仕事をつくる 安藤忠雄

去年の3月、日本経済新聞朝刊に載った「私の履歴書」が本になった。

今までなんとなく、「安藤忠雄」に良いイメージがなかった。
でも、震災をまたいで書かれた本であること、
あの安藤忠雄の「仕事をつくる」方法とは？自然に興味が湧いた。

読んでいると、安藤さんの人間力に圧倒された。
建築を独学で学んだというのはやっぱり本当、それを成し遂げたパワーも、
７０歳を超えた今なお衰えていない事が、その文章から強烈に感じとれる。
驚いたのは、パワーだけじゃない。とても謙虚な人だった。

本の中には、たくさんの著名人が登場する。まったく無名の頃から。
大阪の下町育ち、大学も出ておらず、コネもなく正に裸一貫の安藤さんが、
それらの人々と繋がっていったのは、安藤さんの人としての魅力がすべて。

誰かと出会うたびに何かを学び、一人一人との繋がりを大事に育てて、
「気力、集中力、目的意識、強い思い」を仕事に結集させることで、
また新たな仕事につながっていく。そうか、これが「仕事をつくる」って事。

でもその実、「連戦連敗」だという。
実際に負けた京都駅ビルの事も書いてある。そして素直に評価している。
負けても尚、何度でも挑戦する。建築家には、その覚悟が必要だという。

ほかにも、客員教授で招かれたイェール大学、ハーバードで刺激を受けた話、
ＭＯＭＡや、ポンピドーの展覧会では事務所のスタッフだけで取り仕切った話、
それだけ聞けば自慢の様だけど、当時の気持ちが率直に書かれているから、
すごく近く感じられて、読んでいる方もドキドキワクワクしてくる。

安藤さんと言えば、大きい仕事ばかりのイメージがあるけれど、
植樹活動や、子供たちに向けた活動など、実に色んな活動をされている。
そこには、ボランティアという言葉はない。あるのは、ただ熱い思いだけ。

日本と、日本の子供たちの昔と今、未来への思いも、とても感銘を受けた。
力強く生きてきた人の叱咤激励は、日本の未来を温かく照らしてくれている。
こんなすごい人が、大阪人であることを誇りに思って、
大阪に住み続けてくれている。まだ大阪も捨てたもんじゃないな。
世界中の安藤建築を巡ってみたくなった。

デパ地下で晩ごはん

どうも、どうもどうも(誰)。
先日、ＴＶで歌うフミヤに惚れ直し、涙しそうになった私です。

昨日ホントは、梅田シャングリラにライブを聴きにいくはずだった。
駅に着いた頃、誘ってくれた人から、急に行けなくなったとのメール。

しばし呆然。振り仰ぐと、外はいつのまにかすごい雨。
行きに寄るはずのスカイビルのオクトーバーフェスも、開店休業だろう。
まぁ、良かったかも。。。そして一人、フラフラと伊勢丹地下へ。

梅田で、暇と時間をもてあました時は、とりあえずココに寄ってみる。
巷で話題のケーキ屋さんが、週替わりでコッソリ来ていたり、
和酒空間「TASHINAMI～たしなみ～」というコーナーでは、
お酒１杯と有名店の料理がセットで1500円で楽しめたりして、
地味に変化に富んでいるのに、常に空いているところも良い。

そして私のイチオシは、銀座天一のイートインコーナー。
清潔な白木のカウンターには袖壁もあり、周りから見えにくい。
一番安い840円の竹天丼でも、エビ2匹にイカにナスと結構、豪華。
それに漬物とお茶がつく。お茶は、なくなるとすぐ注いでくれる。
あっさりした天丼はもちろん、お茶までが完璧においしい。

梅田へお越しの際は、ぜひ一度お試しあれ。

お呼びでない？

初出勤から１０日経ったけれど、まだ仕事らしい仕事は何もしていない。
まず、CADを２種類（会社独自のとJW…因みに私が習ってたのはAuto）を
覚えなくてはならず、吐くほどある商品の長い長い型番やら、
構造の知識もしっかり頭にいれとかなきゃならない。

今のところ、戦力どころかただのお荷物。派遣なのに。1年しかないのに。
ま、未経験だから仕方ないっちゃないんだけれど。
そもそも1年期限のこの新体制を、誰も歓迎しておらず、お呼びでないのだ。
いたたまれないが、とりあえず気付かないふりでやり過ごす。

とまぁ、グダグダ言ってても仕方ないので、とりあえず今から復習を。
１年後、「辞められたら困る」と謂わしめる為、頑張れ私！！


あそうそう、土曜日の大野君のマイケルを録画してる方、どうぞご一報を・・・

えぇ、働きますとも。

私ごとですが、ていうか私ごとばっかりのブログですが、
明後日から働くことになりました。

ボチボチ就活せなな…重い腰をあげて3日目にまさかのスピード決定。
短大出たときは、丸1年かかったのに。運、キテるかも。

といっても、派遣ですが。
でも一応、仕事面で妥協はなく、希望してた通りの仕事内容(たぶん)。
ちょっと通勤は遠いけど、一年間は修行だと思って、頑張る所存です。
というわけで、夏休みで退校となり、しばらくは火水が休みになります。
平日お暇な方、どうぞ、よろしく。。。


昨日から、母と二人、滋賀の叔母の家に泊まりにいってきた。
この叔母は、紆余曲折ありながらも、バリバリと働いてきた人で、
何歳になっても人はチャレンジできるって事を体現している人。

酒(ウィスキー)とたばことコーヒー(もちろんブラック)をこよなく愛し、
クーラーは嫌いと言って36度でもつけず(家にない)、
テレビも面白くないと言って10年以上もつけたことがなく(でも液晶)、
部屋は猫の毛がすごいし、お世辞にも綺麗とは言い難く、
声は酒やけじゃないらしいけどガラガラ、今は腰も曲がってるけど。
私も、周りに流されない強さがほしい。まずは、働かねば。



叔母ちゃんおすすめの、草津市立水生植物公園みずの森へ。



ハスの花って、なんでこんなに綺麗なのかよ～（孫口調：古い）


この下にレンコンはあるのか？気になる。


私の希望で、佐用美術館へ。エッシャー展が思いのほか感動。

ダークナイト ライジング

久々の映画ネタでっせ。
実はちょこちょこ見てるけど、載せてないだけでね、えぇ。
でもやっぱり、この映画だけははずせない。

あの衝撃の名作、「ダークナイト」から早４年。
どんだけ待たせるねん、どんだけ期待させるねん、え？
先に見た人の感想は、だいたい同じで、
「ダークナイトは超えてないけど、ちゃんと終わったよ。」
び、微妙。ま、見るしかないってことか。

で実のところ、私の感想もそんなところ。
まずあの前回の２作からして、大きく失敗する心配はない。
そして今回も、あの世界観、重厚感にどっぷり引き込まれる中、
正義とは？平和とは？絶望の淵を見たもののその先は・・・
アメコミとは思えない、深くて重いテーマをぶつけてこられる。
正に大人こそが見る映画だと思う。

前回のダークナイトがなければ、この映画に100点をあげてるかも。
でもやっぱり、アメリカってすごい。改めて思ってしまう。
冒頭の飛行機のシーン、アレ実写ですってよ？奥さん。
それに比べると日本のアクションものは・・・残念。



アン・ハサウェイって人は、かっこよく化けたなぁ。
どんな役もハマってる。このキャット・ウーマンも抜群だった。
あのキュッとしまったウエストが、喉から手が出るほど欲しい。