London徒然草

「ばく」のロンドン日記

しそ.....のようなもの。

2005-10-14 | ロンドン暮らし
こちらに来てすぐ、夫の実家があった、北ウエールズで、ファミリーに天ぷらをごちそうしようと、張り切ってエビなどを買い込みました。ベジタリアンのお姉さんには、ピーマンと、なすで~、などと考えて。

散歩に出ると、まあ、そこかしこに”しそ”があるじゃあありませんか!こんなふうに...。


すごいぞー、イギリスは、しそが自然になっているのね~。と喜んで、早速、摘んで、つけあわせにしようと、手を伸ばして、葉っぱをとろうとすると...。

「いたーーーーーい」、涙が出そうなほどの、激痛。みるみるまに、手が赤く腫れてきました。

痛みは半日ほども続き、夫に話すと大笑いするし..。失礼な奴。

この植物、ネトルと言って、こちらの、そこかしこにある雑草。
こちらの人は皆知っていますが、私は知らなかったのだ。
日本名、刺草(いらくさ)。

「白鳥の王子」というタイトルだった思うのですが、白鳥にされてしまったお兄様たちを助けるために妹プリンセスが、いらくさで、ガウン?コート?を手を腫らしながら作ったお話を知りませんか?あれです。あれ。こんな草で、どうやってつくるのかは、おいといて。

葉っぱを見ると、

びっしりと、とげが....。みえるかなあ?

ピップは、良く知っていて、この茂みがあるとうまくよけますが、一度、我が家で柴犬のトフィーちゃんを預かったとき、彼女は箱入り娘で、ネトルを知らなかったようで、いきなり、「ひーひー」と悲鳴をあげて、たおれてしまい、こちらもパニックになった事がありました。

犬も、さわると相当痛いものらしいです。(笑)
息子は、こちらに来てすぐ、自転車でネトルの中に突っ込んで行って、自転車ごと転び、大泣きしていました。ありゃ、いたかったでしょうなあ。

でも、この草のそばに”ドックリーブ”という、解毒作用のある葉っぱが、たいがいはえていて、それをむしって、さされたところに刷り込むと、痛みが嘘の様にひきます。

自然って良くできています。ね。


落とし物フェチ

2005-10-13 | わんこ
ひさしぶりに、ピップ様。

散歩中、向こうから、昼というのにビールの缶を持って、タバコを吹かしながら歩いてくる人が少し怖くて、
ピップからほんの少し、目を離したすきに。

この、背中一面に張り付いているのは、匂いから言って、間違いなく、狐の落とし物。

「くっさーーーーーーーーーーーーーーーい」

こっちこないで~。
私が洗うの~?
バスタブもお風呂場も二日前にきれーいに掃除したのに。



お母さんはゴム手袋をする前に、少し触っちゃったじゃない。

明日はこういう事はしないでほしいなあ。

ラズベリーブラウニーの行方

2005-10-12 | 子供達
今朝、買い物にいくと、いつものスーパーに、それは見事なラズベリーを売っていました。
つやつや、ぶりぶり♪ 収穫の秋であります!



早速買い込んで、ラズベリーチョコレートブラウニーを,おやつとして作る事に。
今日は、お客様の予定もあったので、昼過ぎまでばたばたしていて、3時過ぎから取りかかったので、子供たちの帰宅にぎりぎりの時間帯。はやくはやく~。

なんとかクッキングペーパーの上に生地を流し込んで180度で25分。


焼き上がる少し前に、子供たちが帰ってきました。「ただいま~」
「悪いんだけど、オーブンがぴーぴーなったら、やけどしないように、出して食べていてね~。紅茶はポットにいれてあるわよ~」
と言い残して、私はピップの散歩に大慌てで出かけました。


ピップ君、今日は長めの水遊び。やめてくれー、「pip,come~」帰ろうよ~。

やっと家にたどり着いたら、


ブラウニーは、子供たちの胃袋のなか。あーん、私も食べたかったのに~

子供たちは、ごめんごめんと平謝り。「だって-おいしかったんだもーん!」とのたもうておりました。ますます、むかっ。

晴れだ!あったかいぞ!ばんざーい。

2005-10-11 | ロンドン暮らし
このところ、少し涼しく?と言うか、寒くなってきていたのに、今日はなんか、朝から太陽が顔を出し、気温がぐんぐん上がってゆきました。ホコリだらけの家の掃除を終らせるべく、窓を全部あけて、掃除機ぶんぶん。お風呂も、磨いて~♪

