公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

2021年度国税専門官1

2020-09-12 07:42:00 | 論理
先日、国税専門官試験が行われました。
とれたてのほやほや問題を解説していきます。                                                                          あるサークルのメンバーに、行ったことがある国について尋ねたところ、次のことが分かった。このとき、論理的に確実に言えるのはどれか。                                    ○米国に行ったことがある者は、英国とロシアに行ったことがある。                  ○英国に行ったことがある者は、中国に行ったことがある。                  ①英国に行ったことがあるが、米国に行ったことがない者は、ロシアに行ったことがある。                  ②ロシアに行ったことがあるが、米国に行ったことがない者は、中国に行ったことがある。                  ③ロシアと中国に行ったことがある者は、英国に行ったことがある。                  ④中国に行ったことがないが、ロシアに行ったことがある者は、英国に行ったことがある。                  ⑤中国に行ったことがあるが、ロシアに行ったことがない者は、米国に行ったことがない。                                                        まず、本問とは関係のない話から。でも、実は関係あります。                    テレビで、将棋の藤井聡太2冠にインタビューしていました。                   「渡辺明3冠の場合、フットサルをしたりして気分転換したり、他にも、ジョギングだったり、麻雀だったり、棋士の方は趣味も豊富ですが、藤井2冠は、どんなことをして気分転換されてますか?」                  「そうですねえ、詰将棋を解いたり、他人の将棋を観戦したりするのが好きですね」                  少し空気がヒンヤリしたのを見事読み取った藤井2冠は、そのあととっさに「あと、鉄道が好きなので、〜系の〜が最近出たので、それに乗るのを楽しみにしています。」                 オイオイ、息抜きでも将棋か?こいつは間違いねえ、変人だあ、という空気を読み取ったのですね!                   さて、将棋のルールを知らない人は、絶対に詰将棋を解くことができません。                  では、囲碁のルールは知っているが、将棋のルールを知らない人は、詰将棋を解くことができるでしょうか?                  さらに、囲碁のルールを知らず、将棋のルールを知らない人は詰将棋を解くことができるでしょうか?                  囲碁のルールを知ってようが、知ってなかろうが、将棋のルールを知らないのだから、詰将棋を解くことができる訳がありません。                  では、本問です。条件を図にすると、
よって、米国→ロシアです。これの対偶は、ロシアに行ったことがない者は、米国に行ったことがない。よって、正解は肢⑤です。                  中国に行ったことがあろうがなかろうが、この人はロシアに行ったことがないのだから、米国に行ったことがないのですね。ここをポチッとお願いします。→
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