脳梗塞でも多くの人は脳に向かう動脈が詰まって脳に血液や酸素が行き渡らなくなる
のが一般的で、オデコの前にある前頭葉にダメージを受けて普段の生活に支障をきたし
酷い場合は半身不随とかの後遺症が出るくらい。
自分の場合は脳からの出口の静脈が詰まって脳には血液が供給されていたけれど心臓への
帰りが悪くなって後頭部に淀みが出来ていました。
もちろんそのまま時間が経てばドンドン後ろが詰まっていくので結果は同じようになって
いたのだと思いますが、早期というか初期に見つかって助かりました。
前頭葉がやられると最低限の人間としての機能がやられることが多いそうで、その辺は
無事だったのが、静脈辺りにあるワーキング・メモリーというのがダメージを受けました。
入院翌日には意識も言語も回復して普通に話しもできたのに、自分の名前は分かって
いるのに文字の書き方が、それ以前に鉛筆の持ち方・使い方が思い出せませんでした。
翌日には鉛筆の持ち方戻り漢字が書けるようになり、金釘文字ながら医師にも看護師にも
読めるようになり、三日目にはほぼ普通に書けるように戻りました。
でもそれから次の日に平仮名、二日してカタカナと簡単なはずの方の文字を書くのに
時間を要しました。
算数もいわゆる九九という範囲の掛け算や、余りの出ない割り算はすぐに回復しま
したが、足し算に時間がかかり、引き算はいまだに小学生レベル。
他の方のブログにお邪魔した時も画像認証で時間がかかります。
ここのブログのように数字4桁でも記憶して書き込むのがギリギリ。
英数字混在の6桁以上になったりすると大変で、3桁以上を記憶しておくのがほんの
数秒前に見た物でも難しいのです。
アルツハイマーや認知症とは違って今の今の記憶が残りにくいのです。
脳梗塞になる前までの記憶はかなり前のまでも覚えていて不思議なんです。
ブログやLINEなどもかなりスムーズに打てるようになって、ヘタすりゃ返信が
早くて相手の書き込みが遅くて会話がズレるくらいにも。
ただ相手の人には気づかれませんが打ち間違い、入力間違いがかなり多くて大変です。
送信の前に気づくので修正をかけてから送るので相手の方には支障がありませんが
倍、疲れます。
年齢による老化とボケに間違いやすいのですが、「送信前に気づく」という動作を
考えると老化によるものではないことになります。
今日も数日前も読者となっているブログへのコメントや、自分のこのブログヘの
コメント返しをどうも飛ばしてしまっています。
相手の方のブログやコメントを読んだ記憶はしっかりあって、コメントを考えた
記憶もあるので、最後の画像認証を忘れるか送信したつもりになって送信ボタンを
押していないことが原因だと思います。
元来、メモを取るのが苦手な人間でノートにも慣れていないのですが、とにかく
今はできる限りメモやノート、スマホの中とかに書き込む努力を続けています。
それでも「あれ? 今、何を書き留めておこうとしたんだっけ?」なんて毎日です。
夕方からかなり冷えて暖房無しでは過ごせなくなりました。