そうそう、お風呂と言えば、こちらの水は、日本と違い、コチコチの硬水。お風呂や台所の水回りに白い石灰ががっちんがっちんに張り付きます。それを、今までは市販の薬品を使ってとかして取り除いていたのですが、先日、お酢でも同じ効用があると知って、早速スプレーにお酢を入れて、水で薄めて、それだけじゃあまりに臭いので、Tea Tree Oilも入れて、シュウシュウ。家中お酢臭くなってしまいました。が、シャワーパネルは見違える様にきれいになって、主婦のささやかな快感を味わったのでした。

新しいフローリングの床の、一番日当たりの良い場所で、ピップ君はぐうぐうと高いびき。(本当にすーすーと音がする)
この後、庭に出て、来春の球根を少し植え、パンジー、ビオラなどの寄せ植えをつくり、それから、長靴はいて、いつもより長いお散歩にいったよね。
楽しかったね。ピップくん。

ニュースによると、ロンドンは今日、22度くらいまで気温が上がったとの事。
いつまでも続いて~、この天気。

アルコールバトン

2005-10-10 | Weblog
僕の前に道はない、僕の後に道はできる......。
あれっ?僕に前に道は...あるなあ。変だね。ピップ君。

erimaさんから、アルコールバトンを受けとりました。いざ、ちょーせん!

1.あなたの好きなお酒はなぁに...?

実は、バーボンソーダ。ビール以外においしいと思うのは、これ。
問題は、女の子が外で頼むには結構勇気がいる。げっ、女の子だって。自分で照れるなあ。
背が高くて、スマートならかっこもつくが、チビな私が、外ではねえ~。

2.酔っ払うとどうなってしまうの...?

実は、酒にはめっぽう弱い。実はビール350mlの缶がやっと。飲むのはすごくすきなんだけどなあ~。とっても残念。
まず、全身、くまなく真っ赤か。ぐちゃぐちゃに陽気になりまくり、けらけら笑い転げて、所かまわずぱったり寝る。
たまに、全身かゆかゆになって、かきむしる事もたまにあり。とほほ。

3.一晩で呑んだ量と費やした最高金額は...?

卒業後、一番始めに勤めた出版会社で接待する側だったため、クライアントにつきあって、はしごしまくって、30万くらい仮払いしてあったのに、足りなくなってしまって、最後の銀座のバーで、おまけしてもらった。私はきっとビール半本くらい、後は水割りに見せかけてウーロン茶を飲んでいたので、いくらかかったのかなあ?ちなみにバブルのまっただ中でした。

4.呑んだくれて良かったなぁ~と思うことは?

気になっている仕事を、忘れる+気が大きくなって、まあ、そのくらいの仕事なんとかなるさ!と思えた所。そして、なにより、楽しい!ビール一本で、こんな風になれるので、超安上がりな奴。今、そんなプレッシャーのかかる仕事をしていないし...。

5.お酒の席での失敗談ある?差し支えなかったら笑える失敗談と笑えない失敗談を聞かせて!

大学に入ってすぐ、本当に少ししか飲んでいないのに、空きっ腹だったため、ノックアウト。店の前の道路の真ん中で寝た。ほっぺたが冷たくて、とても気持ちよかった事を鮮明に覚えている。
で、その後、引きずられて、先輩の家に行き(前後不覚で覚えていない)お医者さんの娘だったその先輩が胃薬を飲ましてくれたらしい(覚えていない)。トイレにその後、行って戻したら、きれいなブルーで「先輩の家のブルーレットきれいですね~」と私が言ったらしい。そんなものいれていない先輩がびっくりして調べてみたら、犯人は私の戻した胃薬だった。
恥の多い人生を送ってます。

あっ、それから、やはり最初の会社の大事なおもてなしの席で、当時飼っていた、マルチーズのチロちゃんが老衰で死にかけていて、酒場から家に電話したら、母に、「今、逝ってしまったわ」と言われて、その店の公衆電話で、わーわー泣いて、1時間くらい出て行かれなかった。(当時携帯など存在していない!)行方不明の私に、みんな心配、大騒ぎに。そのとき、こんなとこで、犬が死んだときに帰ってあげられなくて、人とお酒をのまなきゃいけないような、こんな仕事は辞めようと決心して、本当にやめて,退職金を握りしめて、留学した。

6.次にバトンを回す呑んだくれさん二人

飲んだくれかどうかわかりませんが、ホルモン隊を結成しているくらいなので、kimixさんと、
男の人なのでのまれるかしらん?田舎人さんお願いできませんでしょうか?

