London徒然草

「ばく」のロンドン日記

70才

2009-07-29 | ロンドン暮らし


7月初めに暑い日が一週間ほど,続いたあと、
すっかり、涼しくなって、雨続きのロンドン



いくら北国とはいえ、こ、これはないでしょ。

朝の気温10度 ぶるぶる。

贅沢なのはわかっていますが、もう少し、はじける夏みたいな
天気になってくれ~。

もう、夏は終わり!?という噂も出始めました。



どうする?クラウディー。



あんまり、影響ないかな?きみには。



さて、

ちょっと必要があって、車の免許書を引き出しから、ひっぱり出しました。

私は、もちろん日本で車の免許を取得しましたが、
こちらに引っ越した際、イギリスの免許に切り替えました。

ちなみに、ジャーン。



この、緑のA4のぺらぺらの紙が、免許書本体。
ピンクのプラスチックのカードは、photo cardと言って、付属品です。

運転する際、この国では免許書携行の義務はない為、
この紙っぺらは、3つ折りにして、引き出しのなかというのが慣例。

フォトカードは、身分証明として、私のような物には便利なので、
持ち歩いていますが、私が免許書き換えをした10年前くらいから、
やっと導入されたものです。

ちなみに、私も,オットも、この国で免許書の提示を求められた事は
未だに一度もありません。

そして、いちばんの驚きは、この国では免許を一度取得すると
有効期限は70歳の誕生日まで。

それまで一度も、更新はありませ~ん!

最寄りの警察に出向く必要も、安全協会に寄付する必要もなし。

ただし、フォトカードだけは、10年に一回、写真を更新する為に
書き換えがあります。


しなくていい事は、徹底的に合理化してしまう、
こんな部分は、この国の評価できる部分なのであります。

追記

そういえば、外人登録証(日本にいる時、オットさんが持たされていた)も、
何もない、この国です。
あるのはパスポートの、ビザのステッカーだけだわ~。
ついでに、戸籍謄本も、住民登録もなし。
これでも国家は、なりたっているう♪







気分を変えて~♪

2009-07-25 | ロンドン暮らし


思い通りにいかない事はしかたな~い。

気分を変えて、
ピップ君に新しいベッドを購入(意味不明?)



そして、

パーティータイム!



来週誕生日のNo3,一足早く、誕生会。

「お友達を呼んで、お泊まり会」

をしたいとの事で、6人もゲストが、めいめい、寝袋と枕を抱えて
集まりました。

一晩中、ギターを弾くは、唄をうたうは、DVDをみて叫ぶは、
私とオットは、耳栓をして就寝。

ほとんど一睡もしなかった、Girls.



強者どもが夢のあと......

まあ、セイシュンということで。




ぐれてやる

2009-07-24 | 飼い主ネタ




いきなり、ご愛用のあし汁スリッパ
踵の部分から、黒いネバネバドロドロ、引っ付きジェルが,でて来てしまい

「なぜだ~!」

スボンや床まで汚れてしまって、参った。
ネットでみると、製造元が気づいているようで、着払いで送って下さいとの記事。

ロンドンからでもいいのだろうか??



ipodをセットできる、デジタルラジオ。

キッチンにおいていて、料理する時、JPOPなどきいたり、ニュースを聞いたり。
これが、ipodをセットするとラジオが聞こえなくなり、
そのうち、ラジオの音もなぜか、水槽の中にいるみたいな音に...
買って一年しか経っていないというのに....



電子レンジ

5分以上連続して使うと、いきなり、突然死。
右上のデジタル表示も、消えて。

10分ほど待つと、ピッ、と言って息を吹き返します。
困るなあ。危ない気がするし。





コンデジ。

切り替えスイッチが、左向きに反応せず。
例えば、スロトボなしなどの設定ができません(涙)

修理?買い直し??
これだと、使えないしなあ....



キッチンの排水

いきなり詰まりました。
幸いな事に、あふれた水は、庭に流れて行くため、
最悪の事態は避けられましたが、このままにしておく訳にはいくまい。
この国では修理に人を呼んでも、
「じゃあ、行きます」
と言って、来ないこと日常。
ああ



学校最終日、No3。
学校のブレザーを紛失。どうやらバスの中で落とした模様。
結構お高いので(約15000円)見つかってほしいなあ.

