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国家一般職(大卒)の判断推理 4

2022-05-08 08:40:00 | 国家一般職(大卒)
2021年出題。                    A〜Eの5人で、短距離走とハードル走から成るレースを行った。               この一連のレースの短距離走の部分とハードル走の部分について、A〜Eが次の発言をしているとき、Aの最終順位とCの短距離走を終えたときの順位の和はいくらか。                       ただし、レースは短距離走、ハードル走の順で連続して行うものとし、短距離走とハードル走を終えるとき、それぞれ同着はなく、途中で棄権することはないものとする。                     A:ハードル走の間、Bには1回だけ抜かれたが、1回抜き返した。               B:ハードル走の間、3人のランナーを抜いたが、2人のランナーに抜かれた。           C:ハードル走の間、1回だけ順位が変わったが、1位になることはなかった。            D:先頭で短距離走を終えたが、ハードル走で転んで一気に最下位になり、そのままゴールした。                  E:ハードル走の間、常にAより前を走っていた。                    ①3 ②4 ③5 ④6 ⑤7                  Dの発言より、        Aの発言より、Aは、短距離走を終えたときにはBより上位でした。               ハードル走の間に一瞬Bに抜かれますが、すぐに抜き返してゴールしたのだから、結局ハードル走が終わったときにはやはりBより上位ですね。                     さらにEの発言から、こうなります。
Bの発言より、Bはハードル走の間に3人抜いたのですが、一体誰を抜いたのでしょうか?                     この3人の中に、もしもCがいたとすると、Cは嘘をついていたことになります。                     なぜなら、Dがすってんころりんと転んでいるときにCはDを追い越します。          その後(前でもいいけど)Bに抜かれたら一回順位が上がってから今度は下がってしまったことになり、「1回だけ」順位が変わったということにならないからです。                         よって、Bが追い抜いた3人は、A、D、Eです。                    このとき、Cは図の左(上位)にいたか、右(下位)にいたか?                左にいたとすると、CはDを抜いたときに1位になり、Cの発言がまたまた嘘になるので、右側にいたのです。               つまり、Cは短距離走では5位で、Dのみを抜いて最終4位。
よって、最終順位はE、A、B、C、Dの順。                     短距離走終了時はD、E、A、B、Cの順でした。
よって、Aの最終順位(2位)+Cの短距離走を終えたときの順位(5位)=7。            正解は肢⑤です。











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