コンビニ経営相談室「あかり」

気がついたら全てを喪失、それがコンビニオーナー。加盟を阻止し、脱退を支援します。コンビニの経営の現実をお知らせします。

経営者に、不信感をいだかせないMSの怖さ。

2014年10月23日 02時54分41秒 | 日記

私のホームページに掲載している記事から。ーーーー

MS(ミステリーショッパーズ)について

あるサイトからの引用です。

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ミステリーショッパーはただの健康診断ですから~(わざわざ振り返ってニコッッッッ!!)」

とは、2010年10月に北海道で開催された、ほぼ全道全オーナーか店長が参加した、R社のオーナーズミーティングであうる社長が放った言葉である。

 ”オーナーズミーティング”というと随分聞こえがいい。本部が、社長直々に加盟店と対話しているように聞こえる。しかし冒頭にある言葉は、実はそのミステリーショッパーによる、極めて一方的かつ点操作も容易に可能で本当に加盟店と信頼関係を築く気があるのかという疑問を十分に抱かせる様な、その様な採点結果によって、”契約更新拒否”をされて生活基盤を失いそうになって苦しまされているオーナー達も出席している中で放たれた言葉なのである!!!!

 これでは、契約更新時期に差し掛かっていないオーナー達を欺くための言葉になってしまっている。仮に、「わざと欺いてはいなくて、違う意味です」と言ったとしても、聞く側に対して「錯誤の誘発性」が極めて高く、しかもその取り違えた意味は究極的に重要な内容だ。

 「更新時期に差し掛かっているオーナーは割合で言うと少ない。差し掛かっていないオーナー達にミステリーショッパーによる採点結果を契約更新拒否材料に使っている事を知られなければ、本部のミステリーショッパーのやり方を不当と考えるのは少数派ということにできるし、連帯も難しくなるに違いない。」

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 店舗を一定レベルに維持するために、こういったチェック機能が、必要なことは、誰でもわかる。店舗維持レベルが、本部の望むレベルに達しないのであれば、お互いの合意により再契約をしないという事は、まだ理解できる。

 どうも、R社のMSの運用は、店舗レベルの維持向上というよりも、店舗の選定の手段に使われている傾向にある。

「製造小売業」を目指すが故に、計画生産を行います、店舗の需要を基に積み上げる、生産量ではなく、計画生産量を

店舗に押し込む仕組みを構築していっている。故に計画数量の店への投入を拒むものは、MSを使って淘汰されてゆく。

 

MSによる、店舗支配が、こうして築かれていった。恣意的に運用されるMSを武器に多くの単店舗経営者が、再契約を

阻まれ、今まで蓄えてきた生活基盤を失い、路頭に迷っていった。そして、また、触手を伸ばされているのが、4番手

以下のコンビニの地域運営会社だ。最終的にはその加盟者だ。

 契約書の中です、一番危険なのは「MS評価は、常時70点以上を維持されていますか?」という文言だ。

簡単な文言だが、これを厳格に適応することにより悲劇がおこる。いつくるかわからない、かつそのチェックする

日時、時間、状況にたいする考慮はない。

 ブレーキとアクセルとを間違えて乗用車が、飛び込んできた日にチェックがあったが、点数に考慮はなかった。

このMSの点数は、絶対的に運用される。なにがあろうと考慮されることはない。

 この事実を、あらたにR社としてスタートされるかたに知ってもらいたい。

 

下の表はク、今年の7月までのあるコンビニ本部の出店、閉店数だ。(経営者の変更数は含まれない)

     3月      4月    5月   6月    7月   合計

出店 65      86    51    63    72    337

閉店 21     34    28    37   39    159

純増 44     52    23    26    33    178

 

 5ヶ月で159店舗が、閉店している(途中で契約者が交代したものは、含まれていない)。

 閉店は、極度の不振店舗だ、多くの加盟者が、ものも言えず、コンビニ経営から去って行っている事実を

よく認識していただきたい。MSでものもいえず、大量商品投入で廃棄をださざるを得ず、経営を悪化させて

いったオーナーさんの気持ちが伝わってくる。

「世界No.1の小商圏型製造小売業」を目指します。そう言って店舗に計画的に商品投入をする本部の

冷酷さが、伝わってくる。ーーーーーーー

大分、古い記事だがそのまま掲載している。

MSの怖さは、経営者に警戒心を抱かせない怖さだ。

コメントを寄せていただいた、方からもあったように、契約更改時に

MSの評価が、急に悪くなると言う事だ、悪くなるというよりどこの店舗でも

その時は、評価が悪くなる時期に巡回する。

私のときは、エリアで最初、5連休最後の日の、夕方8時。品揃えで2点足りなかった。

それも、支店長との面談で、次回からのMSが対象ですからといわれた前の日に巡回した

MSの評価で、半年の延長契約を結ばされ、競合店連続出店の時期を迎えた。

競合店対策、MS対策、優先順位は、MS対策。MSでいい点数がとれなければ、再契約が

阻まれ、生活の基盤を失うからだ。だから、競合店が出店し、売上げが下がる中

品揃えを続け、それなりに人を充実させた。

契約更改に備え、それなりのお金は用意していたが、銀行の管轄店舗の変更で10日間だけ

都合がつかなかった。社長宛の嘆願書を書きどうにか、そのまま延長をと望んだが、

その結果、突きつけられたのが1年半の再契約延長の契約書、実質その後契約解除の契約書だ。

そのとき社長への嘆願書の返答に支社の部長が来て、面談したが返ってきた言葉が「よくこの利益でやってるな」という言葉。

契約が完了していれば、MSに配慮する事なく利益に邁進できる。MSがあるがゆえに無駄な廃棄と人件費を

使わざるを得ない状況をわかっていてのこの言葉だ。

 こうしてMSを使って、利益が悪化した店舗からのチャージを減らす事なく、本部は利益をだす。

問題は、再契約をにおわせながら延長させるこの手法だ。

12年間夫婦二人、休みも取らずそれなりの店舗経営してきた自負もある、だから

自分の店舗は再契約拒否にあうことはないという気持ちが大きい。

それらの、プライドを踏みにじってのことだから、たちが悪い。

未だに、この会社の本質を知らず、真面目に、破滅に向かっている人がいる

今、将来この会社の加盟店でいて「利益がとれるのか」、「家族をまもれるのか」

その観点で判断して欲しいと思う。