「検事の本懐」柚月裕子 著 角川文庫

　「本当は」どんな行動をしたのか…それは、「なぜ」なのか…
　犯罪に該当する行動をしたと疑われている当事者へ、常に公平かつ冷静に、そして一人の人間として接する主人公。そこから見えてくる真実。
　ときにスカッとし、ときに胸が熱くなり、とても素敵な作品でした。
　　　
　
　
　

「ひと」 小野寺史宜 著 祥伝社文庫

　一人一人に違った人生がある。
　人生も、道の選び方次第で行く先は異なってくる。
　だからこそ「幸せ」「不幸せ」なんて二択で単純に図れるものではない。
　ましてや他人が人の人生を評価できるものではない。
　本人が後悔せず歩んでいるならば、それは立派な人生であろう。
　私も、折り返しをとっくにすぎているので、後悔しない人生を歩みたい。