問い合わせしましたけれど、未だに見つかった旨の連絡はなし。



最後は息子。
ギリシャに行く前日、
「ボクのパンツがたりない」

お気に入りのカルバンクラインのおパンツが、見つからないそうで。
「どっかに忘れて来たんじゃない?」
と言ってやりましたが、私はそんなものは隠しも捨てもしませんっ。

私はキミのパンツの監視までしていられませんから。



こうなったら、ぐれてやるっ。



エーゲ海と講談社現代新書

2009-07-20 | ロンドン暮らし


イギリスの公立校も、「夏休み」になりました
私立校は一足も二足もはやく休みが始まっていますけれど。

学校の最終日、朝起きて来たNo3に,ご挨拶のピップ君



なでなでしてもらって、幸せそう。

No3は休みにはいり、早速,耳にピアスの穴をあけました。
ずっとこの日を待っていた彼女。
でも、いざとなったら、「あっ、ちょっと待って」
なんて言っているうちに、ブチッ。
また一歩、大人になっちゃったね。

そして、既に休みだったNo2は、ギリシャのアテネと
エーゲ海の島、ナクソス島に別邸を持つ親友あり、
という幸運に恵まれまして、約一ヶ月の
ギリシャでの夏休みに向かって、友人5人とともに、ロンドンを出発。

旅支度に出かけた買い物で、こんなTシャツを買ってきて、着て出かけました。



River island と言う、ショップのものだそうですが、
なぜに、
考える楽しさ、知る喜び「講談社 現代新書」?

日本語が絵柄の一種として、印刷されるのが、いま、
ファッションになっているようで、最近あちこちで見かけます。

え?と言う、日本語が多いですけど(笑)

息子から届いたメッセージでは、元気にアテネでプール三昧中。
週末,友人のつてで現地のチームと、ロンドンチームで
サッカーの試合をするとの事でしたので、
今頃,マッチの最中かもしれません。
数日後、フェリーに乗って、ナクソス島に移動する予定です。

このTシャツにあやかって、ぜひ、遊びだけでなく、
考える楽しみ、知るよろこび方面もお願いしたいものでありますが、
まあ、無理でしょうね。あっさり、あきらめた方がよさそうです。

そして、No1は、日本でアルバイト探し。
このご時世、なかなか難しいようであります。
月曜、火曜と面接、がんばって。

来月20歳の誕生日で、実家の母が孫娘に振り袖を着せる事を
楽しみにしており、次回いつ日本に行かれるか、わからないので、
貸衣装と写真撮影を手配して来た様子。

8月の振り袖。暑そうであります。

私の幼い頃の夏休みは、田舎に行くのが,楽しみだったなあ。
You Tube で、こんな懐かしい曲を見つけてしまいました。



スイカは、赤で、縁側に座って、種を飛ばしながら食べました。

広い縁側のあった田舎の日本家屋も、私を迎えてくれた祖母も、
今では、もう記憶の中の世界。

現在、5人家族は返上。
3人と2匹の、静かな夏休みの始まりです。


夏のたのしみ

2009-07-17 | ガーデニング


夏の楽しみは,なんといっても短いこの季節に
一斉に花開く,植物さんたち。

我が家の前庭のラベンダー

2年前に,大人買いした、この子たち

">

家に出入りする時,わざと,足で触りながら行くのがお楽しみ。
この,色と形、香り。うれしいなあ。




そして、2年前に義姉からプレゼントされた、めずらしいリンゴの木



彼のふるさと、ウエールズで絶滅したと思われていた種類だそうです。
今年の収穫、合計5個(笑)
一人ひとつづつということで。



さ~て、今日も変わらず、お散歩に出かけると、
7ヶ月のドーベルマンのパピーに会いました。

耳もしっぽも切っていないので,なんか,「かわいらしい」印象。

ピップ君としばらく跳ね回って遊んでくれました。

「ずっとドーベルマンが飼いたくて,2年くらい探したんだ」
と言う,若い男性のオーナー。

それは良いけど、真昼間に犬の散歩している、こういう若い男性は
どういう仕事をしているのでしょうか?

