London徒然草

「ばく」のロンドン日記

送別散歩、観劇、そして、ボートレース

2009-03-30 | わんこ


散歩友達の、ジャック2匹と、オーナーさんが日本に本帰国となってしまいました。
3月は日本企業は転勤の辞令がでるシーズンなのですね。

いつものドロドロコース、「上の池」まで行きましょう。





野生の「スネークヘッド」を、見ることがかないましたね。
ブルーベルにはちょっと早かったけど。



たった一枚だけ、4匹一緒のフレームに(笑)
記念すべき写真です。
ピップ君,この散歩で、ウサギ穴を見つけてしまい、
ま~た突進してしまうと困るので、リード付きですよ~。



さすが!ジャック。
こんなステキなお洋服を着せてもらったのに、ドロドロの水たまりで
背中ツイスト踊って、頭の先までど~ろどろ。

まあ日本に帰国したらこんな事もめったにできないでしょうから
いい記念という事で。

このあと、パブにお昼を食べに、人間様だけ繰り出しました。
日本に帰っても、元気でね。

同日、夜から家族そろって、珍しくセントラルロンドンへ出かけ
見たのはこちら。



「NINAGAWA 十二夜」

シェークスピアの物語を、歌舞伎調で演出し、ロンドンに乗り込むという
大胆な舞台でありました。

日本でも6月に東京で、7月に大阪で上演されるようですね。

日本語の台詞に、英語の字幕が付くので,子供たちも
歌舞伎調の台詞のままでは厳しいのですが、これなら大丈夫。

驚きながらも、おおいに楽しんでいました。
また何でもいいから舞台に連れて行ってと、帰り道。

そうねえ、また、見に行こうね。

市川亀治郎の、麻亜(まあ)役がブラボ~!

子供たち、女形を見るのも初めてなので、目が点で、
実物の写真を見せたら、「ひょえ~」と叫んでおりました。

最後は、友人が編んでくれたアクリルたわしを盗んで
逃げたバツに、フランス画家にされたピップ君と、



150年以上続く、テムズ川での、
ケンブリッジ大VSオックスフォード大のボートレース。



日曜日3時半から、国中が注目。
時間も、一時間前倒しで、「サマータイム」がはじまって、

このレースを見ると、長い冬は本当に終わりだなあ、と
毎年、実感する私です。




キャンドル危機

2009-03-25 | わんこ


先日、息子が16歳の誕生日でした。
特大,直径35センチ、高さ15センチの日本風ショートケーキを作って
夕食後、家族大はしゃぎでキャンドルを用意して~



電気を消して、写真など撮っていたら、
いきなり、ピップ君の様子が変。

呼吸が短足呼吸にかわり、
よだれを垂らし始め....

ヤバい!

また、てんかんの発作を起こすかも!

ということで、あわてて電気をつけて
何も無かったように演技する、我が家族だったのでした。

あとから、みんなで大笑い。

もちろん、何事も無く、



ソファーに座る私の左の腰に顎を載せてくるピップ君でありました。

おどかさないでね、キミ


北へ東へ

2009-03-23 | ロンドン暮らし


仕事で,ロンドンの東側の、「ハックニー」というエリアにいきました。
あまり安全では無いエリアと言われています。

地下鉄の駅のほとんど無い空洞エリアなので、移動の手段はバス。
バスの始発ターミナルで,バスをまっていると、
背後の売店で、白人男性と黒人男性が言い争いを始めました。

困ったなあと思っていると、乗りたいバスが入って来たので,
まっていたほかの人たちと共に,ドアが開くのを待ちましたが,
運転手さん,なかなかドアを開けてくれません。

そうするうちに、背後の喧嘩はエスカレート、
どつき合いをしています。

正面のバスはと言うと,出発時間でないのでしょう。

いきなり前扉の乗り口に、運転手さんが半畳ほどのカーペットを敷きだすのが
ドアのガラス越しに見えました。

参ったなあ....

そのカーペットの上にひざまずき、イスラム教のお祈りを始めてしまうではありませんか。

背後の喧嘩は、ますます激しさを増し,遂に凄まじい殴り合い。
床に倒れた相手を蹴飛ばし,殴り,とんでもない事に。

この期に及んで危険なので、子供をベビーカーに載せたお母さんと
一緒にターミナルの端まで,走って避難です。

こういう時はこんな早く対応できるじゃない、と,驚く速さで
続々と警察官、パトカー、覆面警官などなど
続々とすさましいサイレンを鳴らして、わらわらと山のように集まってきました。

