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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

三感止音『秋晴れの休日に江戸を感じて、、、』

2009-10-18 | 三感止音
10月も半分を過ぎ、あっという間に日々が過ぎていきますね~ 紅葉シーズンですが、都心の散策もいい季節になりました。。

そんな都心散策の私のお供は、『大江戸魔方陣』~徳川三百年を護った風水の謎~加門七海 著 でございます。
以前『東京魔方陣』を紹介しましたが、その両方をもって見比べながら、徳川家康の天下統一が目的ではなく、その後の戦略の中で100年、200年安泰となる国を創り出すかの視点を学び感じながら歩く東京もいいもんです。 江戸→東京 江戸城(皇居)を中心として、いかに緻密に街を作り上げていくか、1603年の江戸に幕府を開き、300年以上脈々の流れる「時」を発見し、そこから未来に向けて、そのように再構築する時がこの東京にも来ているように感じます。

当時、家康がどのような思いでこの街創りを描き、その「信念」が3代将軍家光で形となっていく、その影で天海が色々なサポートして、守り仕立てていく、、その「仕立て」を自分の目で見て、感じることできるってありがたいですね。

この本の中にも、その仕掛けを紐解き、どのように江戸を完成させていったか、色々な仮説を立てながら、時にミステリアスに時に論理的に展開していきます。
そして、江戸から東京へと移り、その徳川の結界を封印するような形で山手線を引き、現在の風の流れを作り出す鉄道が新たな東京を護る結界として活用されている。何か浪漫を感じます。 こんな視点もあっていいんじゃないかって感じます。江戸の世から大火事や大地震、大戦で幾度となく焼け野原となったこの街がその度に復興を遂げていくパワー、ここに日本人の強さを感じます。

大変な世の中と言われ、激変で1日で常識が変わってしまう時代です。国作りも一度既成の概念をまっさらにして、、100年、200年と続く国造りの視点で舵取りをお願いしたいものです。。。


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