伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

Menotti、ついにアルウィンに降り立つ!

2008年09月14日 23時24分25秒 | なでしこリーグ
本日、なでしこリーグDIV2、14節が松本アルウィンで行われました。
大原学園は、バニーズ京都をホームに迎えます。
先日にも書いたとおり、現在バニーズは最下位で、ここに万が一でも取りこぼしたり、引き分けたりすることは当然許されません。ましてやホームですから・・・。

それにしても、バニーズが最下位というのは、この試合に向けて公式ホームページでチェックして初めて知りました。ちょっと意外でした。バニーズ京都はスター選手はいないものの、堅実で基本通りのサッカーをするチームで、大原学園は割と苦手にしている気がしていて、DIV2ではだいたい真ん中あたりにいるイメージだったからです。

今年は、最初、準加盟のアサヒナが勝てずに、最下位独走かと思っていましたが、最近アサヒナは初勝利も挙げて、徐々によくなっている感じだったので、今はR熊本アサヒナが最下位争いをしていると思っていました(失礼しました)。

とにかく大原としては何とか前半から先制して、大量点で勝つ必要があるし、そうできると思っていました。

ところが、試合が始まると、様子が違うのです。とても最下位のチームとは思えない、サッカーで、大原学園のゴールに迫っていました。サイドも良く走って攻撃参加し、最後の詰めは甘いものの、中盤を支配してパスを回し、効果的なサイド攻撃をしていました。ところが、決定力不足というか、運のなさというか、ことごとくシュートを外してしまいます。ポストに左右二回当たって外れたり、GKと一対一でセーブされたり・・・。

この辺が最下位の理由なのでしょうか???

大原学園は最近は先発もほぼ固定になってきたようで、いつも通りの布陣。ただ、中盤のこぼれ玉もなかなか拾えず、攻めは橋浦、川村を裏に走らせて、放り込むようなサッカーでした。中盤省略って程でもないですが、足の速い橋浦の特長を活かすための作戦なのでしょうか。

橋浦のスピードと決定力は、少なくともDIV2ではある程度計算できる戦力です。今日も、何度か前半から、彼女が抜け出して、好機を生み出していました。そして前半何分か忘れましたが、やはりうまくオフサイドラインをかいくぐり、橋浦の飛び出しから落ち着いて決め、押されながらも大原学園が先制です。バニーズにしてみれば、攻めながら決めきれないうちに、カウンターからきっちり決められた、という印象でしょう。これもサッカーです。いくら良い組み立てをしても、ゴールに入れないと勝てません。ただ、その後、畳みかけるでもなく、試合は一進一退のまま、前半終了を迎える寸前でした。ロスタイム1分、ペナルティエリアからかなり遠くのほぼ正面、バニーズが得たFKから、確か5番の細川でしょうか、ゴール左上隅のGKが届かない所に見事に決めて、同点でハーフタイムです。

後半、佐藤選手を出して、これもいつも通りですが、どうもキャプテン、杉山の動きがよくありません。どこか調子悪いのでしょうか、そう思っているうちに、早めの交替です。最近途中交替が多いので、とても心配です。

試合は相変わらず中盤の主導権を握られながらも、相手の決定力不足と運のなさ、さらには守護神澤田の見事な読みとセーブに、救われて無失点に抑えました。そして後半(真ん中くらいかな)、ゴール前の混戦の中から、飛び出した浅野が近距離から豪快に決め、勝ち越しです。そのまま逃げ切り、何とか勝利を収めることができました。澤田さん、ほんとサンキューでした。今日は間違いなく彼女がMVPですね。

さて、試合も無事終わり、今日はまた前回の伊那で味をしめた、Menottiファミリーが、またもエスコートキッズと試合後のサッカー教室と抽選会に潜入していました。

朝早く来た甲斐がありました。下の子はまたARGユニフォームで、JFA長野県の人に憶えられていたみたいで、光栄なことです。しかも今日は親子でサッカー交流会、しかも大原の選手と同じピッチで、しかもアルウィンです。

試合が終わるとMenottiは子供の手を引っ張り、喜びいさんで、アルウィンのピッチに降り立ちました。天皇杯でもなんでもなく、まず試合でこのピッチに立つことはないだろうなーと想いながら、柔らかい芝に触れてみました。前回の伊那のピッチの方が正直整っていました(伊那の芝を管理する子供のチームのTコーチの肩を持つわけではないですが・・・)。でも、もう時期が時期だから、所々枯れて茶色になっているのかも知れません。

サッカー交流会は、園児、1~3年、4~6年に分かれて行いました。自分は園児担当だったので園児のクラスに入ったのですが、こちらには先ほど大活躍の澤田選手が入ってくれました。試合の後で疲れているところだと思うのですが、ギャグを飛ばしながら、気さくというか、まじで面白い人ですね。

上の子は嫁さんと1~3年のクラスだったのですが、こっちはミニゲームで谷川、杉山選手等と実際に対戦して、すごく羨ましかったです。でも小学生はどちらか女性でなくてはいけないという事なので、母親が入るしかなかったのです。彼らの話によれば、やはり選手はうまかったそうです。

交流会も終わり、伊那と同じように抽選会が行われました。さすがに伊那より競争率が高く、ボールは当たりませんでしたが、今回、初参加のMenotti嫁(ENG)が給水ボトルを当て、お気に入りの篠原、谷川、澤田選手にサインをもらい、大満足のようでした。子供たちはやっぱりボールが欲しかったみたいで、今後もこのような機会があれば、喜んで参加してくれそうです。

去年までは、Menotti一人でなでしこ観戦に行って、孤独感や、家族から疎外感を味わっていたこともあったのですが、このように家族で楽しめれば、とても助かるし、良いことだと思います。関係者の皆さん、お世話になりました。今後も何かあればできるだけ参加したいと思っています。

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