俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

見えない恐怖

2008-04-15 16:17:46 | Weblog
 アメリカ、中国、インドなどで地下水が枯渇しているそうだ。北京周辺では1,000mほど掘らないと水が得られないらしい。
 黄河が渇水すればマスコミは騒ぐが、地下水が枯渇しても騒がないのは目に見えないからだろう。見えないものについて騒いでも関心は集まりにくい。映像が無ければインパクトが無い。しかし見えないもののほうが怖い。放射能やアスベストは見えないからこそ一層危険だ。
 地下水の枯渇が目に見える状態になった時には既に修復不能の状態になっているのではないだろうか。丁度、放射能やアスベストが人間の死という事態を招いてから初めて注目されるようなものだ。

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