London徒然草

「ばく」のロンドン日記

イギリスで紅葉狩り~♪

2006-10-30 | ロンドン暮らし
この週末、ついにサマータイムが終わりました。
夕方の五時には暗くなってしまいます。これから朝は8時まで暗く、夕方は4時に暗くなる日々が始まります。びえーん。

さて、前にもお伝えした通り、子ども達は、一週間の休み中。
すると、いつもながら、突然、オットが「僕も休む!」と言い出します。
もっと早く「計画を立てて」休んでくれれば近場に家族旅行でもいけるのに、いつも前日になって、「明日から休む」と言い出す始末。まあ、彼の手帳に仕事以外での「計画」は、無しなので仕方ないかあ~。

せっかく全員揃って休みなので、どこかに行こうと言った物の、前日の夜11時過ぎまで結局決まらず...。
これで黙っていると、また家でのゴロゴロの一日になってしまうので、先日ガーデニング雑誌に載っていた紅葉のきれいな公園に行く!と言い張って見ました。

片道200キロありますが、ナビさんに聞いてみると、2時間で到着とのお答え。
ロンドンから西へ西へ、お風呂の語源にもなったBATHという都市にほど近い、WESTONBIRT というガーデンへ。

行く前に電話をして聞くと、犬も歓迎との事。ピップ君も一緒の旅です。

あらゆる樹木を集めたこの公園はあらゆる広葉樹、針葉樹のコレクションで有名で、中でも日本の楓の国内最大のコレクションで有名です。ピップ君サイン隠さないで下さいね~
園内には、いろいろな秋の色があふれています。

赤,黄、緑とその見事なグラディエーションにため息。
今回私達ファミリーが一番素敵だと思った楓です。


繊細な色と形。イギリス人にも人気が高く大きなカメラを持って来て真剣に撮影している人たちも多かったです。


ピップ君は?と言うと.....




お友達がたっくさんで、大喜び。  見事にドロドロ水たまりで, ボディーサーフィンをして、この通り。

あまりの見事さに、家族の皆にも自分の犬でないフリをされ、見放され、すれ違う人々に、「まあ、見事にどろどろ」と賞賛?され、帰りはクレートの中に押し込まれて帰ってきました。あげくに帰り道、クレートの中で、猿のようにヒーヒーと3時間泣き続け。(どなたかやめさせる方法を知りませんでしょうか??)

どたばたファミリーの、やはり、すんなりといかない、日帰り家族旅行となりました。

最後に、先日作ったカボチャのランタン。
ごはんでくっつけたのが悪かったのか、いきなり今朝おきたら、あの部分から黒いカビが!!!!
文字通りクモの巣のようにもやもやと茂ってしまいました。半泣きのNo3。 
なんとか割り箸で取り除きましたが、31日まで持つかしらん??

もうすぐ、ハロウィーン

2006-10-27 | ロンドン暮らし
今週、こちらの学校は、ハーフタームと呼ばれる、学期半ばのおやすみです。

さっそく子ども達は、お友達の家に行ったり、お友達が遊びにきたり。
にぎやかな事、このうえありません。

No3のお友達がさっそく遊びに来ました。モノポリーをしたり、トランプをしたり、任天堂のDSで遊んだりしておりましたが、ハロウィーンもちかいので、パンプキンのランタンを作らせる事に。

★まず、頭の部分を切り取り、ふたを作ります。■カボチャの内部を厚さ2.5ミリくらいになるまで、掻き出します。



★はじめは、気をつけていたのに...。■こんな道具で、作業します。



紙にデザインした、テンプレートをカボチャにセロテープで貼付けて、先の尖った物で絵をカボチャに写して、




皆さんも、今年は、作ってみてはいかがでしょう??

実は、作業の途中で、、大事な部分をこわしてしまったNo3(矢印の部分)、化学糊では付かないので、ごはんをネリネリしてくっつけたら、トーッテも驚いていました。こんな事も知らないのよねえ。そういえば。

31日のハロウィーン当日は、中にろうそくを入れて、玄関に置くつもりです

できたっ!

