London徒然草

「ばく」のロンドン日記

ロンドンでのドッグトレーニング

2005-07-26 | わんこ
今日から、ピップ君が生後3ヶ月に我が家に着てからすぐに通ったドッグトレーニングについてです。

イギリスでは、引き取られてすぐに近所のドッグトレーニングコースに入る人が多いようです。すでに何頭も飼っていている人以外は、皆、飼い主、犬とセットでコースに申し込みます。あちこちでコースが開かれていて、コミュニティーホールや、教会のホールで開かれています。毛が抜けたり、粗相をしたりするのに、教会のホールなんて貸してもらえるのは、やはり人権ならぬ犬権が確立しているのでしょうか?

初級コースから、中級、上級とありますが、週に2回、2ヶ月間、一緒に通って約1万5千円でした。

初級コースで基本的に、「座れ」「待て」「伏せ」とリードを引っぱらずに歩けるまで、また、「ホーム」、「来い」、獣医さんや、検診を受ける時の犬の押さえ方、抑えられ方の教え方を習います。

ここで、ポイントは、コースの行けば犬が賢くなると思っていたのに、ああ、なんと、どうやってしつけるかを飼い主にとうとうと教えるくれます。そして、馬鹿な犬になるか、賢い犬になるかはあなたしだいと言い渡されるのです。



ピップは15頭程いたペアの中で、紛れもなくブービー犬。出来が悪いわんこの順にびりから2番目でした。とほほ。あまり食い意地がはっていないし、集中できない性格がたまに傷でした。又、他の犬が気になって気になって、落ち着けない(未だに)この種類の犬の典型的な性格もありました。

ちなみにびり犬は、賢いはずのボーダーコリー。お年をめした女性がコンパニオンとして選んだ犬でしたが、あいにくかみ癖があり、また、コミュニケーションが難しく、ドックトレーナーのアドバイスで最終週を待たずに、ドッグホームでもっとふさわしいオーナーを探す事になってしまいました。

結果、ピップはビリ犬

コースははっきり言って、褒めて褒めて、ご褒美で励まし、一日、一回5分以内のトレーニングを何度も繰り返す事!でした。

地下鉄の駅の前に犬を連れてずっと立って、ピップ君を人にならす訓練をしたのも、今になっては懐かしい思い出です。


又、爆発

2005-07-22 | Weblog
又、ロンドンで爆発があったようで、(未遂)なんということでしょう。今回の場所は私が良く仕事で行く、ウオーレンストリートも含まれていて、本当に怖いです。このあたりは、おしゃれな家具屋さんや、専門病院などが立ち並ぶエリアで、いつもはテロとは遠いイメージがあります。



誰も怪我をしていないようなので、安心ですが、友達から、早速メールがきていて、「みんな、こんな事には負けないと言っている」そうです。負けないって言っても、爆弾に吹っ飛ばされたら、元も子もないと思うのですが。

ロンドンっ子の、皆の、この強さは何処からくるのでしょうか?国民性?なのでしょうか?
精神構造が、私達とは一寸ちがうなと感じる一瞬です。

でも夫は、これからバス通勤にしようかな~とつぶやいていました。

ジャックラッセルテリアのピップと愚息

2005-07-20 | わんこ
今日は、うちの似たもの同士の話題です。この二人、実は、性格がそっくりです。

1 運動神経が抜群。
2 好奇心が極めて旺盛で、我慢ができない。
3 暇があると寝ている
4 顔が小さい
5 甘えるのが上手

憎めない二人であります。ピップはとても優秀なサッカーのディフェンダーで夕方になると、家の裏のフィールドで、暗くなるまで、二人で飽きずにサッカーをしています。今は夜9時半まで明るいので、時間は充分。たまにくたびれ果てたピップが、一人で家に帰ってきて、水をびちゃびちゃと飲んで、少し休んで、又出て行くのが笑えます。このところ、隣家にスペインから孫息子がさとがえりしてきて、彼らの犬のラッキー(巨大な雑種犬)と4人?でテニスをやったりサッカーをしたり、楽しんでいます。ヨーロッパの夏はやはり一番いいですね。


久しぶりの日本 その2

2005-07-18 | Weblog
暑い

やはり日本は暑かった。溶けそうです。はあ~。

さて、鍼に行った夫は、その後焼肉をたらふく食べ、すぐに体調が急変、吐き下痢で、ノックダウンと、つかえない奴になってしまいました。その夜予定していた、おすしはキャンセル。がっかり。

24時間の絶食ののち、復活しつつあります。

鍼のせいか?はたまた暑さのせいか?

