読書感想日記

最近読んだ本の感想

「まほろ駅前多田便利軒」三浦しをん 著 文藝春秋

2024-05-26 22:12:59 | 小説
 強いんだか、強くないんだか…格好いいんだか、恰好悪いんだか…
 そんな仲のいいコンビが、小さなはずの街で、一見奇妙な人々と渡り合い、つながり、助け合う…怖いけど、こんな街に住んでみたいと思わせてくれる素敵な作品でした。
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「アルプス席の母」早見和真 著 小学館

2024-05-26 18:31:23 | 小説
 体育会の部活で健気に頑張る子供。子供のために、どんな苦労も厭わず支える母親。
 華やかな一方で綺麗ごとばかりではない世界に、人物の人間性があからさまになる。
 胸が熱くなる題材だからこそ、突然の人格変更など私には馴染みにくく気になってしまうところが幾つかありました。あくまでも文章の好みなのでしょうが…
 
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「和菓子のアン」坂本 司 著 光文社文庫

2024-05-12 20:06:26 | 小説
 こんな素敵な作品に出会えて、幸せです。
 これから私は、みつ屋と河田屋を探す旅に出ます。
 できればアンさんたちにも会えますように…


 
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「アリアドネの声」井上真偽 著 幻冬舎

2024-05-06 21:43:12 | 小説
 困難という壁に、どのように対応するか。
 正攻法、支援要請、迂回、撤収…常に状況は変わり、刻々と決断し実行しなければならない。
 また人間とは、信頼しあい能力を伸ばせる一方、トラウマやエゴも隠し持っている。
 極限状態の下で、それら全てが、見事なまでに一つにまとまっていく。
 読み応えのある、素晴らしい作品でした。
 
 
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「森のくまさん」堀内公太郎 著 宝島社

2024-05-06 21:21:37 | 小説
 表紙を見て手に取る。
 プロローグで引き込まれ、あとは一気読み。
 面白いほどさまざまなタイプの人物が登場するが、くまさんの気持ちがわからなくもない私は、あちらの人間なのだろうか…
 最後の最後まで、人間のエゴを堪能させていただきました。
  




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「君を守ろうとする猫の話」夏川草介 著 小学館

2024-05-04 20:19:57 | 小説
 人間は、生きていくにはあまりにも弱い動物。
 心に闇を抱き増殖させ成りあがるべきか…あるいは互いに助けて支えあうか…
 レイ・ブラッドベリの名著を彷彿させつつ、懐かしい再会を織り交ぜながら、金言を散りばめた素晴らしい作品です。
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