2006-10-24 | ロンドン暮らし
なんだか仕事も含め、ドタバタと忙しい日々が続いて、更新が滞りがちであります。
今週、子ども達は学校が休みで、さっそく、子ども達の友人達が出たり入ったり。
今も、お昼用のバンを焼く為に、パン焼き機をセットし、足りなかったときの為に夜の分も会わせて、ごはんを七合も炊きました。ふう。

そういえば、庭のシェドもご覧のとおり~。

★こんな風に組み立てて。■できたっ。






家から見ると庭が、こんな風に。

中の広さも3畳間ほどあるので、さっそく自転車や、芝刈り機、シャベルなどを入れて、ご満悦。
あっ、息子のサッカーゴールもね。中に入ると、新しい木の匂いがします。

さて、例の、わんこたち。


トフィーちゃんは、迎えに来た家族をみて、盛大にウレションをして、家族の元に帰っていき、



ピップ君は、私の膝にくっ付いて、おやすみです。


KAKI

2006-10-18 | ロンドン暮らし
いつもは通り過ぎてしまう小さな商店の店頭で、嬉しい物を見つけました。
珍しく、いつの商店街を,歩いてぶらぶらと通りがかりに、なつかしいオレンジ色。

「KAKI - 39P EACH」とあります。

手に取ってみて見ると、ずっしりと重く、ひんやりつるつるの感触。

SHARON FRUITSと書いて棚に並べられている柿を、喜んで買ったら渋柿だったという,言葉通り渋い思いを、この国のスーパーで何度かしているので、ついつい手に取ってじろじろと見て迷ってしまいます。



渋柿だったら,困るなあ。


昔、静岡の田舎の庭に柿の木がありました。
獣医をしている田舎の家の庭はとても広くて、入院患者を収容する犬舎の前に、あまり立派ではありませんでしたが、秋になるとそこそこの数の実をつけていて、今でも秋の青い空とオレンジの実のコントラストが脳裏に浮かびます。
もともとは父の実家に当たるこの家の木の実を、秋になると落として食べたな。

実家の父も母も柿が好きです。
でも父は柔らかい柿が好み。母は固い柿が好きと、好みが違う為,母は買ってくるとさっさと食べて,父はしばらくそのまま熟すのを待っていました。お互いに、固い方がおいしいよね、いや柔らかい方がおいしいに決まっている、と娘を味方にしようとしていましたね。

学校に上がる前,田舎の家に預けられている時、屋根裏から落ちて来た子ネズミをどうしても飼うと言い張り,ステンレスのざるに入れて持ち歩いていた私。病気を持っているかもしれないし、逃げると困るし、とほとほとあきれ,困り果てていたおばあちゃん。その後すぐ、私を迎えに来た父に、当然見とがめられ、取り上げられて,その柿の木の下に、穴を掘って子ネズミを生き埋めにされた苦い思い出。

よその家に,たわわになる,柿の木を落として,おそるおそる噛み付いたとたん、渋柿特有の渋に飛び上がり、「口がおばあさんになった」と、涙があふれた思い出。

田舎の庭の柿の木も、葉っぱが落ちて面倒、と主張する父方の祖母にばっさりと切られてしまって,今はもうありません。

帰宅して,子どもたちが、わいわいと帰ってきたので,いそいそと皮を剥き、おそるおそる食べてみました。
実の中に,あの懐かしい黒い影のような部分もあって、思い出の柿と同じです。

渋柿ではなく,とってもおいしい,あの懐かしい味と同じ、堅い柿でした。

翌日また,たくさん買いにいき、日本人のお友達にちょっとした、”秋”のお裾分けをしました。



プリンセストフィー

2006-10-16 | わんこ
今回は絶対の自信があったんですっ!

何しろ、フェンスは,すべて修理され、ピップの掘った穴は塞ぎ、危ない所にはレンガや板を置いて抜け道は全て塞いだはず。

がっ!!

やはり消えました。前科は数知れず。
プリンセステンコーならぬ、プリンセストフィー。

今朝は散々でした。

朝起きると、不吉な匂い。
階段の踊り場に,焦げ茶の「しみ」
猫のクラウディーがどうやら、下痢気味の模様。ご存知のとおり、猫の物は鼻が曲がるほどの匂いであります。
この猫,8年ほど一緒に暮らしていますが,粗相など初めて。よほどお腹が下っていたにちがいありません。トイレまで行き着けなかったのねえ,と思いはするもの、シミを前に,腹もたちます。

そして1階と2階を行ったり来たりして,ふと気がつくとトフィーが見当たりません。
器用にソファーの下に潜り込んでいる事があるので、這いつくばって探しても見当たらず。家の中も庭にもいない.......。

さてはと思い、外で名前を呼ぶと、クーンクーンと泣く声。

いました。左隣の家の庭に。
どうやら,フェンス沿いにこの週末に届いた、シェド(木製の物置)パネルを踏み台にして、フェンスを飛び越えた模様。
それしか考えられませんっ!