いつもの散歩道の、おわりちかく、どこからか
夢のように良い香りが漂ってきました。

くちなしとか、沈丁花の様に,香りはすれども姿は見えず。



ピップ君,どこからこの香りはくるのだろう?

見つけました。何と,ピップ君の後ろにそびえる,この大木。
よく見ると,「葉っぱからいきなり」白く可憐な小さな花が、
ていねいに葉っぱ一枚一枚に、房の様に下がっています。





めずらしい...

ピップ君

こういうものを見せてあげると、絶対に目をそらすのよね。
なぜだろう




お手紙犬と9時半の夕焼け

2009-07-14 | ロンドン暮らし


ご心配をおかけしました

No2 こと,息子。
その後、インフルエンザも発症せず、毎日、スポーツクラブでテニス、プールと
スポーツ三昧。家に帰れば,ゲーム、コンピューターと、お忙しい毎日で(怒)
さすが,体力と抵抗力だけは誇れるようで..

Macも、取り合いで,なかなか、私の順番が回ってきません。

プロムの写真も、やっと見せてもらいましたよ~



義務教育(中学卒業)と,思えない、色っぽさ...

あ、、このあとのバーベキュー、もちろん着替えたのですが、
スーツ一式と,靴,友人の家において来たまま,
まだ引き取りに行っていない,だらしない息子(怒)
シャツなど,きっと,悪臭を放っている事でしょう。
私は知りませんっ



さて、すっかり,普段通りに戻ったピップ君。

最近のマイブームは,「お手紙」
ポストに入るチラシをとっても大事そうにお持ち歩き。

今回は警察から,近隣に出没する,窃盗犯のお知らせであります。
ピップ君,ちゃんと読んでおいて下さいね。



そして,最後に。

午後,9時半の夕焼けであります。



既に,日が短くなり始めましたが、夜10時近くでも、
うっすら光が残っています。

やっぱり,北国なんだなあ
ロンドンの夏は、快適です。



ストーカー

2009-07-08 | わんこ


日本から来ていた、私の両親と、No1がそろって
日本に行ってしまって....
翌日から、気づきました。

ピップ君、様子が変です。

何だか、いつもの自信をすっかり失ったみたいに、
しっぽを半分たらして。何処へ行くにも、とぼとぼ歩き。

てんかんの発作の起こる前触れか?
はたまた、足でも痛めたのか?
ぎっくり腰になりかけ?

などなど皆でとっても心配。



そして、私の行く所、家中、どこへでもぴったり、ついてきます。
写真はパソコンのデスクの下。
こんな風に、べったり私にヒッツキ虫。

キッチンに行けば、ユニットと私の足の間のわずかな隙間に,
無理矢理入り込んでくるし、
トイレに行っても、ドアの外で待機。

「どうしちゃったの?」

まるでストーカー

でも、階段も上り下りできているし、庭に、トイレに出て行くし、
足が痛い訳じゃなさそうだし?
病院につれていくべき?

なんて、話していたら、だんだん普段通りに戻っていきました。

結局なんだったの?

家族の結論は

「7人の大騒ぎと,猫かわいがりが、突然
4人(実質No3は学校のため3人)の静かな生活へ激変」

したので、ショックだったのではないか

一週間して、すっかり、元通りのピップ君に戻りました。
ピップ君って、見かけより、ひょっとして繊細?



さて、息子、プロムの日、外泊、と言われておりました。

翌朝、6時半に起きて、階下に降りて行くと、外ドア(施錠していない)と
内ドアの間に不振な人影。

ドアにもたれて立ったまま眠っている息子でした

夜中,公園で、皆でバーベキューをして、始発のバスで帰って来たとか。

あげく、どうやら、豚インフルエンザにかかっているのに、
プロムに来ていた子がいたようで、息子も感染していても
おかしくない状況。
実際、彼とずっと一緒にいた、親友が発症した、とそのお母様から、
今日電話がありました。

さ~て、どうなることやら。


成長

2009-07-05 | 子供達




義務教育を無事終えたNo2事、息子。
この七五三の写真から10年。

PROM
卒業パーティーの日です。

女の子も、華やかにイブニングドレスにハイヒール。
会場のホテルまでリムジンを予約ずみで、出かけるそうで!



