London徒然草

「ばく」のロンドン日記

夏のたのしみ

2009-07-17 | ガーデニング


夏の楽しみは,なんといっても短いこの季節に
一斉に花開く,植物さんたち。

我が家の前庭のラベンダー

2年前に,大人買いした、この子たち

">

家に出入りする時,わざと,足で触りながら行くのがお楽しみ。
この,色と形、香り。うれしいなあ。




そして、2年前に義姉からプレゼントされた、めずらしいリンゴの木



彼のふるさと、ウエールズで絶滅したと思われていた種類だそうです。
今年の収穫、合計5個(笑)
一人ひとつづつということで。



さ~て、今日も変わらず、お散歩に出かけると、
7ヶ月のドーベルマンのパピーに会いました。

耳もしっぽも切っていないので,なんか,「かわいらしい」印象。

ピップ君としばらく跳ね回って遊んでくれました。

「ずっとドーベルマンが飼いたくて,2年くらい探したんだ」
と言う,若い男性のオーナー。

それは良いけど、真昼間に犬の散歩している、こういう若い男性は
どういう仕事をしているのでしょうか?

いつもの散歩道の、おわりちかく、どこからか
夢のように良い香りが漂ってきました。

くちなしとか、沈丁花の様に,香りはすれども姿は見えず。



ピップ君,どこからこの香りはくるのだろう?

見つけました。何と,ピップ君の後ろにそびえる,この大木。
よく見ると,「葉っぱからいきなり」白く可憐な小さな花が、
ていねいに葉っぱ一枚一枚に、房の様に下がっています。





めずらしい...

ピップ君

こういうものを見せてあげると、絶対に目をそらすのよね。
なぜだろう




English Garden - Coton Manor House

2007-06-21 | ガーデニング
行って来ました。

ロンドンから北へ約100キロ強。ノースハンプシャーにある、

コットンマナーガーデンです。



マナーハウス=由緒正しい個人の邸宅の、お庭を,公開しているわけですが,

広さはなんと、10エーカー



バラが一番の季節、のはずが、今年は少しいつもの年より早かったとのことで、
盛りを過ぎてしまっていて,少しだけ残念でした。



家の前面は一面、ウィステリアが





池.....でかっ。



ここでは,ガーデニングの教室もひらかれています
ドア右の、パステルのバラとクレマチスの絶妙なコンピネーション




ウオールガーデンと,ボーダー...ため息




果樹園のなかを流れ落ちる水








あえて、野生にしてある庭の一部

入り口の、もと厩だった場所のカフェ&レストランで、のんびりランチをして。

真っ赤なバラも、衝動買い(後日、アップします!)

あ~あ、
夢心地の一日でありました

明日から,また、働こう!



さくら

2006-04-05 | ガーデニング
ロンドンにも、桜の季節がやってきました。



木の下で、しばらく日本に思いを馳せながら、ピップと共に、満開のさくらをながめました。

モクレンも、れんぎょも、水仙も、椿も、さくらも、皆一斉にどかっと咲いているというのが、日本とはちがうな。

この花は他の花と違って、いろいろな思いを心の引き出しから、ひっぱりだします。



帰りに見つけた、かわいい前庭のおうち。
我が家もいつか、こんなふうに前庭を、花いっぱいにしよう。


我が家の庭にも、桜がみえます。
お隣の桜が咲きました。

日本の家族や、お友達。
みんな元気ですか?
ちょっと里心がついてしまいました。

なめちゃん

2006-02-27 | ガーデニング
昨日、カタツムリの話を出ましたら、みなさんから、あまり日本では見かけなくなったとのお話を頂きました。

こちらでは、カタツムリはもとより、ナメクジも、それはそれはたくさん山のようにいて、草花のにっくき天敵です。

植木をいろいそと買って帰って来て、るんるんと植えた翌日、見事に消えている事もしばしば。
全部平らげられしまって、かけらとか、茎だけが残っているのを見ると、怒りが沸々と~~~~。

ところで、こちらの、なめちゃん。
でかいんです。なんと10センチほどが平均的な大きさ。今まで見た最大のものは、15センチ近くもありました。




こちらは、少し平均より小さめ。でもそばのクヌギの葉っぱを見ていただければ、想像がつくかしらん?
そして、よく写真では見えませんが、ふちはオレンジと黒のストライプ。暖かい日の雨上がりには歩道の上にもたくさんはい出していて、踏んだ日には、犬の落とし物と同じくらいの悲劇が。すべるんです。

カタツムリと、ナメクジの天敵はハリモグラなので、おうちによっては、ハリモグラさんが庭に住み着いてくれる様に、それなりの歓迎様式を整えて、お待ちする家もあるんです。我が家はピップ君がいるので、ムリですなあ。

ロンドンにお越しの際は、是非一度、巨大ナメちゃんに会って行かれてください。

今日のピップ君のおさんぽは、一匹だけ、ラブちゃんにあいました。

クリスマスローズ

2005-11-17 | ガーデニング
すっかり,寒くなってしまったここ,ロンドンです。

この次の楽しみはクリスマス。まだ、1ヶ月もあるのに、人々も町もそわそわし始めています。

クリスマスと言えば,ことし、早々に庭のクリスマスローズが咲き始めました。
この家に引っ越してくるとき,どうしてもあきらめきれなくて,前の家の庭から掘り起こして,かついで来た4種類。そのうちの一番好きな花の,つぼみが出て来たな~と思ったら,開花。

クリスマス頃に咲くので、この名前がついたと聞きましたが、いつもの年より,全然早い開花です。引っ越す前に日に大慌てで,庭からほりあげ、それっきりほったらかしだったのに....。

植物のこういう ”けなげな所” が,とっても好きです。
えらいね、えらいね、と褒めてあげました。

あやしいどんぐり、ついにその真実!