バスを見ると、それでもまだお祈りをしている運転手さん....。

仕事にたどり着く前に,私は恐怖で、ぐったり。
大人の真剣な喧嘩って、凄まじいですね。



そして,仕事がおわって家に戻ると、子供たちが大騒ぎ。

学校での出来事を興奮ぎみに話してくれました。

いきなりお昼に、火災報知器がなったとか。
全校生徒が校庭に避難して、誤作動と説明されたあと、
11年生だけ,残るようにいわれ、息子の学年なので,残っていると
11年のクラス「J」だけ,違う部屋に移動して,と言われたとか。

その後,起こった事はというと,ある一人の男子生徒に向かって,
拳銃を構えた警官4人が飛びかかったとか。

何と,その子、拳銃を持って学校に来ていたそうです。

で、それを友達にこっそり見せた所,その子が学校に通報、
警官が呼ばれたというのが事の次第だったそうです。

学校での銃の乱射事件,つい最近ドイツでもありましたが、
こんな出来事が,自分の子供たちの比較的安全なエリアにある、
普通の学校で起こるなんて。

なんだか,いろいろ考えてしまう一日でした。



そして,翌日

北へ向かって,200キロ。
No1.の住む「ノッテンガム」に向かいました。

一足早く、大学がイースターの休みになったので,
家族皆でお迎えに来い,とのお達しです。

私たち家族、大学以外誰も街を見た事が無く、
あまりに冷たいじゃないと言うのです。



街のおへそ、マーケットスクエアーには
観覧車があり,広場を中心にお店が建ち並ぶ,坂の多い街でした。
トラムが走っているのも知らなかったなあ。
小さすぎず、大きすぎず、ちょうどいい大きさの
学生として過ごすには居心地の良さそうな街でした。

で,こちら。



どこから見ても,正真正銘、教会ですな。

しかし,中は



レストランなんです

ステンドグラスもそのまんま。



よく,教会だった建物が,中身だけアパートに改装されて売りにでたりするのを
目にしましたが,ここまでそのままレストランになっているとは。

宗教離れがすすむこの国。

荒れ果てて朽ち果てている,教会も沢山ありますから
それよりは良いと思うのですが,
こちらの教会,だいたい,床下は沢山の遺体の埋葬地となっているのです。

やっぱり日本人には,ちと,恐いですよねえ、
この状況。

お食事はまあまあ、おいしゅうございましたとさ。


あっという間に

2009-03-20 | ロンドン暮らし


先週まで,ほとんど色のない景色だったのに、
ああ、それなのに
突然暖かい日々が続き、
水仙から,レンギョウ、
モクレンの蕾がふくらみ、桜まで、
いきなりいろいろな花が、
色とりどりに咲き始めました。
あっという間に,風景が激変です。

うれしい~



ピップくん、いつもの、裏庭のフィールドで,お散歩中。

あれから,発作も起きず,いつものピップ君で、ひと安心です。



こんな新芽や、柳の優しい新芽もでてきました。

我家の前庭も、



控えめではありますが,クリスマスローズがかわいいの♪





明日は,お散歩のついでに、近所の桜を眺めにいけるかな?

  

ピップ君と私への
皆様からの,たくさんの暖かいお見舞いの言葉
本当にありがたかったです


 

2週間後

2009-03-18 | わんこ


ピップ君の件では皆様に,本当にご心配をおかけしました。
私もパニックになってしまって、お恥ずかしい。

「今,死んでいってしまうんだ」
と,思った瞬間、膝が,がくがく震えて,
「神様,苦しませないで」
と、宙を必死にかいている小さな体に
すがりついてしまいました。

まったく、久々の恐怖の体験でありました。

おかげさまで,今日一日、本犬は普段と変わりなく過ごし、
いつもより,少しおとなしめではありましたが、
短めのお散歩も行きました。

夕方、獣医さんから、血液検査の結果が電話であり、

赤血球の数が多い、
肝臓機能の数値が異常

とのことでした。

2週間後に、もう一度血液検査をして、その結果で
肝臓もしくは脳のスキャンという事もあるそうです。

やはり、癲癇のような、「ひきつけの発作」だったのですね。

心配して、海外から連絡をくれた友人によると100匹に1匹の割合で
起こるとか。結構ある事なのだ,と学習しました。

また,次回、発作を起こしたら,時間や様子を詳しくメモしておくように
獣医さんに言われました。何事も冷静さが必要ですね。

次回はうろたえずに、対応できそうです。

重ねて,ご心配頂いた皆様へ
本当にありがとうございました。

もう大丈夫です。


よろよろ

2009-03-17 | わんこ


本当に、突然、散歩の途中で,今日、ピップ君が
歩けなくなってしまいました。

さっきまで、あちらこちらにブンブンと走り回っていたのに
突然です。

足に力が入らず、前足と後ろ足がうまくコントロールできなくて
よろよろするばかり。
驚いて、抱いて家に戻りましたが、

家でいきなり白目をむいて、足と手は宙をかき、
ひどいよだれをだらだら垂らしながら,舌をだし、
呼吸も乱れて苦しそうで...