昨日のバーベキューのお誘いもキャンセルで、何日分か食べ物でソンした気分。

テレビがいっぱいチャンネルがあって、楽しいです。今日は娘とユニクロに行って買い物しようかな?着るものも日本は安いです。うきうき。サイズがあるし。


 久しぶりの日本

2005-07-16 | Weblog
帰ってきました、1年ぶりの日本です。

暑い。というより空気が重い。

湿度というものをすっかり忘れていたのですね。ドヨ~ッとした空気にひるむ私達です。出かけるにあたり、犬を預けたり猫を預けたり、パスポートを更新したり、その途中テロで電車が止まったり、どたばたの毎日でしたが、さて、日本につくと、一日ですっかり、ずっとここにいた感覚です。自分の国なんだなーと思い知らされます。

ピップくーん、ごめんね~。でも、少し我慢してね

これから昼は念願の焼肉、夜はおすしをたべにいきます。わくわく。朝は、今日のカロリーを考慮して、トースト1枚にしておきました。ああー腹減った。

夫は、今、私の父に連れられて、人生初の鍼にいっています。五十肩で苦しむ彼の救いとなるのでしょうか?この結果は、期待下さーい。父は、夫をとっても嬉しそうに私の息子と人に紹介します。全く似ても似つかぬ二人なので、結構笑えます。(そりゃ、そーだ!)




ジャックラッセルテリアのピップ君

2005-07-12 | わんこ
今日は,親ばかならぬ、犬ばかさせてください。(、、、、)

うちの愛犬、ジャックラッセルのピップ君です。この犬の特徴である、「もともと猟犬、エネルギッシュ、軽自動車の車体にF1のエンジンをのせた犬,飼い主に忠実」と言われている通りの性格です。興味を引く物があると,すべての神経回路が吹っ飛んでしまって言うことを全く聞かなくなると言う点はたまに傷ですが,まあ,これもかわいい所でもあります。(なぜ息子とこんなに性格が似てるんだろ~?)

前足がちょっと変わっていて,まるでバレエのポーズのようなんです。まあご愛嬌。

庭につながるフィールドを全速力で駆け回るという、大変恵まれた生活をしていまーす。

ジャックラッセルオーナーの方,メッセージくださるとうれしいな。

指でヨーグルト!

2005-07-10 | ロンドン暮らし
皆さんは,イギリスと言うときっと、「大英帝国」の輝かしい歴史や,建物,エリザベス女王、アフタヌーンティーという、輝かしく美しいイメージをお持ちではありませんか? 

確かに,その通り。そんな部分もあります。ため息が出るくらいすてきなお家、お庭 等々...。これは主にハードの部分です。ね。

でもちょっと待ったーーーーー

先日、仕事で昼下がりに地下鉄に乗ったとき、さすがの私も目が吸い寄せられてしまう出来事が...。
それなりに成熟した年の,(ぶっちゃけ初老?)それなりに身なりもこざっぱりした女性が座って新聞を読んでいました。呼んでいたのは「デイリーメール」(どちらかというとそんなにお上品な人が読む新聞ではないーイギリスでは読んでいる新聞でその人の所属するクラスが歴然)。新聞を横におくと,やおら持っていたビニール袋をごそごそとあけて...。取り出したのはちいさいポットに入ったヨーグルト。日本のものとほぼ同じと思っていただけるとわかりやすいと思います。こちらでは前菜付きの食事をゆっくり車内でとっている人や,フルコースメイクをする人など,あっちこっちにいるので相当なことでは驚かなくなっている私も.........さすがに彼女がそのポットをあけて,右手の人差し指をずぼっと差し込んで,その指をなめなめしながら,食べ始めたのは,さすがに唖然.....。

スプーンないなら,家まで待とうよ~,お願いだから

最後まで,きちんと、ポットの内側についたヨーグルトもしっかり指をくるっとまわして「べーろっ」となめていました。やれやれ。

日本では清潔すぎて危ないといわれるようですが、この国のひとたちをみていると、そーっか、これでもみんな生きてるもんなあと、変に感心することしきりです。皆さんも是非,今度電車でお試しください♪