仕方なく,私が朝の8時前に,ながぐつを履き、老体に鞭を打ち、フェンスを乗り越える忍者技。だって,オットはもうスーツを着てしまっていて,フェンスなど乗り越えられる状態ではありません。お隣に行ってお願いする手もあるけれど、お隣はご高齢の一人暮らし,朝はゆっくりな方なので,まだ起きてるとは思えないし、カーテンも閉まったままです。

自分の身長と、ほぼ同じのフェンスをなんとか乗り越え、トフィーをタックルして捕まえ、我が家側のフェンスで待機するオットに手渡し。向こう側に行くのは、私もシェドのパネルを踏み台にしたので,結構簡単でしたが、向こう側から戻って来るのに、一苦労。自分のおしりが思いのほか重いのよ~。
朝から,働かせてもらいました。朝一番でカーペットのペットのしみ専用洗剤を買いに走り、お掃除もしたし。



のんきのあくびしている人もいるしねえ。



その後、さんざんフィールドで遊んで。

逃げなければ、トフィーちゃん,もっともっとかわいいんですけど。
お願いだよ~。

最後に。
トフィーちゃん、うんPする時、前進しながらするのはなぜ?? 拾ってあるくのが大変なんですけど。
彼女だけのくせなのかしらん?? 皆さんのトコはどうですか?



ここほれ、わんわん

2006-10-14 | わんこ
今日も,今日とてピップ君。

庭にいそいそ出て行って,どうやら不穏な動き。
やけに周りを警戒しています。

庭の植え込みの一カ所に鼻を突っ込んで、ふんふんと、鼻息もあらく...........




しばらく見守っていると、何と,そこから掘り出したのは........。


なんと、数日前にもらった正真正銘、「ラムボーン」。
ラムのローストを作った際、残った骨をオットに庭に放り投げてもらっていました。
全部食べたんだと思っていたのに、こんな所にこっそり隠していたのねえ。



あ~あ、土まみれ。


暖かい日向で,の~んびりとガジガジと食べておりました。

お気に入りを隠したりするのねえ,と少し驚いていたら,今日、私達のベッドのリネンを洗おうとシーツを勢いよくはがした所、彼の歯磨きガムが空中にポーン♪

こんな所に,こんな物を隠さないでくれたまえ。

最後に,さっき、夜の9時過ぎ、トフィーちゃんがお泊まりにやってきました。
トフィーちゃんファミリー,イタリアはミラノに3泊4日の旅に出かけるのです。

どうでもいいけど、さっきからずーーーーっと、2匹でガウガウ。
そろそろ落ち着いてよ~。もう夜遅いのよ





秋本番

2006-10-10 | ロンドン暮らし
少し遅くなりましたが、ロンドンの、中秋の名月。



流れる雲の合間から、青いお月様が燦然と輝いておりました。お団子もすすきもありませんでしたが。

さて、そろそろ秋も深まり、庭のお花達も寂しくなってしまって、寒さに弱い植物を室内に入れたりしました。
だんだん大きくなる植物君達、置き場に悩んで、重い鉢を持ったまま右往左往。

ピップ君の散歩にも、フィールドがぬかるんでいるので、ながぐつを履かないと足元がドロドロになってしまう季節に、なりました。久しぶりに履いてみたながぐつ。何と、またしても穴が........!
ながぐつ1号ながぐつ2号と、愛用していたのに、またしても!!

ピップ君のおさんぽに、ガーデニングに必需品なので、近所のガーデンセンターに見にいきました。



いまはダリアの季節。ひろいダリア畑で、好きなダリアを自分で切って買い求める事が出来ます。ちなみに1本20ペンス(40円強.)。色とりどりのダリア畑を歩くだけで、穏やかな気分になれます。

そして、これからの季節にかかせない、バンジーたち。

ここで、飼われている黒ラブ系のワンコ。
広い園内を自由に散策。ちなみにもう一匹いたシェパード系のワンコはこの夏、老衰でなくなってしまったとか。昨年クリスマスツリーを買いにいった時、木の根元から出るおがくずを浴びて、恍惚の表情をしていたのに、もう会えないのねえ。

そして、園内のショップで、昼寝を決め込んでいたトラ猫。


季節柄、こんな物も売っていました。

もうすぐ、ハロウィーンですねえ。

そして、ながぐつ3号。 今回は、実用一点張り。


見えますでしょうか、なんとジュニア用。私のサイズは子供用でもOK。子供用だと17.5パーセントの付加価値税がとられないので、格安になるのです。ちなみに全く同じ物を「女性用」で買うと、タックスをとられます。マヌケの小足もたまにはいい事がある物です。

