人生第2幕スタートして20数年、畑を掘り・印を刻り・木を彫りの半分・自然に親しむ生活です

篆刻(てんこく)という
漢字の文化、庶民的な
円空佛、こんな世界が
今も存在している!
つれずれ日記です

円空佛・制作用の作業台

2021-11-30 14:02:25 | 円空仏



円空佛制作の方法は各地の教室によって異なるようです。

まず、作業台ですが
名古屋の荒子観音寺内の教室では座っての作業ですし
他の教室でも主に座っての作業のようです。




我が教室はテーブル上に作業台を載せての作業です。
最初の写真の如くのような構造になっていて勿論、手作りです。
小生は本格工具をお持ちの同じ教室の方にお願いして
制作してもらいました。
写真のスタイルで夫々、大小を持っていますので作業台は
4台で、作品の大きさによって使い分けています。

教室で制作も勿論ですが、お天気が良ければときどき庭先で
カンカンやっています。
ご近所に作業の音で全くご迷惑掛からない場所ですが。
作品のサイズですが制作し易いのは高さ35~45cm程度、
過去最大のサイズは高さ80cm程度です。
ビックサイズは鑿の使用頻度が多く、とても疲れます。
逆に小さなサイズは顔の表情が作りにくいという事があります。
人それぞれで多作の方あれば寡作の方ありで、自分のペースで
良いと思います。

座っての作業は背中を丸めて屈み、足の組み方も膝に故障が
ありますとちょっと辛い感じです。
これから冬に向かいますと座布団は必須になりますし。

円空佛の制作にはマニュアルは存在しませんし、どんな方法でも
良いと思っています。
人によっては顔の表情の制作は最後だったり、又は最初の方だったり
色々ですが自由だと思います。
円空さんは作品と歌集などしか残しておらず、作業工程の記録は
全く残っていませんし。

伝統的な仏像制作は厳密な約束事があると思われますが、素人の円空佛は
作品の出来具合よりも祈りを込めて制作する、これがポイントと思います。



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