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アルリシャと演劇の加護

2022-10-14 18:52:31 | 恒星探索

アルゴルにおすすめされた、アルリシャにいく。魚座のアルファ星。

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アルリシャに行く。

「きましたよ」

出迎えてくれるのはギリシャ風の天使っぽい風貌の男の子。

「アルゴルに聞いてここに来たんだけど」

「役者、興味あるんだよね。

僕を地球につれてってよ」

「えっとそれは、地球の人間に憑依したいということ?」

「そういうこと。

まあ加護というか、力を貸すとかでもいいよ」

「へー」

だからギリシャ風の姿?

「あの時代にも手伝っていたんだけどね」

「ああ、古代ギリシャの劇ね」

「テレビ、とかいうのよりも、劇場や舞台のほうがいいね。

そのほうが僕の好みさ」

「なるほど」

「ああいう一発勝負、

ああいう舞台で皆を巻き込む。

情報を吸い上げたり、ダウンロードさせたり共有したり。

悲劇、喜劇。悲喜交々。

すべてが楽曲になる」

うっとりと目をつぶったアルリシャが、バレエの白鳥の湖みたいにすっと両腕を上げる。

すると天上から気高いエネルギーがふりそそく。

さっと、舞台に光がさしこむ。

小さな天使が踊る。

歓喜に震え、その空間の空気が一気に高速で振動していく。

またたくまに、高い波動に満たされる。

そこで流される涙はキリストの最期を垣間見た聖なる涙で、

そこで交わされる笑いは、全てを赦す神の波動、生命の喜び。

なるほど、アルリシャがただその場にいるだけで

舞台の空気は素晴らしいものになるだろう。

「どう?役に立つでしょボクって」

にっこりと笑うアルリシャ。

「まあ私が演じるわけじゃないからねー」

「君がOKしてくれるなら、他の人と僕が繋がることを手伝ってよ」

「私の人間の意図にのっとっているのなら別にかまわないよ」

「OK」

「細かいことは、うちのガイド陣に聞いてよ」

 

ということで、アルリシャがやる気をだしているそうです。

繋がりたかったら各自繋がればいいのでは。