で、買わされました。
イブニングスーツ。



本人、ジェームス・ボンドのつもり。

体は大きくなりました
でも、中身はあまり変化がなさそう....

ピップ君にもあきれられてるよ~



洗濯ばさみと洗濯ものにおける国際摩擦

2009-07-02 | ロンドン暮らし


今日も気温30度以上、うそのような晴天が続き
遂に庭の芝生が茶色く、変色し始めました。

一雨来れば、すぐに復活するのでしょうが、今年のこの晴天、
しばらく続きそうです。

外に干す事のほとんど出来ない洗濯物も、ほとんど心配せずに
お日様のもとに広げられる幸せ。

さて、ベッドリネンや、タオル類を、思い切り洗濯機に放り込み
待つ事2時間。



はい、この国の洗濯機、最短コースでも40分。
通常、一回まわすと2時間であります。
水の設定はなく、30度、40度、60度、90度!(煮沸消毒?)
のセッティングがあり、確かに、汚れは落ちますねえ~
(2時間もやればあたりまえ?)

朝、一番に洗濯ものを干さないと...みたいな感覚も全然ないし,外に干して
雨が降ったら、そのまま放置。いつか乾くでしょうと、皆さん平然(笑)
私はやっぱり、それはイヤっ。

日本の様に、高温多湿で、ちょっと着たら着替えて、
どんどん洗濯する,という感覚からして、まず大きく、
この国と違うのでしょうね。

洋服も、頻繁に着替える習慣がなく、
一度着た洋服をワードローブにちゃっかりしまったりする輩も。

先週、パーティーに出席する為、イブニングスーツを着たオット、
洗濯かごにドレスシャツがなかったので、「もしや」と思い
ワードローブを探すと、やっぱり発見。オイオイっ

湿度が低く、日本に比べ、汗もかかないのは確かですが
日本人には、「ありえな~い」のであります
確かに夕方から数時間着ただけかもしれないけど、やめてくれ~!

さて、たかが洗濯もの、されど洗濯物。

香港や、南ヨーロッパの窓から万国旗のように張り出す洗濯物や
日本の物干し台、アメリカはほとんど乾燥機一辺倒のように
お国変われば、いろいろありで、

こちら、



逆さの傘のクモの巣のような物干。

くるくると張り巡らされた、ビニールのひもに、洗濯物を止めて行きます。

使わないときは、傘のように折り畳み可。

で、問題は洗濯ばさみ。



右がイギリスの洗濯ばさみ。
左が日本から、持って来た洗濯ばさみ。

似てはいますが、これが根本的に違うのであります。



うまく説明できるかなあ?

日本の洗濯ばさみはヒモをまたいで、洗濯物を止めるタイプ。
たとえば、物干し台に,タオルを干したら、タオルの両端を、
物干と平行に挟むために使いますよね。

なので、洗濯ばさみの挟む部分に比較的大きな隙間があります。

イギリスの洗濯ばさみ、写真のように、紐を一緒に挟み込み
その場に固定させる役割をはたす事が要求されるので、
隙間はあくまでも細く、紐もしっかり挟み込む為のくぼみが。
紐に固定されていないと、干した物がすべって動いてしまい、
タオルなどたるんでしまい、乾かないことに。

日本の洗濯ばさみ、紐に固定する事が出来ない為、
この国のシステムでは、使えない代物となってしまうのでありました。

日本人の私としては、何となく、負けたような気がして
すっきりしないのであります。

あっ、でも、あの、サークルの洗濯ばさみがぶら下がった
洗濯干しは,こちらでは手に入らないし、イギリス人の友人に
うらやましがられるのでありました。

えっへん。