London徒然草

「ばく」のロンドン日記

トン足ピース

2008-06-27 | ロンドン暮らし


お友達から,お誘いがありました。

「スペインで,イベリコ豚の生ハムと、10人用パエリア用のフライパンを
買って来たから,たべにおいで~」



早速,家族そろって,お邪魔しました。

そしたら、



ドーン!

お味ですか?

そりゃ~もう,おいしゅうございました。
スーツケースに入れて、持ち帰ったって,
検疫は???

しっかし、さすが,狩猟民族の国だよなあ。




WAWA

2008-06-24 | 子供達


さっき、ピップ君が二階の,お兄ちゃんの部屋から,
ぬいぐるみをくわえて走ってきました。

白いアザラシのぬいぐるみ、「ごまちゃん」以外
あまり興味を示さないのに、めずらしい。

そういえば,10年前,日本から引っ越してくるときに、
当時5歳の息子は大切そうにこのぬいぐるみを抱えていました。
まだ,彼の部屋に、この2匹、おいてあるのですね。



ピップ君、ご丁寧に往復して,2匹とも。

この,ぬいぐるみ、全く同じ、ラブちゃんのぬいぐるみなのですが、
名前を「わんわん」と言います。

息子の小さかったときの、宝物。
そして、心の支え。

何しろ、1歳のお誕生日を迎えて,一週間もしないうちに
終日保育園ですごす、息子でしたので。

彼の通った保育園は,渋谷区のカソリックの教会が運営する
とてもすばらしい先生たちと、環境の、
(いまは環状六号線の道路拡幅のため、庭園がほとんどなくなってしまったけれど)
これ以上は望むべくもない保育園でした。

ただ,一つだけ,保育に必要のないものは持ってこないでください
と言われ、息子はわんわんを連れて行くと抵抗。

ぬいぐるみも、なくなる困るので。と言い渡され,
わんわんは,必死に食い下がった私たちと園側の妥協点として、
廊下の手提げの中に終日入れておくことに。

一日何回かは,廊下に行っては袋の中のわんわんを撫でていましたね。

片時も離さず、この子がいないと、夜も眠れなく,一度ならずも
何度か行方不明になって,そのたびパニックになったので,
スペアのわんわん2号も迎え入れて。



No3の、お宮参りの写真。
手にはしっかり、わんわんが。
なつかしいなあ

3歳になって,野猿のように毎日ドロドロになって庭園で遊んでいた息子の生活は
突然、終わりを告げ,「ブリティッシュ・スクール・イン・東京」
と言うガッコウに、入れられた彼。

英語が全くわからず、朝から午後1時半まで「お机に座る生活」に、
精神的に参ってしまい、チックになったり、戻したり、不安定になってしまった彼。

おそるおそる,学校へ持たせた、わんわん、
先生は「問題なしよ~,みんないろいろ持って来ているし。気にしないで」
と言ってくださり,ほっとした私たち夫婦でした。

「私の宝物」をみんなに見せて,なぜ宝物なのか,説明するという
授業の時も,大いばりでわんわんを持っていきましたね。

その年の学校のクリスマス会では、わんわんも,彼とおそろいの金色の紙で
王冠みたいな帽子を,つくってもらって、かぶって一緒に参加。

入学して,7ヶ月ほど経つと,息子も、だんだん英語も理解し始め、
保育園に戻そうか?
と,真剣に悩んでいた私たちも、一安心。
明るい顔で学校に行くようになりました。
もちろん毎日わんわんを連れて。

そして,学年末。

年度末のレポート,こちらの成績表のようなものですが、
校長先生自ら、手書きのコメントに、こう書かれていました。

「かれと、WAWAは、毎日,ちゃんと学校に元気に来ました。偉かったね....」

なんだか,そのとき私は「イギリスの教育って、わるくないかも」
と感じたのでした。

いまでも,日本でいうと高校一年に相当する息子たちの通う学校に
制服や規則はありますが,
たとえば、息子の友人、ロバートは金髪のロンゲ。

理科の実験ときなど、先生は
「はいっ、ロバートと、髪の長い女の子は、危ないのでゴムで縛って!」
と言うそうです。

頭髪も、ピンクなどに染めない限り、「常識的」であれば
許されるそうで。

私の時代から,こういう部分に、日本では少し変化はあったのでしょうか?