2005-10-29 | ガーデニング

以前,こちらに載せた,「あやしいどんぐり」。
風邪をひいている間、こちらのガーデニング雑誌をぱらぱらと読んでいたら,「あっ!!!」
のっているじゃあないですか。同じものが   

なんと、、正解はWaspの卵が葉っぱにに産みつけられて,植物がそれによって増殖したものだったんです。ね。
Gall, ゴールで発音はいいのかな?たぶん。ボールじゃないのね。がくっ。

という事で,まーぼーさんが,正解でした~。(パチパチ)

私ったら。切ってみたりして.
こわっ。
食べてみなくてよかった。

世の中、まだまだ,自分の知らない、不思議な事がいろいろあるんですね。ちゃんちゃん。

筋肉痛だあ

2005-09-18 | ガーデニング
夕べはついに6度まで,気温が下がって,ついに暖房を入れました。
 ちょっと意味が違うか!

そして、もうそこまで来た寒い季節に備えて、一日中、ガーデニング(といっても、おかたずけ)をしていたので,今朝起きたら,体が痛い....。
あまりにも情けない。
鉢がわれてそのままになっていた、ゴムの木を剪定して,新しい鉢に植え替えて,終わってしまったラベンダーを整理して,鉢から抜いて、下に降ろして,バーベナを枝先を切って,新しく挿し木して、冬に備えて、ゼラニウムを鉢に移して。ピップ君は日がな,私の周りをうろうろしておりました。

このところさぼっていたので,いろいろありました。
霜がくるまでに,やらないといけない事がたくさんです。

そして、もうすぐ色の無い世界になってしまうので、せめて,少しは色がつづく寄せ植えをつくって...。
本当に寒くなってしまうと外に出るのがためらわれるので,今のうち。

今は植えたばかりなので,ちょっとすかすかしてますが,もう少しすれば見られる様になるでしょう。





来週,ビオラと,来春の球根を買いに行ってこようと思っています。

ガーデニングは,誰かのためだけでなく、自分の満足のためにする所が大きいですよね。でもだから好きなのかも?

今,我が家に咲いてくれている花

2005-09-15 | ガーデニング
9月も半ば,朝の気温が8度。
そろそろ,坂道を転げ落ちる様に冬にまっしぐらの気配です。
今,我が家の庭に咲いてくれている花。ありがとう♪

この薔薇は,今住んでいる家の、前のオーナーが植えたもの。シュラブの中から,ひょっこり顔を出して咲いてくれます。薔薇らしく、真っ赤と言うのが、エライと思うのです。



この、FUCHSIASは、7月にスペインから隣家に来ていた大型犬の「ラッキー」のしっぽ当たって、落っこちて,鉢が割れてしまったんです。が、けなげに咲いてくれました。

つぼみを見るとこんなに小さいのに、どこにこんないっぱい,幾重にも花びらを隠していたのだろう??
と真剣に褒めてあげたくなりました。




もう少ししか、花のシーズンは無いとおもうのですが、咲いてくれてうれしかったよ!

最後に。「ばら」ってキーボードに打ち込んで,変換すると「腹」って、出すのはやめてほしいなあ。imacちゃん。


お義母さんのゼラニウム

2005-08-31 | ガーデニング
1年前の4月、北ウエールズに一人で住んでいたお義母さんが、亡くなりました。

夫であるお義父様を急な心臓発作で亡くして4半世紀、寝込んで4ヶ月、最後はいっさいの治療も,食事も自ら,拒み,覚悟の最後でした。本当の「Lady」だったと、みんなも言ってくれましたし,私もそう思っています。

いつもとっても,おしゃれで、何よりも家の事やインテリアに関して徹底的な好みがあり,部屋はモスグリーンとピンクで、いつもまるで,インテリア雑誌に出てくるような素敵な家に住んでいました。高齢にも関わらず,ペンキも自分で塗ってしまうし。

そして、猫とガーデニングが大好きでした。本当にセンスの良い人だったと思います。

日本人の私も、娘として心から,受け入れてくれて。

亡くなったとき、夫とその兄弟は、彼女の遺品をほぼすべて処分するという選択をしました。私は食い下がって,彼女が玄関に飾っていた,石でできた、片足をぺろぺろとなめている猫の彫刻を貰い受けました。だって,日本人の私には思い出の品がなにもないなんて,悲しすぎたからです。

そして、その猫は、この2月、うちの玄関から誰かに盗まれてしまいました。後から,玄関におくなんて、と言われましたが,私はこの猫ちゃんが我が家の守り神として、お義母さんと共に、私たちを守ってくれるような気がしたから。

あまりにショックな出来事でしたが,思い出しました。この,深い赤の珍しい色のアイビーゼラニウム。あまりにすてきな色だったので,私がおねだりして彼女から一枝もらったものでした。

まだ,このゼラニウムがあった。と思うと、気持ちも幾分晴れて。



そして、とても絵が,好きで,描く事も趣味を越した腕前でした。亡くなる直前まで,絵画教室にも通っていましたし。
そんなところが、孫娘に受け継いでくれていると良いな。と願うのです。下の娘が描いた,ピップのドローイングです。



もっと、電話したり、会いに行ったり、すればよかった。月並みですが,後悔先に立たずです。
今日は,きれいに咲いているゼラニウムを見て,いろいろとフラッシュバックしてしまって。
明るい晩夏の日差しの中、彼女との思い出を、庭に座って転がす午後になりました。