読書感想日記

最近読んだ本の感想

「プリンセス・トヨトミ」 万城目 学 著 文藝春秋

2010-04-02 00:50:56 | 小説
 江戸幕府が開かれるまでは、我が国のトップに君臨した大都市、それは大阪。
 そこに生きる男たちには、その当時から密かに、いやある意味では公然と引き継がれてきた、大切な、そして壮大な任務があった…
 ちょっとあり得ないでしょう…と否定しつつも、個性的で愛すべき彼らの姿を見ていると、妙に納得してしまう。
 そんな彼らが非常事態に追い込まれ、やむを得ず作戦決行の指令が…
 任務完遂のために身体を張ろうとする彼らの姿は、まさに、この世を、悲壮なまでの決意で支えていると自負する勇者たちである。
 しかし、本当にこの世を支えているのは…
 やっぱり、こんなことはあり得るのかもしれません。
コメント
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