知りたいようで,知りたくない私です。



アートとピンヒール

2008-06-23 | 飼い主ネタ


先週、大学1年生を終えて、大量の荷物と共に自宅にNo1が戻ってきました。
1学年というのは、ずいぶんと早いもので。

戻っていきなり、彼女から「一緒に映画を見に行こう!」とのお誘い。
「セックス・アンド・ザ・シティー」
(日本では8月23日公開)

ニューヨークの女性4人の、この物語、私はTVシリーズの大ファンだったのですが、
まさか、『自分の産んだ娘と』この映画を見る日が来ようとは、思いもしませんでした。

この映画の中に出てくる「キャリー(ケリー)」や、それ以外の女性たちも、
すばらしいファッションの洋服はもちろん、
美しく、華奢でヒールの高い靴をこよなく愛しており、
今回も深いブルーのハイヒールが映画のストーリーの中で大事な役を果たしていました。

美しいピンヒール

確かに女の子は、憧れるし、欲しいし、買っちゃうし、
それをはいて、全身を見て、「わるくないじゃん」って、
無理してはいてお出かけするし。

でも、足が痛いんですよね。これが。

年齢を重ねると、私なぞは、靴屋さんで見ただけて足が痛む始末。



私だって、持ってます。

で、週末の金曜日、久しぶりに、オットとデート。

セントラルロンドンの、ロイヤル・アカデミー・オブ・アート(イギリス王立美術院)
の、サマーエキシビジョン
の、一環として行われる、講演会を聴いて、
展示を見て、その後、レストランでお食事する予定。

持っているのに、このままだと履かずにいるなあ~....
と思い、決心を固め、ピンヒールを履いて出かけました。

オットさんと私の身長差は、なんと35センチ。
私がヒールを履いても、何ら問題なしなんですが、
最近はなあ....。

地下鉄の駅まで、5分ほどの距離なので、そこはなんとかクリアー。
途中乗り換え一回で、目的の駅に到着。そこで、いや~な、予感。

駅に入ってくる人が傘をたたみながら降りてきます。

特別の靴を履くと、必ず雨が降るのだよなあ......
ぬれると、いい皮を使った靴は、シミになってしまうのですよね
水たまりや、ハネを気にしながら、早足であるきます。

だんだん足が痛くなってきました。

首尾よくオットと入り口で落ちあい、講演会へ向かい
ゆっくり夕食を、この美術館の中のレストランでいただいて、
夜10時まで開いている、絵画や写真、建築、彫刻などの展示を見て、
帰ってきました。

帰り道、やっぱり、足がいた~い。

結局、私の足は、翌日も、ひどく痛んだのでした。

痛さに耐えて、美しさを選ぶべき(たまに?)と、わかっちゃーいるが
毎回、出かける前に、出してみては、ため息をついて、違う靴を選ぶ私。

もう、こういう靴は買わなければいいのかもしれませんね
ちょっと、悲しいけど


まったり

2008-06-20 | わんこ




皆さん、僕の足の件ではご心配いただきありがとうございました。
おかげさまで、元気印ピップに戻りました

でもダイエットとかで、ご飯を減らされております。
その代わりに、新しいおもちゃを買ってもらいました。

で、お友達もお泊まりに来ています(家族はイタリアに遊びに行ってしまったらしい)



で.....、僕の新しいおもちゃを狙っているとおもいませんか?

突然ですが、庭のお花もたくさん咲き始めました。
羽衣ジャスミンも咲いて、いい香りが漂ってきます。

ボーダーも、こんな感じ。



今年新しく買った、ばら、「ラプソディー・イン・ブルー」も、咲きました



取り急ぎ、ご報告~♪

**ばくさん、ピップが、走っている動画をアップしようとして、
できなかったらしいです。
新しいコンピューター、使いこなしてないよねえ~

湖水地方 心奪われた風景

2008-06-17 | 飼い主ネタ


湖水地方、最終日。

朝起きて、ゆっくり朝食のあと、帰り支度をします。
もう少し、この場所にとどまりたいと思いましたが、ロンドンの家も、
母たちには日本で待つ人たちもいますので、そうはいきません。

車を走らせ、2時間
お昼頃に、立ち寄ったのは帰り道の
「ストーク・オン・トレント」
ウエッジウッドや、ミントンをつくる工場が並ぶ、陶磁器の町です。


ウエッジウッドのファクトリーショップに立ち寄り、
お買い物。ここでは、セカンド、と呼ばれる、セカンドグレードの食器が
格安に手に入るため人気があります。

セカンドといっても、素人目には全くわからない程度の小さな傷や、
ちょっとした色の違いだけで、主婦にはうれしいお買い得感が味わえます。

そして、軽くランチをとった後、
そこから、3時間弱のドライブでロンドンに到着しました。

まあ、戻ればいきなり、主婦の現実が、待っていましたとも(笑)
そして、湖水地方から戻った翌朝、母たちは日本に帰っていきました。



今回、私が好きだったけれど、まだ見ていただいていない
湖水地方の風景を見ていただけますか?



