を報道で見ることが増えていますが、現在の衆議院議長は男性、参議院議長は女性が務めています。

令和4年4月12日現在、参議院議長の山東昭子議長は、参院議長としては第32代、23人目の議長で、女性議長としては扇千景議長に次いで2人目です。

参議院の場合、ほとんどの議長は、「任期満了」か「参議院通常選挙後」の辞任で交代しています。

では、「任期満了」か「参議院通常選挙後」の辞任以外による辞任のケースとは、どのようなケースかを紹介したいと思います。

それ以外では、逝去による辞任が2人、その他の辞任が5人の7人のケースがあり、以下のとおりです。

〇逝去による辞任:2人(初代 松平恒雄議長、第28代 西岡武夫議長)
〇その他の辞任:5人

1.通常選挙後の議長不在期間の回避(第4代 河井彌八議長)
2.健康上の理由(第16代 藤田正明議長)
3.知事選挙立候補(第18代 土屋義彦議長)
4.与野党混乱の責任(第22代 斎藤十朗議長)
5.政治資金問題による責任(第24代 井上裕議長)

にしても、かつてご自身が筆頭発議者となって立法府に提出した議員立法(平成28年成立)の趣旨を根底から覆すような発言は一議員あっても驚きを禁じ得ませんが、さらに責任を伴う立場でそれを繰り返すのは控えめに言ってもどうかと思います。
 

最新の画像もっと見る