昨日、あるテレビの番組では、20人の医者にある質問をして、イエスかノーかで答えてもらうのである。
ところが、質問によっては真っ二つに意見が分かれているのである。
質問は、ダイエット、痴呆、脳ドック・・・である。
例えば、脳ドックを受けて、早期発見したほうが良いという医者と、脳ドックを受けてみても、もし悪いことが分かれば、コレステロールを減らす、血圧を下げる等の注意をすることであるから、脳ドックを受けるか受けないかに関係なく日ごろからそれらについて注意すればよいということである。
ところで、最近はセカンドオピニオンが言われるが、我々から見た場合、どの医者がどのような意見を持っているかは分からない。
簡単な例で言うと、虫歯になって医者にかかる場合、歯を削るかすぐ抜いてしまう医者にかかるか、それとも経過を見ながら悪くなるようなら治療しましょうという医者では、金銭的な面も含めて、こちらの対応はまったく違ってくることになる。
しかしながら、実際に医者がどのような医者か分からないで、第2の医者に意見を聞いても、その医者がどちらも虫歯を抜くという医者だったら、第2の意見を聞くこと自体が無意味に近いことになる。
医者の間でそのように違うならば、何らかの形で患者にそのことを知らせて欲しいものである。