古城と、ピンクのオールドローズ。この風情にため息です。



護岸工事など、全く縁のない、緩やかな流れ。
清流が、とうとうと流れていきました。
「行く川の流れは絶えずして....」



ウインダミア湖の、夕暮れ。
と言っても、この時期、暗くなるのは夜10時近いのです。
この写真は、夜の9時頃。
看板も、電信柱も、何もなし....
湖面の水面に、波一つもなく、心が落ち着きます。



昼間はきっと、子供たちが、並ぶのでしょうね。
アイスクリームのお店。





犬と、おじさんと、白鳥と。

私たちが、無理だと思っている、生活のスピードで暮らしているのだろうなあ。


長いレポート、お付き合い下さり、ありがとうございました。

最後に、ピップ君、私たちが戻った日も、ソファーから飛び降りて、
片足をまた、痛めていましたが、その後、病院へも行かずに
復活しました。

元気印のピップ君、次回、お見せしたいと思います。




湖水地方 ダヴコテージ、峠越え、マンカスター城

2008-06-13 | 飼い主ネタ


ゆっくり朝ご飯を食べて、今日は車で出かけることに。

まずはグラスミアにある、かの有名な詩人、
ウイリアム・ワーズワースが暮らしたコテージへ

ダヴコテージと、名づけられた素朴なコテージ。



それほど大きくない、このコテージで総勢8人で暮らしながら、
あの有名な水仙の詩を書いたのだなあ~。



案内の方が私たち4人だけについてくれて、親切に説明をしてくださったので、
母たちにそれを日本語に訳して丁寧に説明ができました。

また、隣接の博物館には、彼に関する品々が展示されて、当時の生活を垣間みることができます。

このコテージが隣接するグラスミア湖を一周するハイキングコースが
すばらしいと教えられましたが、日程上、ちょっとむずかしく、
とても残念でした。いつか、また、ぜったいにくるぞ~。

ゆっくりと、見学したあと、次は、峠越えです。

湖水地方にある、イングランドの最高峰、Scarfell スカーフェルのすぐそばを通る
林間の細い道を、使って湖水地方横断に挑戦。

車一台がやっとの細い山道を、ファーストギアでやっと上ってゆく、
我が家の4x4。(初めてそれらしいところを、それらしく走ったかも?)

途中の景色は、文字通り、絶景でした。



ひっそり、画面に羊さんが登場しているのが、見えますか?





私、運転しておりまして、写真を自分でとれませんで、ちょっとくやしかった....。


山を越えて、降りきったところにある、パブにて昼食。
パブ自体はたいしたことありませんでしたが、そこで出された、
チャトニー(日本語だとチャツネ?)が、あまりにおいしかったので、
お店の人に訪ねたところ、
「おばあちゃんの手作りで、企業秘密」
だそうで(笑)

そして、目指す

Muncaster Castle へ、到着。



このお城、で、出るんです! 幽霊が。
ぜひ、つれて帰りたいと思いましたが、だめだったみたい。



ここで、午後のクリームティー(スコーンとクロテッドクリーム、ジャム+紅茶)
をいただき、柔らかな日差しの中ひなたぼっこをしたのでした。



あっ、このお城、幽霊以外でも、フクロウたちの飼育でも有名です。

そして、また美しい風景を見ながら、(今回は、通常の道を通って)
宿に帰って、夕食をとりに出かけ、食べているとき、
携帯電話がなりました。

珍しく、オットの声。
よっぽどのことがない限り、電話をしてくるような人でないので、ちょっと驚き。

「........(ご用事)...ところで、ちょっと困ったことが
今日は子供たちの学校にいかなければ行けない用事があったんだけど
帰りが遅くなってしまったので、デリバリーピザを頼んだら、
配達の人に大興奮したピップ君が、ソファーから飛び降りた拍子に
前足をくじいて、歩けなくなった」

と言うではありませんか!

