公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

立体構成①(しょっちゅう出る)

2018-02-11 11:51:00 | 立体構成




「またこれ!」というほどよく出題される問題です。                                         正八面体の各辺の中点をとり、次の図のように頂点に近い4つの点を結んだ線に沿って四角すいを切り落とす作業を、正八面体のすべての頂点について行った。このとき、後に残った立体の辺の本数として、正しいものはどれか。①8本②12本③16本④20本⑤24本                                           辺の本数だけ求めればよいのですが、せっかくだから、面、辺、頂点すべての数を求めてみます。「後に残った立体の面、辺、頂点の数をすべて足すといくらになるか」などという問題もありそうです。                         こういうときは、新旧方式で考えるのがお勧めです。まず辺から。今、頂点アで四角すいを切り落としたところですが、①~④の4つの辺は、切り落とすことによってできた新しい辺ですね。そして、頂点イで切り落とすと、また⑤~⑧の新しい辺ができます。そして、①~④と、⑤~⑧で、ダブっている辺はありません。                    つまり、「一つの頂点で切り落とすごとに、新しい辺が4つずつできる」ことが分かります。正八面体には6つの頂点があるので、新しくできる辺の数は、4×6=24です。では、もともとあった辺は、いくつ残るのでしょうか?図の、A、Bは、四角すいを切り落としたときに消失します。よって、もともとあった辺は、すべて消失します。元の正八面体を構成していた辺は、一つも残らないのです。                      以上より、後に残った立体の辺の数は、24+0=24。正解は、肢⑤です。頂点も、面も、同じように考えます。新しくできる頂点の数は、4×6÷2=12。(2つずつダブるので2で割りました)もともとあった頂点は、すべて消失。よって、12+0=12。新しくできる面の数は、1×6=6。もともとあった8面は、すべて残ります。よって、6+8=14。                            ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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