読書感想日記

最近読んだ本の感想

「狗賓童子の島」 飯嶋 和一 著 小学館

2016-04-23 15:55:03 | 歴史物
 飯嶋さんの持つ「小説の読み応え」を、あらためて感じさせていただきました。

 一行目から目の前に広がる世界で描かれるのは「義」。
 不条理な世の中で、弱い立場に置かれた人々のために、本当に全てを捧げる人…その恩を忘れまい、と語り継ぎ、必死に報いようとする人々…
 人間の醜さ、優しさ、そして垣間見える希望…が、巧みに描かれる。

 幾度となく、胸が、目頭が熱くなる。

 私の人生など、社会で見れば何でもないものだからこそ、登場する人々を見習って、残された時間だけでも、何かお役に立つように生きていきたい…と思いました。
 
  

 

 

  

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