London徒然草

「ばく」のロンドン日記

Going My Way

2006-12-31 | ロンドン暮らし
食べ続けのクリスマスが終わり、26日からは、国を挙げて大バーゲンがはじまりました。
クリスマスで買い物をしまくったはずのこの国の人達、またしても、ショッピングセンターに駆けつけ、道は大渋滞です。

えっ?私ですか?
もちろん出かけました。「本日は、主婦の休み」ですと宣言して、朝から娘とお買い物。まあ、洋服も靴もこの国では私は子どもサイズでしか合うものがないので、オットにとってはラッキーですよねえ(?)ごはんも今日は作りません、洗濯も掃除も休み。

という事で、夕飯は、「Take Away」と、呼ばれるお持ち帰りサービスです。定番の「フィッシュアンドチップス」(白身魚のフライとフライドポテト)、「ドネルケバブ」(中近東系の国でよく食べられる、グリルした羊や鳥のお肉を削ぎ切りしたものを野菜と一緒にピタなどのパンに挟んだもの)などの候補を蹴落として、「中華料理」に決定。

やはり日本人には、中華の方が口に合いまする。

電話でオーダーをして、店までとりにいくと......

こんな物をくれました。
なんですかねえ、お箸にしては大きすぎるし?



こてこての、中華風、恭賀新年でしょうねえ、これは。
開けてみると、


ジャーン、「二色鯉、蓮の花の絵つき、すだれ風2007年カレンダー」でした
いやあ~~、ここまでやるか!?


「Happy New Year」の文字も鮮やかに、何ともめでたそうなアンパン顔少年?

うーーーーむ。
これをもらったイギリス人が、「うーんこれはすてきっ!」と言って、壁にかけるとも思えません。
が、それでも配るあなたはエラい。

わが道を行ってます。

さて、今年ももうあとわずか。なんとか無事に終えようとしています。めでたしめでたし。
そして、ブログを通じてお知り合いになれた皆様に、感謝。

来年も自分のペースで、ボチボチと続けていきたいと思っています。

さてさて、我が家の皆さん。
まったりと休みを楽しんでいます。そして例の2匹。



プリンセストフィーは、隣家の庭までの脱走未遂を一回のみ。
この二人もまったりと暮らしています。

来年も、一緒に楽しく行こうね♪
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


おわった........

2006-12-28 | ロンドン暮らし
怒濤の,クリスマス狂想曲も無事終了。

美味しいお手製北京ダックで始まる、ローストポークのディナーに、ブレッドアンドバタープディングの豪華ディナーもお友達のお宅でごちそうになったし、今年の我が家は,グースのローストに人参とパースニップのマッシュ,ロースとポテト、コジェットとトマトのグリル、チーズにクリスマスプディングで、大成功だし、ぜいぜい........。

食べ疲れて、ぐったりであります。
ストーリーとしては 昨年とあまり変わらずであります。

で,世界一子どもに甘い,オットからの ”富士山のようなプレゼント” が子ども達に用意され,残るは莫大なクレジットカードの請求ですねっ....まったく。

私にもプレゼントがありました。



日本ではカメラのついていない携帯なんてありえませんでしょうが,こちらでは、機能も日本のくらべておくれておりまする。このたび、3年ぶりに新しくなりました。FMラジオと、カメラ、ブルートゥースが新たに増えました。

撮った写真をパソコンに飛ばすのに四苦八苦。ムスメとムスコに小馬鹿にされながら、オカーちゃん、奮闘であります。くやし~!

