ひとり語り 劇車銀河鐵道 いちかわあつき

 ひとり語りの口演や、絵本の読み語りなどの活動をしています。
 何処へでも出前口演致します。

尊敬する先輩。

2009-11-20 13:05:17 | Weblog
 私には尊敬する先輩があります。といって、高校時代の上級生ということで、一応先輩と呼んでいますが、読書ということにおいての先生ともいえる人です。

 性別や職業についてはいいません。それは、尊敬する対象とは、直接はかかわりのないことですから。
 私はその方の、生き方やあり方について、常に襟を正させられ、姿勢を良くさせられる気がするから、尊敬しているのです。

 こんな風にいうと、ご本人からは叱られるかもわかりませんが、別にスーパーマンでもなければ、カリスマ何々とか呼ばれる人ではありません。私たちと同じように、悩んだり疑問を抱いたりしながら、社会生活を送っている人です。
 が、そうであっても、その日々の中に、人が人であることの根本に宿る美しさや、細やかさがその先輩の言葉や立ち居振る舞いに現れてくることは、現代社会には稀な姿のように思えます。

 逐一例を挙げてお話したいのですが、そうすると誰なのかが垣間見えてきそうなのでやめておきます。

 いつも先をいっている人。
 背中を眺めて憧れますが、決してその距離は縮まることはないでしょう。
 しょっちゅう出会えるわけではありませんが、また何時か出会って、いろいろと教えてもらいたいものだと思っています。

 愚鈍な私は、賢明な人に憧れを抱きます。

「誠実」に生きることを馬鹿にするな。「誠実」であることは、やはり人間のあり方の芯を支えるものなのだ。

 私は、先輩を仰ぎ見て、そんな言葉が心に浮かびました。