読書感想日記

最近読んだ本の感想

「ゆめのちから」 盛田 淳夫 著 ダイヤモンド社

2015-07-27 16:59:49 | ドキュメンタリー
 国産の食料品は、おいしい。そしてその分、代金が高い。
 そのもどかしい問題を克服しよう、と著者が率いる会社で働く人々や、協力して製品開発に携わった人々の話しであり、彼らが生み出した素晴らしい商品の話しである。
 これまで、私は、この会社の有力商品について、見たり聞いたりしてはいましたが、実際に食べたことはありませんでした。
 しかし、この作品から、彼らの商品を生み出すための研究開発にかける意識の深さを知り、早速「ゆめちから」から生み出されたパンをいただきました。
 本当に、おいしかった。

 ただ、この作品では、著者の自負なのでしょうが、所々で、自分の会社は製パン業界での大手だ、と言わんとしているような言い回しがやや気になり、また、登場する人々が大変な思いをして努力されていることは理解できたのですが、今ひとつ、具体的に、苦労している感じが伝わってきませんでした…

 でも、「ゆめちから」で作られたパンは、おいしかったです。
 これからも、応援したいと思います。
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「人生に迷ったら知覧に行け」 永松茂久 著 きずな出版

2015-07-19 10:45:06 | 随筆
 時々、視線を、読んでいる作品の文字から現在の私の周囲に移した瞬間、とてつもない違和感を覚えることがある。
 この作品は、正にそのものであった。
 身も心もそして命までも、愛する人・家族・故郷そして国を護らんとして捧げた先人達の残していった言葉…それは、先人達が護ろうとした人々への遺言であると同時に、現代を生きる我々に対する遺言である。
 …日本は、良い国になっていますか…
 涙があふれるとか、感動した、等という言葉では、とうてい言い表せない思いで、私の胸はあふれんばかりでした。

 「国民を守り、戦争をしない」ためのとても大切な『安保法案』。
 「自国民を守り、国家を守る」という大原則を「危険思想だ」等として、マスコミをはじめとした馬鹿ものどもがあおり立てるのは、日本だけだ。

 日本を世界中から尊敬される良い国にして下さい、と貴い犠牲を払った先人達の願い… その思いを正しく実現させるべき責任を負っている私たちは、日本の置かれている世界情勢を正しく知る責任があり、また、自分たちは自分たちで守る、という世界中でごく当たり前の責任を果たせる体制をつくる…正に、第一歩として果たさなければならないことである。
 
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「人生8勝7敗最後に勝てばよい」 尾車 浩一 著 潮出版社

2015-07-13 23:16:04 | 随筆
 今時、否定というか軽視されつつある精神力、忍耐力そして努力…
 今まで、私は「努力すれば報われる」という言葉に、何となく違和感を覚えつつも、報われる日を信じて、細々ながら頑張っていたつもりでした。
 しかし、この作品で著者が唱えている「努力」の捉え方を読ませていただき、なるほど、と納得できました。
 そして、今まで自分が「努力」と信じて続けてきたことが、如何に自己満足あるいは他人と同じレベルでしかないことに気づき、これでは、いつまでも思うような結果が得られず、負け越しの人生で終わってしまう…と痛感しました。
 大勝せずとも、是非、良かったと思えることが一つでも多い日々を送れるよう、改めて「努力」していこうと決心しました。
 
 
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「悟浄出立」 万城目 学 著 新潮社 

2015-07-13 22:41:00 | 歴史物

 「生き方」について考えさせられる短編が幾つも納められています。
 それぞれが有名な話しで、内容を知っているつもりでしたが、実は、きちんと読んだことがなかった…と、恥ずかしく、是非とも、原典を読んでみたいと思いました。
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世界から猫が消えたなら 川村元気 著 マガジンハウス

2015-07-10 19:40:26 | 小説
世界から猫が消えたなら
川村元気 著 マガジンハウス

生きること…そして死ぬこととは…深く広く、永遠のテーマであろうことなのに、最後まですぐに読み終えました。
人が人生を生きる上で、果たして何が大切なのか…
忙しさを言い訳に、大切なこと、大切な人を顧みない日々…その忙しさの一つ一つが、実は如何に些細なものか…
私は、自分の死を悲しんで貰いたいなんて全く思わないので、賛同できない部分もあるが、これからの日々を大切に使いたいと思わせてもらいました。
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