あ、それ以外に、ブレスレットが欲しいと言ったお願いは見事に無視され、パソコンの写真がスライドショーする電気の写真たてを頂きました。うーーーむ。セッティングよろしくね、と頼んだら、オットは虫眼鏡を持って来て、奮闘しておりました。
やれやれ(笑)

まあ、一緒に年取ろうかね~。


16年めの再会

2006-12-24 | 飼い主ネタ
先日、子ども達の通う、日本語の土曜日だけの補習校で、古本市がありました。

日本語の本、雑誌、マンガなど、各家庭からの不要になった本が寄付されて、破格値で売りにだされ、収益はPTA主催の運動会などの運営費に充てられます。

日本の本がとても手に入りにくい環境で、この古本市は、私の何よりの楽しみで、ここぞとばかり毎年,脈絡なく本を買い込みます。
今年も、持ちきれないほどの本を手に入れてほくほく顔で帰って来ました。

その中の一冊が、この本。


村上春樹さんの「遠い太鼓」
それも文庫本でなく、初版本です。値段は20ペンス。(40円ほど)

この本、実は16年ぶりの再会です。
かつてこの本を読んだのは、多分1990年、サンクスギビングの時期のハワイはマウイ島のウエスティンホテルのプールサイドと、ビーチサイド。
1歳半だった長女を連れて、2週間のホリデーに出かけたときにスーツケースに入れていったっけ。
ビールをチビチビ飲みながら、とっても楽しみました。帰国して、この本を勧めしたお友達に,お貸しして、そのまま帰らなかった本でした。

それからしばらくして,この本の事が忘れられず、でもオリジナルの装丁の本が見つけられず,文庫本を買ったのでした。読み返して........????
あの,初めて読んだときの思い入れとは裏腹に、どうもしっくりきません。そのままながらく、今でも,本箱の肥やしになっております。

今回、膨大な古本市の本の中に,このオリジナルの装丁の本を見つけた時,思わず手に取りました。
あまりに懐かしかったからです。

そして、このクリスマス前の,ウルトラ忙しい時期、大掃除も,買い物もあるのに、”忙しいときに限って”,本など読み始めてしまい,止まらなくなってしまいます。

面白かった。

なぜ,初回と今回の間に読んだ時,あまり楽しめなかったのかなあ? 
それはきっと自分の状況や,心境が少し酸欠状態にあったんでしょうね。今から考えると,忙しくて,心にゆとりのなかった時期だったんだと思います。

そして、このエッセイは旅行記でもありますが,彼のギリシャ、イタリア暮らしの悲喜こもごもが書かれており、ヨーロッパ暮らしのストレスに関しての記述は,今の私には深ーーーくうなづくものがあります。

この本を初めてハワイで読んだときは、三回めにこの本を読む時,自分がロンドンに住んでいるなんて,思いもしなかったな。
そして、考えれば,今の長女のボーイフレンドは(彼氏)ギリシャ人。No2の親友もギリシャ人。No3の親友もキプロス人とイギリス人のハーフと、どうやらギリシャには縁が深いようです。

村上さんは、「どこか遠くから太鼓の音が聞こえて来て,僕はどうしても長い旅に出たくなった」そうです。
私は「どこか想像もしなかった遠くに来てしまってから,戸惑いながら太鼓の音が聞こえないか確かめている」ようです。

現実を離れて,どこか行きたいと思っていた頃読んだこの本と、現実を離れてしまって戸惑いから抜けきれないで読んだこの本。 

人生って,フシギだ。



クリスマス休暇に突入

2006-12-21 | ロンドン暮らし
今週、さすがに、「このまま終わると思うなよ~冬」という感じで,毎日寒くなってしまいました。
毎日マイナス3度から4~5度の間でそれ以上気温が上がらず。 霧に,霜、みぞれ,とフルコースです。
毎日冷蔵庫の中で暮らしてと同じというのは、さすがに嫌だなあ。

この、暗~くて、寒いこんな時期、クリスマスでもなければやっていられませんよねえ~という事で,ちまたではクリスマスが過激に盛り上がっております。

で,私は,あいかわらずお散歩♪



今日の午後2時半。気温2度、霧でほとんど何も見えません。

えっ? プリンセストフィーこと、柴犬のトフィーちゃんが見えるって?
はい。ご家族が日本と中国に一時期国のため,わがやの子になって,クリスマスとお正月を過ごします。

「こんどこそ,逃げないで下さい。お願いします」(彼女の数々の前科に興味のある方は,トフィーで検索してみてくださいね)
庭のフェンスも直したし、何度もチェックしたし。今回こそは自信があるんだけどな。

この二人,やはりなじんでいるので,適度な距離感をおきつつ、いい感じです。こんなふうに。


しばらく、あこがれの多頭飼いを楽しませてもらいます。

そして、ワンコの話題その2!

