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お気に入りの音楽や活字。その中に秘められた想いと、世の中の事、セールスの事をリンクさせて紹介していきます。

三感止音『三島から感じる絶対的リズム』

2006-04-16 | 三感止音
さて、小雨が降ったり何ともすっきりしない天気の日曜日ですが。。。。。
本日は、音楽以外の私の感性に響くことについてダラダラと書いています。

今日のBGMは、The Doors の「ベスト・オブ・ドアーズ」を聴きながらお送りします。 只今「Light My Fire」が激しく流れております。 さて、そんな私の感性(ハート)に火をつけたのは、中学3年の時に聴いたビートルズと20歳の時たまたま買った「三島由紀夫」です。三島は私にとって衝撃でした。 作品の文章、言葉の使いまわしの洗練さと情景の表現力 全てに「絶対的な美」を感じました。しかしそれ以上に感じたのは、作品から受けるリズムの良さだったんです。文章を通じて奏でるリズムに打ちのめされました。 優雅なクラッシクなリズムもあれば、激しいロックから、ゾクゾクするジャズ的アプローチまで、そのセンスは本当に学ぶことが多かったですね。 だからこそ、言葉が流れるように溢れ作品を一気に書き上げることができたんでしょうね。 ほとんど校正もせずに、作品が出来上がったと聞いていますが、解るような気がします。

さて、三島の中でも三島しか表現できないとされた「憂国」<過去に一度自分が主演で作品化>が、自宅よりフイルムが発見され、DVD化されることになったんです。もうすぐ発売です。 あの作品をじっくり自宅で鑑賞できるなんて夢のような出来事です。フイルムが焼失して、もう見ることはできないとされたいただけにこの喜びは「大口新規契約」と同等の喜びだったりして・・・・・・

原作自体の美しさを三島本人がどう映像化するのか、期待は膨らみます。 台詞は無しで、全編ワグナーの音楽にのせて繰り広げられる映像の世界。 たまらないですね。 また、鑑賞後の感想はブログに書きたいと思います。

三島はほとんど全作品を読みました。 撮影の舞台になったところも自分の足で観にいきました。『鏡子の家』で最初に登場する勝鬨橋に初めていったとき、ここが!!!と感慨深かったことを憶えています。 24歳で東京の出てきて、ほとんど観光スポットには行きませんでしたが、市ヶ谷に始まり、作品に登場した街や名所には行きましたね。 今出勤で毎日総武線に乗ってますが、市ヶ谷を過ぎる時は、心の中で敬礼をしています。(危ない??)

天才を評価された三島でしたが、作品を仕上げるために情報収集には物凄い時間と量をかけたと言われています。 その裏づけや確信が、あの素晴らしい作品を生み出すもとになったと思います。
営業もまさしくその通りだと思います。いかに相手の事を調べ上げるか、いかに情報収集するかが本当に大切です。 

私も過去になかなか関係を深めることができない総務部長さんがいました。何を話しても「ウン・・・」「はぁ~」と感触がないんですね。 困ったなと思い、ある日昼からその会社の前に張り込み(刑事みたい!)出入りする業者を見ていたんですね。 その出入り業者に話しかけて、情報収集して総務部長に初孫が誕生するという情報を収集しまして、それをネタに話をもっていったら、もう「目じり下がってメロメロに話をしてくれたんですね。」これで、もう関係はばっちりです。その後はすんなりと決裁者を紹介いただき、契約をいただいたということがありました。 やはり、事前の情報収集は大切ですよね。ネットからも色々な情報を入手できますが、やはり、現場で収集できる“生ネタ”と融合させて営業トークに織り込んでいくことで、リレージョンの強化を効率的に行っていきたいと思います。

「知る」ことで相手のポイントを「掴み」、そして「動かす」(行動に移してもらう)という流れを頭に入れて営業(プロセス)組み立てたらよいのでは・・・・

その結果、営業が素晴らしい一つの作品として鑑賞できるようなモノになるのではと思います。 営業作品鑑賞会なんていうのができたらいいですね。 あっ!これでまた一つ自分の“夢”ができました。 よかった

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