人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

般若心経 第39節・40節

2021-05-04 19:47:47 | 篆刻


写真は奈良国立博物館蔵H.P.から引用の法華経の一部分です。
紺紙に金泥で書かれた法華経。奈良時代に書かれたとの解説です。
一行に十五基づつ宝塔を描き、金泥で経文を一字づつ書き入れたもの。
その完成度には驚くばかりです。
実際に拝見したわけでありませんが奈良国立博物館のH.P.に詳しく
記載されています。






第39節 得阿耨多羅三藐三菩提




第40節 故知般若波羅蜜多

般若心経、一連の小生の拙作ですが謹厳実直な作風を目指しました。
元来、般若心経は仏前などで唱えるものですので公募展出品とは異なり
自己表現を極力抑えて、と自戒しています。
撃辺(印刀の頭などで印面のヘリの一部分などを叩いて古色を出す)
もほとんどしていません。
写経の精神と一緒の如くです。

釈迦の言葉を書き写す写経。
記録上では天武天皇の時代、6733月に飛鳥の川原寺で一切経が書写
されたのが写経の早い例だそうです。(野尻忠氏による)

以前、ブログに記載したかも知れませんが例えば「無」の文字は
21回出て参ります。
こうした場合は微妙に変化をつけましたが。
ほかにも「色」は6回、「不」も9回とか。