ご迷惑なら、見なかったふりして下さい。お願いいたします。

ああーっ。工事は続く

2005-10-07 | ロンドン暮らし
新しい(?)家に 引っ越ししてから1年たちました。
 
こちらは、家は、壊して立て直す感覚が全くないし、また、車も洋服も全くかまわないという人でも、家だけは大事に、きれいに、好みのものに仕立て、そのお気に入りの空間を何よりも大事にするお国柄。夕方、電気が付くと少しだけかいま見る事が出来る皆さんのインテリアに、ため息を付く事も少なくなく..。

私たちの家も、今の家は築60年。築100年なんて家がザラの、この国ではきわめて新しい部類に入ります。この家の元のオーナーである老婦人は、ご病気で亡くなられて売りに出た物件でした。多分、インテリアはすべて60年代に施されたと思われる代物。

夫は、イギリス人のくせに、古くさいものはダイキライで、モダンなタイプが好み。
で、引っ越してすぐ、工事が始まりました。

まず、やはり、水回り。お風呂とキッチン。どちらも”どっかんどっかん”と跡形もなくぶっこわしてーすごいほこりーやり直し。工事をしている間、同然キッチンは使えず、お風呂場でコップ洗い。電子レンジでチンか、お持ち帰り料理でなんとかやり過ごし、お風呂が無いあいだは...。これは、内緒です。

その後、一階をオープンプランにするために壁をレンガもろとも、”どっかん、どっかん”ーすごいほこりーとぶちぬいて.....。その後は、電気屋さんが2週間来て、天井の電気の位置を直したり、コンセントを増設したり...。

そして今週は、ついに、床の番でした。

目が回るようなカーペットが家中にひかれていて、引っ越し屋さんすら、「ワオー」と驚くようなものがあったのですが、このたび、そのカーペットのしたから、でてきたオークの床を磨いて、床として使える様にする作業が始まりました。

こんなフロアーが、(ピップ君、このお兄さんはあやしくないから、大丈夫よ~)カーペットをバリバリ剥がし、


こういった機械で、こんなふうに ーすごいほこりー


磨かれて、下塗りと,仕上げ塗りをへて、8時間後には


という事で、下のフロアーの家具を、全部全部、動かさなくてはならず、コンピュータもあえなく、プラグを外され、ガレージにさようなら~。ソファーやテーブルもなんと庭に動かして..。(雨降りませんように、神様)

やっと、今、家具を少しもとに戻して、コンピュータもつながった次第であります。

皆様、コメントをいただいたきり、お返事もしていなくて、ごめんなさーい。ゆっくりこれから、お返事します。
ピップ君も新しいフローリングの床で、かしゃかしゃと滑り気味ではありますが、元気にしております。

この次は今月末から、ペンキ屋さん、その後に2階のカーペットに張り替えが待っています。
この家も、”あと3年位”すれば、すっかり好みの家になる事でしょう。あーあ。

それまで、がまん、がまんの日々であります。

晴れ、のちシャワー、のち虹

2005-10-03 | 子供達
晴れ渡っていた午前中、 昨日餃子をごちそうしてくれたお友達と、我が家の庭でお茶を飲んだ。まぶしいくらいの太陽。
この頃のロンドンとしては、高い気温で、うれしい限り。「あったかいね~」なんて、話しながら。


インスタントラーメンがタベターイ。と言う子供たちのうれしいお願いで、ランチは白菜、もやし、卵入りのラーメンをずるずると食べて,間もなくKids No3のお友達が遊びにやってきました。
ピップの散歩に、「いくいく」と夫に,ちび二人が付いて行ってしばらくすると....。