ピアノの先生の家のジャックのパピー、太郎ちゃん改め,「ラスティー」君。
子ども達,ピアノのレッスンに行くというよりも,ラスティー君に会う方が目的ですねえ。

No2 の,ピアノのレッスン中。サティーが流れるなか、ラスティー君はというと、





こんな所で,死んだように眠っていましたわ。平和平和。

さーて、最後に、今日でこちらの学校はクリスマス休みに入ります。
最終日は,小学校ではパーティーをするのが慣行で、私服OK,オモチャ持ち込み可、おやつ持ちよりで,お教室パーティーです。

だいたい,クラス全員が何を持ってくるかを割り振られて,例えば,ポテトチップス、とか、果物とか、グミとか,コーラとかです。が......今回No3が仰せつかったのは、何と,「おにぎり」



「小さめで,魚はやめてね,数は20個以上」だそうで。  はいはい。

日本人がたくさん通っている,この学校、日本人の子ども達がお弁当に持ってくるおにぎりが,イギリス人やそれ以外の子ども達にも大人気だそうです。

世の中も変わって行くもんだなあ。No1がこちらに来たばかりの頃は,おにぎりのノリをみて、「黒い」と言って気味悪るがられたとか言っていたのに。

でも、私意地悪なんで、おにぎりの中に、「うめしそゆかり」味も入れてあげました。うきき。
食べた子は驚いたでしょうね♪






きゃーーー

2006-12-15 | わんこ
このコ。
生後、11週のジャックラッセルテリアの赤ちゃんです。




きゃーーーー。

ついに、もう一匹、って、言うのはうそで、残念ながらうちの子じゃないんですけど....。
犬を探していた、子ども達のピアノの先生でもある私のお友達。 
別の犬種を探していましたが、縁がなく...。突然昨日の夕方電話がかかって来ました。
「引き取りたいジャックラッセルテリアがいるんだけど、一緒に見に来てもらえない?」

我が家が、ピアノを買ったときも彼女があちこち一緒に来てくれて、チェックしてくれたので、こんな事でご恩返しが出来ればお易い御用です。それに、子犬ちゃんにあえるしねえ~♪

慌てて夕食の支度を済ませ、後の事はNo1に頼み、夜に7時に出かけました。
近いという話は少し嘘で、ロンドンは中心部を挟んで、まったくの反対側。車をぶっ飛ばして行きました。

で、耳、目、骨格、性格、注射、虫などなどいろいろチエックして、このコは、晴れてピアノの先生のうちの子に。 

帰り道、我が家のクレートをお貸しする為に立ち寄って、お兄さんのピップ君とごたいめーん。



大興奮のピップ君に、好奇心旺盛なちびちゃん。(息子はさっそく子犬ちゃんに太郎という名前を勝手に付けて呼んでいました!なんで太郎なの??)



うう~これからが楽しみです。
皆さんもお楽しみに~!


もういくつ寝るとクリスマス

2006-12-12 | ロンドン暮らし
週末、遅ればせながら、我が家も今年のツリーを買いにいきました。
いつもの、息子の友達の家族が、一族で経営している、近所のガーデンセンターです。

リースや、ポインセチア、そして、寄せ植え。




でも、メインはこれ。
見渡す限りのツリーです。凄い本数。



お店の人に、予算、大きさ、枝振りの好みなどを伝えると、親切に選んでくれ、好みのツリーが見つかったら、こんなふうに梱包してくれます。

筒の中にツリーを根元の方からいれて、その筒の周りに渡してある白い巨大なみかんネットのようなものに通してひっぱると...。





一丁上がり!


我が家も高さ2メートル30センチくらいのツリーを選び、配達してもらう事にしました。
車に積んで、大事な先端が折れたらたいへんですからっ!

