では、続いて歴史を少々。
台北県三峡にある清水祖師廟は、清代の乾隆34年(1769年)に、
大陸からの移民(多くが客家人)によって創建され、
三峡の信仰の中心として、愛され守られ続けてきました。
その清水祖師廟は、現在までに3度にわたって再建されています。
1度目は、道光13年(1833年)に大地震によって損壊。
しかし、すぐに再建されます。
そして2度目は、1899年、日本の統治に反対したこの地元民衆との戦いの際、
日本軍の焦土作戦によって焼き払われました。
その後民衆の資金で再建を果たしました。
さらに、3度目の再建は台湾光復後の1947年。
清水祖師廟を中国の歴史と文化、寺廟藝術の殿堂にしようと主張する、
芸術家・李梅樹の企画設計にのっとって修復兼再建工事が始まりました。
廟内にあるすべての石柱・壁・殿堂には、
それぞれの時代の「中国の歴史的伝説」「中国神話」が彫刻されています。
「岳飛」「孔子と老子」「孟子」「仙女」などなど、
それぞれにドラマチックなシーンが繊細に描かれ、ひとつひとつ感動を覚えます。
その彫刻は、彫刻の後ろ側に彫刻が隠されているなど、
手のかかったものばかり^^。。。
そして・・・、
その工程は、1947年から現在まで未だ建設途中なのです。
まるで、スペインにあるガウディの代表作<サグラド・ファミリア>のようですね^^。
何度でも見たい!そう感じたみゅうみゅうなのでした!^^!
(前回の記事→<台湾2009 vol.41 素晴らしき、三峡の清水祖師廟①>)