突然のシャワーが。

それこそバケツをひっくり返したような、滝のような雨が降ってきました。

私は家で
傘を持って行くにも、どちらの方向かわからないし。

間もなく、帰ってきました。びしょびしょのぬれねずみ。
ピップもびしょびしょ。
早く早く~。


上から下まで、二人並べてお着替えさせて、タオルで良ーく頭もふいて。
次は、君だピップ君。タオルでごしごし、ふきふき。

ちなみにピップをシャワーの後などに、タオルで胸からお尻にかけてごしごしして行くと,お尻に近くなったとき、「プイッ」と音ありおならをします。皆さん経験はありませんか?本犬は、いつも大驚きで、「わたし??わたし??」ときょろきょろ。君です!音の元は。

みんなで大笑いしていると,間もなく雨もやんで。

晴れ間がのぞきました。空を見上げると、


お見事。

季節の変わり目はいつもこんな天気が続きます。

食べ過ぎの金曜日

2005-10-01 | ロンドン暮らし
ピップちゃんのお友達、柴犬のトフィーちゃんのママが、ランチに呼んでくれました。
なんて,本当は息子同士が同じ年で,日本語補習校のクラスメイトなんですけど、元はといえば。
日本ではおなじみの柴犬も,こちらでは,めずらしく、連れていると「きつね?」と本気で聞かれるそうです。「SHIBAINU」デス,と、いちいちこたえないとイケナイそうです。

お友達は日本人なのですが,彼女のご主人が中国系、国籍はイギリス人で、育ったのは日本と言う,クルスカルチャー。
そこで、彼女が私たちに作ってくれたのは、この,「茹でた餃子」。

今回、仲の良かった日本人お二人のご主人に帰国命令が出て、帰国されるため,お別れのランチでした。こちらで子供を通じて,仲良くなっても,皆さんつぎつぎ帰国して行ってしまって,寂しいものがあります。取り残される感じ。みんな、日本に帰ってもロンドンの事,忘れないで~。

この餃子,なんと,彼女の義理の中国人のお母様のレシピで,皮も手作り。強力粉をこねて,棒状にのばし、1.5センチくらいにその棒をきって、二つ重ねて手のひらでつぶし,それを1枚にはがして、短いのし棒で器用に丸く餃子の皮を作っていました。「10年以上かかって,やっと習得したんだから~。」と申しておりました。私なぞは,目をまあるくして、驚くばかり。
もちもちで,弾力のある皮は、中身を入れる時,相当引っ張っても切れません。

ちなみに、中身は豚肉とネギ,ショウガ、それとなんだったけ~。食べるのに一生懸命で、うろおぼえ。
皮に中身を平らに乗せて,包んで行きます。そして、その形は昔の中国のお金の形で縁起がいいんだとか。ウーム。
お正月は,一族の女衆、総出で、相当な量を作っていただくそうです。ここにも,家族の歴史が。

茹でたてを、お醤油、お酢、ラー油などのお好みで味付けするのですが,ラー油も魚介類の殻が入っているて,「おいしー」。
手作りの皮が,自己主張する事無く,のどごしはつるっと、でも,うまみを封じ込めていて、絶妙でした。

120個以上、作って下さったので,食べる食べる,食べる食べる....。その他,台湾から送られてきた高級なお茶も添えられ,栗ごはん,デザートの胡麻プリンまでいただいて,下を向けないほど,満腹。

そこで,食べるのに夢中で、忘れていたわんこ達をふと見たら、ピップ君たら、トフィーちゃんに連れられて,どこ行くのー?


2匹で,漫才しておりました。

本当は,その家の、さば猫ちゃん、「ファッジ」があのドアの向こうにいて,気になって気になって仕方ないのが,本当のところ...。ちょっとピップ君は恥ずかしい奴だったのだ。この日。
「ピップ君,ファッジはほっといて,私と遊ばない?。」誘われているのに,全く心ここにあらずのピップです。

この後,私は夕食に、なんと、Kids No3のお母さん友達、インド人2、イギリス人2、ドイツ人1に私という、多国籍軍で「タイ料理」を食べに行き,また,食べる食べる,飲む飲む....。不良ママは午前様。

とっても恐ろしくて,しばらく体重計にはのれません。きゃー。