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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

衝撃? 笑劇?

2009-10-10 | 70's
さてさて、昨日のJohn&Yokoが飛び入り乱入したのが、このアルバムの時ですね。
『Frank Zappa & The Mothers』“Fillmore East, June 1971”でございます。
数々の名演奏が繰り広げられたこのハコ、、音楽ショーをやるような大規模な会場ではなく、コジンマリ。。。とファンとの双方向の確認を楽しみつつ一体のウネリとなるようなLIVEを数多く繰り広げたのはザッパが一番でしょう。
このアルバムもそんなハイテク演奏を次から次へと聴かせてくれます。。。この一体となりやすい空気が日々演奏を変化させ観客に応える演奏が出来たのも、、ザッパくらいではないでしょうか、、またそれに対応できるテクニックのメンバーを集めているというのもありますが、、

そんな中、JohnとYokoが競演(狂演)を果たしたのが午前4時からの30分間のようです。。。このアルバムにはその模様は収録されていませんが、、92年の『Playground Psychotics』でやっとこさ収録されることになりますが、、しかし単なる演奏に留まらない、、演奏力。 まさに衝撃!!!でもじっくり内容を吟味して考えると凄まじい!!『笑劇』を繰り広げられています。 1曲目からユニゾンの連打で、ドラムのエインズリー・ダンバーのパワーが如何なく発揮され全開で突き進みます。 ヴォーカルはフロとエディがまさに演劇的要素でLIVEを組み立ています。もちろんザッパ指揮のもと、、、、数々の七色の変化球的演奏にどんどん引き込まれます。 この演奏力もザッパの一頂点ですね。

アルバムのジャケはいたってシンプル。 手書きそれも鉛筆走り書きで、、この当時出回った海賊盤を揶揄したようすが、中身はミッチリと詰まっています。

また当時のアメリカを揶揄し、政治的一面も覗かせています。ベトナムの悪化で経済混乱は激しさをまし、ニクソン・ショックにより1ドル360円もいよいよ崩壊を迎えます。そんな困窮のアメリカを横目にいよいよ日本は亜細亜での戦争景気のおかげで高度経済成長の波が一気に経済大国日本へと押し流すことに、、、 まさに万博を経て完全に世界先進国の仲間入りといった時代ですね。

お客様との会話の中で、衝撃を与えるような努力してます? 双方向営業になってます? 自分の思いばっかり強くて(買ってください!)相手の話を聴けなくなっていませんか? 会話を楽しむ、その中に「衝撃」を与えるような話し方や情報を提供する。 もう一段レベルが上がれば、、「笑劇」的な要素を入れる、、笑顔で会話が進むこと。 そういう営業になるためにも、ザッパのように常に腕を磨いていかないといけませんね。 己の柱をもちながら、自在に変化する、、これからの営業の必須かもね。

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