このまま、死んでしまう.......と真剣に思いました。

慌てて獣医さんに,電話して連れて行き、
病院に着いたときは落ち着いてきていましたが、
結局はっきりした原因は判らず。

毒でもなさそうだし,心臓でもないそうです。

血液検査をしたので、結果が明日出ます。

獣医さんは多分、引きつけを起こしたのだろうと。

原因は、内蔵関係であれば,血液検査である程度わかるし、
そうでなければ,脳からくるもの、とすれば、
服薬で抑える事になるけれど、腎臓に副作用を及ぼす薬になるそうです。

実は昨年夏、私たちが日本にいる間に、
No1が一人でロンドンに残って留守を守っている間にも
同じような事があったのですよね..。



今は落ち着いて,こんな風にしています。

やはり,すでに中年のピップ君。
これからいろいろあるのだろうなあ。

覚悟しないといけませんね

獣医さんからもどってきたら、今度は私がへたり込んでしまいました。




卒業式

2009-03-16 | 子供達




週末、日本語補習校の,卒業式がありました。

No3こと、次女が小学校に6年間通いきり、晴れて卒業しました。
土曜日の午前中,国語の授業だけ3時間。
毎週の山のような宿題もあり、全てをきちんとやったとは言えないけれど、
通っただけでも,ほめてあげないといけませんね。

4月から,中学に進学します。
古文とか出てくるけど、どうなる事やら~。




庭の水仙に,まるはな蜂がすっぽりと入り込み、



猫のクラウディー、はガーデンチェアーで「ひなたぼっこ」



春ですね。




自宅軟禁

2009-03-12 | ロンドン暮らし


春めいた天気になりましたが、
まだまだ朝晩は、冷え込みます。

今朝も8時のロンドンは一面の霜景色。



まあ、霜の心配がなくなるのは5月に入ってからですから
あと少しは、朝晩は油断できません。


さて

No2こと、息子ですが、この数ヶ月、携帯電話なしの生活をしておりました。

もちろん悪いのは本人で、(2台たてつづけに紛失)
本人も判っているので、
しおらしく,我慢しておりましたが、
結局、こちらが手配してあげる事に。

申し込みをした所、自宅に配達してくれるそうで。

で、メールが届き、そこには、こう書かれておりました。

「ご自宅ご住所に配達予定は3月11日、
時間は朝8時から夕方6時の間に伺います。
サインが必要ですので、在宅願います」

ああ、日本の2時間スロットで、選べる宅配便は
イギリスにはなぜ、進出してもらえないのだろうか?

私は,結局,意に反して一日自宅軟禁となったので、それじゃあ、

「スプリングクリーン」
(春の大掃除、イギリスでは年末ではありません)

でもするか~。

今朝の庭の霜、そういえばきれいだったけど、
霜といえば.....冷凍庫の霜。

 子供たちが開け閉めしたとき半ドアのままで、いきなり凄い霜が付いた。
 世は、21世紀というのに、我が家の冷蔵庫は霜とり機能がついていない。

日本の冷蔵庫で、霜付きなんて今や絶滅品種の筈。
ああ、なつかしい日本の電気製品

で、



格闘の末



こ、、こんなに...(恥)

おかげさまで,3時過ぎに電話は届き、
ピップ君は晴れてお散歩に行く事ができましたとさ。

めでたし、めでたし。



ウクライナのおばさん

2009-03-09 | わんこ


暖かくなったと思ったら,また寒さが少し戻ったロンドンですが
やはり,季節は進んでおり、



水仙が咲き始めました。

ちょっとした芝生の広場など、あちこちに、
真っ黄色のかたまりで、風にゆれています。

先週、日本ではありえないと思われるような出来事で、
心底、怒りにふるえ、夜も寝付けないほど腹立たしく、
その後、ひどく凹み、感情が平らになって
しばらくの間,深海魚のように
海底に潜んで、そーっと呼吸をしておりました。

そういう事は,誰にも、たまにありますよね。



週も,変わった事なので,もう,忘れて元気をだそう。

こんなきれいなものを崇めて。



そして,いつもながら、この方に癒されます。



かぶり物がそれほど気にならないらしく、
しばらくこのまま歩き回っておりました。

日本だと、ほおっかむりですが、
こちらだと、東欧のウクライナ辺りのおばさんに見えるのよ~

ピップ君、顔が細いしね♪

そして、この記事、
一度、書き込み、投稿ボタンを押したら、全部消えました。
泣きっ面に蜂とはこういう事でしょうね。
今度消えたら、許さな~い