2時間くらいして、おじいちゃんと、息子の友人の弟二人で、持って来てくれました。




今年は、ツリーの他に、こんなものもあります!
この下でキスしたい人は、お早めにお申し出下さい。






昨日の試練~♪

2006-12-08 | ロンドン暮らし
昨日は、異なる病院に、3箇所もいきました。

2回は仕事です。ま、これは当然。が、3回めは、自分がめずらしく患者さん。
おかげで、1軒めと2軒めの仕事の合間に、ピップ君のお散歩を入れ込みます。
暇な主婦とはいえ、計画しないと、最近あっという間に日が暮れてしまうので(3時50分頃日没)うかうかできません。



忙しく、出たり入ったりしているので、ピップ君も、すっかりあきれ顔。



ジャーン、エリアの大病院。
この病院、実は、先日亡くなった、元スパイの亡命ロシア人が、プルトニウムで初めに具合が悪くなって入院した病院です。ここで手に負えなくて、もっと専門家のいる病院に転院して、そこで亡くなりました。彼が入院している期間に、私も仕事でここに来たんですよねえ。

尋ねていくのは、「MAXILLOFACIAL SURGERY UNIT」と言う、恐ろしそうな部門。
まあ、ぶっちゃけ、口腔外科のもっと大げさな所。

で、


お、お見せするほどの物ではありませんが、親知らずです。
英語で wisdome tooth.知恵の歯?ですかねえ。思いきり、知恵のかけらを引き抜かれました。

事のはじめは、4月の定期検診。歯医者さんに、周りが炎症を起こしているので、抜いた方がいいなあ~と言われ、紹介状がまわって、7月にこの大病院へ。そして、ここでも抜きましょうと言われ、「一番早いアポイントは12月です」と、言われたときには、あきれて顎が外れるかと思いました。

そして、半年も待って、今日のアポイント。

今日の2軒めのお仕事、歯医者での抜歯の通訳だったんですよね~。部分麻酔で、ちょっとチクッとしますけど、それだけですなんて、人には言っておりましたが、自分も後数時間で、こうなるのか~。とまず、ドキドキ。

あげく、待合室でアポイントの時間は2時なのに、呼ばれたのは3時近く。
まあ、この国ではありがちですけど、その間もドキドキ。居合わせた患者さん達の、誰の歯が一番きれいか?なんて言う白熱した討論会を片耳で聞きながら、(ハリーベリーに票が集まっていました)村上春樹のエッセイ(彼の、山羊座A型が、いかに損かというエッセイ、ちなみに私は山羊座B型)を目で追いながら、心臓はどきどき。

「逃げるなら、今しかないなあ~」

今日は、まだ、痛いですが、こういうのも、「案ずるより、抜くがやすし」って言うんですかね。
イテテ....。



今日の幸せ♪

2006-12-05 | ロンドン暮らし
”いつもの”イギリス系のスーパーに、”いつものように” 買い物に行ったら、こんな物を見つけました。



ADZUKI BEANS ........あずき豆♪

さっそく、煮てみました。圧力鍋で15分。
あんこの出来上がり~♪

日本の母が送ってくれたお餅を焼いて、お汁粉だよ~ん。
若い頃(?)、そこまで好きでなかった日本の甘味も、このごろは、なぜか美味しくかんじるのよねえ~。
日本での生活歴に比例して、子ども達も、No1は大好き、No2も好き。日本の記憶がほとんどないNo3は、あんこもお餅もニガテです。やれやれ。

そして、排水が出来なくなって、使えなくなっていた洗濯機。
風邪で,ここ数日くたばっているオットは当てにならないので、ゴム手袋片手に排水パイプと格闘。

すると.....


こんな物が排水口のポンプのもとに....。

洗濯機を買い替えるつもりで、カタログを端から端まで見ていたので、ちょっぴり残念ですが、まあ、このクリスマス前に約10万の出費(こっちではそのくらいの値段がします)が、なしとなったので、よしとしようか。

しかし、これは何処からやって来たのだろう?