それでは今日はこのへんで~。

爆発

2005-07-07 | ロンドン暮らし
たった今、セントラルロンドンから、戻ってきました。どうやら、ロンドンがテロの標的にあったようで、乗った電車は最寄り駅で止まってしまい、駅も封鎖するとのことで降ろされてしまって、バスに乗れと言われましたが、バスも全部運行を中止しますとアナウンスがあり、降ろされてしまいました。携帯電話に夫が電話してきて、とにかくセントラルロンドンからはなれろというのですが、ゾーン1(セントラルロンドン)の交通機関は全て止まっているので、歩くしかありませんが、メインの道路は封鎖されているし、パトカーや救急車がはしりまわっているし....。とても怖かったデス。バスで運転手が、車内に不審物がないか、全員で調べてくださいとアナウンスをしたときは、いつもはクールなロンドンッ子も、皆できょろきょろと座席の下などを探してしまいました。

一つ感じたことは、この国は何か緊急事態が起きたときは,結構思い切って全部を止めてしまうということ。なんだかんだ言っていないで,すぱっと決断する人がいて,決めてしまうということ。リーダーシップというものが存在することを体感します。いつも,感心させられるのです。人々も駅員に食って掛かったりすることがありません。日本ではよく,このような状況になったとき、よくそういった光景を見ました。今もブレアー首相がG8会場のスコットランドから,生中継のテレビで皆にメッセージを送っています。ブレア-首相の右の後ろの方に小泉さんも見えます!

 でもこれで、息子のイギリスパスポートが日本へ出かける日までに間に合わないかもしれない...。という個人的悲劇も起こってしまいました。(実は17日で切れてしまうことを見逃していて、緊急発行のためにビクトリアのパスポートオフィスにアポイントを取って向かっている途中だったのです...とほほ...もちろんたどり着けず)たまたま、彼は日本のパスポートも持っているので、なんとか出かけることは出来ますが,帰ってくるときめんどくさいのが問題です。

 昨日は、きっとだめだと皆が感じていた2012年のオリンピックの開催がここ、ロンドンに決まり、国中が思いのほか沸き立っていて、G8も始まると言う、こんな日に、こんなことが起こって、なんだかです。今、雨もしとしとふっているし、気温も現在11度。家の暖房を今、入れたところです。日本では信じられないですよね。

明日は晴れると信じて、それではこのへんで。

曇りのち晴れ、時々雨

2005-07-06 | Weblog
きょうもロンドンは、曇り/晴れ/時々雨の、とてもよくある天気でした。曇り空が晴れてきたなあ~とうれしく思って庭でお茶などを飲んでいると、一点にわかにかき曇り、風がびゅーと吹いてきて、雨がぼとぼとと落ちてきたりします。7月というのに気温は17度と長袖の上にはおるものが必要な、トホホな天気です。

 しかし、こちらで本当に驚かされるのは、ひとびとの服装。
気温や天気がころころと猫の目のようにかわるし、明確な「季節」というものが存在しないためとは思うのですが、なんとまあ、みんな、本当に好き勝手な格好をしています。季節感も、清潔感も、すっごいおしゃれさんから、どうしたら、こうなるか??という人まで。
 地元スーパなどに出かけると、よせばいいのに数字の3みたいなデブなおなかも丸出しで、へそピアスをした半裸のオネエちゃんの隣で、ピンクモヒカンのお兄ちゃん(実はこのお兄ちゃんは、近所の病院で受付をしていることを最近発見して、大いに驚いた)カップルと、袖口はわかめ状態、襟足は垢でピカピカのウールのコートを着込み、皮のブーツを履いたオバアちゃんが並んで、マッシュルームなどをせっせと紙袋に入れて選んでいたりして、みてはイケナイと思いながらも目が吸い寄せられてしまいます。

 私の夫も(イギリス人)日本に住んでいたとき、9月になって久しいのに麻のジャケットを着て出かけようとするので、「おかしいとおもうけど~」と言ってはみましたが、「なんで?」全然取り合ってくれなかったっけ。

まあ、金子みすずじゃないけれど、「みんなちがって、みんないい」ということなのでしょうね。この国ではむしろ、「みんなちがって、あたりまえ」ということでしょうが...。

それではこのへんで。