公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

教員採用試験教養数学(大阪府、豊能地区、大阪市、堺市)2016.7.2

2017-05-18 09:14:00 | その他


ある高等学校の1年生において、徒歩、自転車、バス、鉄道の4つの通学手段と遅刻者数について調査を行ったところ、次のア~エのことが分かっている。ただし、1年生は1組と2組の2学級であり、すべての生徒の通学手段は、上の4つのいずれか一つの通学手段によるものとする。                   ア 1組には、バスによる通学生徒や鉄道による通学生徒はいなかった。                   イ 2組には、徒歩による通学生徒はいなかった。                   ウ 遅刻をした生徒の中には、徒歩による通学生徒や鉄道による通学生徒はいなかった。             
    エ 遅刻をした生徒は、1組にも2組にもいた。                   このとき、確実にいえるものはどれか。①~⑤から一つ選べ。                   ①2組で自転車以外による通学生徒は、鉄道による通学生徒だけである。                   ②鉄道以外による通学生徒で遅刻をした生徒は、すべて1組である。                   ③バス以外による通学生徒で遅刻をした生徒は、すべて2組である。                   ④1組で遅刻をした生徒は、自転車による通学生徒だけである。                   ⑤2組で遅刻をした生徒は、バスによる通学生徒だけである。                   表にまとめると、次のようになります。そうすると、1組の徒歩通学者は遅刻をしていないし、2組の鉄道通学者も遅刻をしていないことが分かります。すると、1組には遅刻をした生徒がいたのだから、それは自転車通学者だけだなあと分かります。2組の遅刻者は、「自転車通学者のみ」だったかもしれないし、「バス通学者のみ」だったかもしれないし、「自転車通学者、バス通学者の両方ともいた」かもしれないし、なんだかよく分かりません。よって、正解は、肢④です。肢①…バス通学者もいたかもしれない。肢②…2組の者もいる。肢③…1組にもいる。(自転車通学者)肢⑤…自転車通学者もいたかもしれない。PVアクセスランキング にほんブログ村


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