さっそく履いて、ぬかるんだフィールドを、元気にピップ君とおさんぽしました。


神のみそ汁

2006-10-06 | ロンドン暮らし
ついに、涼しくなってしまったロンドンです。
朝晩は4~5度まで冷え込み、スコットランドでは最低0度という予想も。
昼間は16~8度まで上がるので、まだまだよいのですが、ついに、朝、セントラルヒーティングを入れ始めました。

今朝7時の朝焼け。



一時は、夜10時すぎまで明るかったのに、いまは夕方6時半くらいに足許がおぼつかなくなりました。
これから一気に冬へと季節は走り抜けます。今月末には夏時間も終わるしなあ~。



いつも夜は、リビングで一人で寝ているピップ君。
最近、お気に入りの場所は、ソファーの汚れよけのカバーの下。朝、階下におりてくるとこの通りです。
ぴったりとカバーを折り込んでおくのに、器用に隙間に潜り込みます。
自分のバスケットがちゃんとあるのにねえ~

さて、今日も今日とて、子ども達。
こちらの宿題とあわせて、今日も日本語の補習校の宿題と格闘中。

これまでも、様々な珍回答を繰り広げていますが、まだまだ続きます。
日本語の習得の為に必ずだされる宿題が、毎日の「音読」です。声に出す日本語ですな。

日本の学齢だと、中学2年の息子は、現在、教科書で、向田邦子の短編、「字のないはがき」を勉強中。

 彼女のお父さんが、東京大空襲の後、学童疎開をする、まだ字のかけない4歳の末の妹に、自分への宛名を書いたはがきをたくさん持たせて、「毎日、裏に丸をかいて投函するように」と言って旅立たせます。はじめは大きな丸がかいてあったハガキも、だんだんと小さい丸になり、やがてバツに変わり、そのうち、ハガキが来なくなってしまいます。心配して母親が引き取りに行くと、百日咳をわずらって布団部屋に寝かされている妹。妹が家に帰ってくる日に、向田さんの家族はは、畑で作っていたカボチャを全てうらなりまで客間に並べて帰りを待ちます。それくらいしか、喜ばす手だてが思い浮かばなかったのです。
「妹が帰って来た!」という叫びに、裸足のまま飛び出す父。
防火用の水桶の前で、帰って来た妹をみて、男泣きに声を上げてなくお父さん。

ここで私は毎回こらえきれずに涙。

なのですが、息子のはじめの音読。
「えーっと、防火用水桶の前で、やせた妹の”はらをたたき”、声を上げて泣いた。
私は父が大人の男が声をたてて泣くのを初めて見た。」

むすこ~、はらを叩いて、人は泣くのか、良く考えよう! もちろん原文は、「肩を抱き」です。
読めないなら、想像で読むなよ~!

しかし、教科書に向田さんのエッセイが載っているなんて、今日びの国語も変わった物ですね。

そして、今日の息子の質問。
「ねえねえ、神のみそ汁、ってところで何?」

むすこ~、それは、「神のみぞ、知る」ですよう。
神のみそ汁があったら、具はなんだろうなあ?

そして、「今日は、僕のサインドウィッチが脱皮した」というので、意味がわからず聞きただすと、かじったサンドから、どうやら中身のスモークサーモンがずるりと抜けてしまったとか......。 




最近、子ども達が(特に一番でかい人)家にいる事が多く、PCの取り合いに負けております、ご訪問させていただいてもコメントを残す事が出来なくって、心苦しい..... 

消えるワンコ

2006-10-02 | わんこ
いつものおさんぽコース。

かならず、決まってピップが行方不明になるポイントがあります。




我が家から、15軒くらい離れた並びの家の、庭にある裏口。
ドアの下と地面が25センチくらい開いているのをいい事に,ピップ君,かならず毎日人のお家の庭に「不法侵入」

当然,「NO」と叫びますが、おとぼけ犬は聞こえないフリ。

でも、たまにとってもお腹がすいているときだけは、ご褒美欲しさに、入っていくのをじっと我慢して,私の足許にすわります。「ママさん,今日は、はいりませんでしたから,ご褒美下さい!」
これはこれで、むかっ。

私は毎日この、家の前で2分ほど,帰って来るのを待つのが日課なんですよね。
はじめは,ピップがどこにも見当たらず、行方不明と、随分キモを冷やした物ですが、最近はねえ。



おどろかないわよ。

ちなみに,いまの所,怒られたり,文句を言われたりした事はありません。
でも、まずいよなあ。