電力不足

新聞テレビでは、電力不足、電力不足と騒いでいるけれど、別に夏の３ヶ月間電力供給量が不足しているわけではない。
関西電力が大きく不足している以外は、ほとんど間に合っている。
他の２社は計算上は不足しているけれど、節電とお天気しだいでどうなるか分からない、仮の数字である。
東日本大震災のときには、工場の生産を関西へ移したということがあったように思うけれど、今度は関西が不足することがはっきりしたら、関西の工場生産を他の地域に振り分けることが出来ないだろうか。
また、東日本大震災後は、出勤日を土日にした会社もあったけれど、わずか２ヶ月くらいなら、そのようなことが出来るのではないだろうか。
もっといえば、ピーク時は１時から４時までというから、各社が輪番制のようにして、昼間の休憩時間をずらしたり、長くしたりしたらどうなのだろうか。
関西電力の電力見通しを見ていると、１６．３％不足し、大飯原発を稼動させると何とか間に合うといわれると、いかにも原発の再稼動がなければどうしても足りないといっているようにしか写らない。
ピーク時の電力使用の見通しが２９８７万キロワットに対し、大飯原発の供給量は２３６万キロワットで、約１割でしかない。
わずかこれだけの電力量のために、危険を冒す必要がどこにあるのだろうか。