London徒然草

「ばく」のロンドン日記

アートとピンヒール

2008-06-23 | 飼い主ネタ


先週、大学1年生を終えて、大量の荷物と共に自宅にNo1が戻ってきました。
1学年というのは、ずいぶんと早いもので。

戻っていきなり、彼女から「一緒に映画を見に行こう!」とのお誘い。
「セックス・アンド・ザ・シティー」
(日本では8月23日公開)

ニューヨークの女性4人の、この物語、私はTVシリーズの大ファンだったのですが、
まさか、『自分の産んだ娘と』この映画を見る日が来ようとは、思いもしませんでした。

この映画の中に出てくる「キャリー(ケリー)」や、それ以外の女性たちも、
すばらしいファッションの洋服はもちろん、
美しく、華奢でヒールの高い靴をこよなく愛しており、
今回も深いブルーのハイヒールが映画のストーリーの中で大事な役を果たしていました。

美しいピンヒール

確かに女の子は、憧れるし、欲しいし、買っちゃうし、
それをはいて、全身を見て、「わるくないじゃん」って、
無理してはいてお出かけするし。

でも、足が痛いんですよね。これが。

年齢を重ねると、私なぞは、靴屋さんで見ただけて足が痛む始末。



私だって、持ってます。

で、週末の金曜日、久しぶりに、オットとデート。

セントラルロンドンの、ロイヤル・アカデミー・オブ・アート(イギリス王立美術院)
の、サマーエキシビジョン
の、一環として行われる、講演会を聴いて、
展示を見て、その後、レストランでお食事する予定。

持っているのに、このままだと履かずにいるなあ~....
と思い、決心を固め、ピンヒールを履いて出かけました。

オットさんと私の身長差は、なんと35センチ。
私がヒールを履いても、何ら問題なしなんですが、
最近はなあ....。

地下鉄の駅まで、5分ほどの距離なので、そこはなんとかクリアー。
途中乗り換え一回で、目的の駅に到着。そこで、いや~な、予感。

駅に入ってくる人が傘をたたみながら降りてきます。

特別の靴を履くと、必ず雨が降るのだよなあ......
ぬれると、いい皮を使った靴は、シミになってしまうのですよね
水たまりや、ハネを気にしながら、早足であるきます。

だんだん足が痛くなってきました。

首尾よくオットと入り口で落ちあい、講演会へ向かい
ゆっくり夕食を、この美術館の中のレストランでいただいて、
夜10時まで開いている、絵画や写真、建築、彫刻などの展示を見て、
帰ってきました。

帰り道、やっぱり、足がいた~い。

結局、私の足は、翌日も、ひどく痛んだのでした。

痛さに耐えて、美しさを選ぶべき(たまに?)と、わかっちゃーいるが
毎回、出かける前に、出してみては、ため息をついて、違う靴を選ぶ私。

もう、こういう靴は買わなければいいのかもしれませんね
ちょっと、悲しいけど