病院に行くにも、既に、夜の9時過ぎ、車は私が乗って来ているので、ないし。
「困った」と。

結局、私が、トフィーちゃんの、ママに連絡したら、二つ返事で我が家に様子を見に行き、
必要であれば、病院に連れて行ってくれると言ってくれたので、一安心。

すぐに様子を見てくれて、触っても痛がらないので、骨は大丈夫そう、
少し足をつけるようになれたので、明日またお昼に、様子を見に行ってあげる
と言ってくれました。



たくさんのいい友人を持って私は幸せ者です。
大感謝


あとちょっと、つづく


湖水地方 ウインダミアからヒルトップまで

2008-06-11 | 飼い主ネタ


雨に降られて,追い立てられるように車を走らせ、
やっとこれから3日間の宿、

The Howbeck Hotel に 到着





この国の「当たり前」で、各ホテルにはツインの部屋というのがほとんど存在しなく、
私と母は親子でこのエレガントなベッドを使うはめに。仕方ない...。
でも,バスタブはジャグジー機能付きで,清潔だし,
ベッドも柔らかすぎず、大満足!

翌朝あけて,
徒歩で、ウインダミアからボウネスまで行き
その後フェリーで、湖の対岸にわたります
ちなみに,ウインダミア湖は、イギリス一湖面面積が大きいらしい



フェリーを降りると,ミニバスが待っていて、
ヒルトップまでこのバスを利用することもできます。

私たちは,えっちらおっちらと,ヒルトップを目指して歩くことに。

車道を外れて,こんなサインをたよりに、
「パブリックフットパス」と呼ばれる歩行者が歩くことを、
正式に許されている小道をいきます







道なき道を,えっちらおっちら。
羊の落とし物などを避けながら~



こんなひろ~いフィールドも、突っ切って、



かもさんたち、こんにちは!



到着、ヒルトップ。

ピーターラビットの繰り広げる物語たちの作者、
ビアトリクスポターが、すんだ小さなコテージです。



ゲートを入って,コテージに向かう小径。
楚々とした、花々がお出迎え。



見えてきました。
あの,ヒルトップの入り口が。

20年前、私が弟と来たときは閉まっていてついに入れずだった,この家。

この,入り口に立っている,ビアトリクスポターの写真に、見覚えがあります。





家のドアの周りに植えられていた、こんな可憐なバラ。



家に隣接した場所には羊さんたちも。
今でも,農場として生きているのですね。



彼女の客間から見える,彼女の愛した家の前の、この風景。

家の中は撮影不可だったので,写真はありませんが,
絵本で見覚えのある一角や,家具があちらにも、こちらにも。

ヒルトップの隣には、この建物のパブが。
この時計も見覚えがありますね。



来た道をのんびり,また歩いて~





の~んびり、フェリーを待って



まだ,対岸に戻りました。

さて、

帰り道,こんな方も見かけて、すかさず,写真とるよ~ん。




ところで、

こんな風に,私が過ごしているころ、ロンドンは雨。
我が家のNo2&3は、愚かにも「二人そろいもそろって家の鍵をわすれて」
学校へ行き、自宅に入れないというていたらく。

雨の中,家の前ですわって時間をつぶし、
そのまま荷物も持ったまま、ピアノのレッスンにいったのでした。

楽譜は?と聞いたら、その前の週に先生の家に忘れてきたので
大丈夫だったと,訳の分からないことをいっておりました(怒)

夫は日帰り出張で,すぐに戻れず、私の友人が子供たちをピアノから引き取って、
食事を食べさせてくれて,夫の帰りを待って,家まで送ってくれたのでした。

あわれピップ君、朝7時半から夜まで、最長お留守番記録を更新したのでした。


つづく

Haddon Hall

2008-06-10 | 飼い主ネタ


脳死した、我が家3代目のImac.
結局、4代目に代替わり。危機的状況の中、奇跡的にバックアップがとれたのが幸いでした。1万枚の写真もセーフ!
皆様も、バックアップをお忘れなく。

で、オットさんのサプライズお誕生日パーティーの翌日、我が母+その友人お二人と、湖水地方に向けて、出発。

ロンドンから湖水地方まで、430キロほどあるので、どこかに立ち寄らないと運転が厳しいため、途中立ち寄ったのが

" Haddon Hall " - ハドン ホール





バラの有名な屋敷でしたがベストシーズンには、多分1週間ほど早かった......
仕方ない~

このお屋敷と、周りの景色は800年ほど何もかわっていないそうで、
あまりに美しくて、ため息もの。
この館は、映画「ジェーン エア」や、「Pride and Prejudice」 の、舞台になりました。







庭で散策していると、雨が降り出してしまい、後ろ髪を引かれながら館を後に
湖水地方に向けて出発した私たちでした。

つづく


くたくた

2008-06-05 | 飼い主ネタ
1000キロ走破の湖水地方のたびの間、たった4日の私の不在の間、次々に問題続きの我が家です。

きわめつけは,我が家のマックちゃん。

たいそうゴキゲン斜めではっきりいって、壊れた??

こ、こまった!!