London徒然草

「ばく」のロンドン日記

食べ過ぎの金曜日

2005-10-01 | ロンドン暮らし
ピップちゃんのお友達、柴犬のトフィーちゃんのママが、ランチに呼んでくれました。
なんて,本当は息子同士が同じ年で,日本語補習校のクラスメイトなんですけど、元はといえば。
日本ではおなじみの柴犬も,こちらでは,めずらしく、連れていると「きつね?」と本気で聞かれるそうです。「SHIBAINU」デス,と、いちいちこたえないとイケナイそうです。

お友達は日本人なのですが,彼女のご主人が中国系、国籍はイギリス人で、育ったのは日本と言う,クルスカルチャー。
そこで、彼女が私たちに作ってくれたのは、この,「茹でた餃子」。

今回、仲の良かった日本人お二人のご主人に帰国命令が出て、帰国されるため,お別れのランチでした。こちらで子供を通じて,仲良くなっても,皆さんつぎつぎ帰国して行ってしまって,寂しいものがあります。取り残される感じ。みんな、日本に帰ってもロンドンの事,忘れないで~。

この餃子,なんと,彼女の義理の中国人のお母様のレシピで,皮も手作り。強力粉をこねて,棒状にのばし、1.5センチくらいにその棒をきって、二つ重ねて手のひらでつぶし,それを1枚にはがして、短いのし棒で器用に丸く餃子の皮を作っていました。「10年以上かかって,やっと習得したんだから~。」と申しておりました。私なぞは,目をまあるくして、驚くばかり。
もちもちで,弾力のある皮は、中身を入れる時,相当引っ張っても切れません。

ちなみに、中身は豚肉とネギ,ショウガ、それとなんだったけ~。食べるのに一生懸命で、うろおぼえ。
皮に中身を平らに乗せて,包んで行きます。そして、その形は昔の中国のお金の形で縁起がいいんだとか。ウーム。
お正月は,一族の女衆、総出で、相当な量を作っていただくそうです。ここにも,家族の歴史が。

茹でたてを、お醤油、お酢、ラー油などのお好みで味付けするのですが,ラー油も魚介類の殻が入っているて,「おいしー」。
手作りの皮が,自己主張する事無く,のどごしはつるっと、でも,うまみを封じ込めていて、絶妙でした。

120個以上、作って下さったので,食べる食べる,食べる食べる....。その他,台湾から送られてきた高級なお茶も添えられ,栗ごはん,デザートの胡麻プリンまでいただいて,下を向けないほど,満腹。

そこで,食べるのに夢中で、忘れていたわんこ達をふと見たら、ピップ君たら、トフィーちゃんに連れられて,どこ行くのー?


2匹で,漫才しておりました。

本当は,その家の、さば猫ちゃん、「ファッジ」があのドアの向こうにいて,気になって気になって仕方ないのが,本当のところ...。ちょっとピップ君は恥ずかしい奴だったのだ。この日。
「ピップ君,ファッジはほっといて,私と遊ばない?。」誘われているのに,全く心ここにあらずのピップです。

この後,私は夕食に、なんと、Kids No3のお母さん友達、インド人2、イギリス人2、ドイツ人1に私という、多国籍軍で「タイ料理」を食べに行き,また,食べる食べる,飲む飲む....。不良ママは午前様。

とっても恐ろしくて,しばらく体重計にはのれません。きゃー。