インディーと話をしてみる。
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「さきほど立候補?してもらったけど。ガイドに」
「君とは縁が深いからね」
「地球で?」
「地球でも関係してはくるけど、非物質での縁みたいなものだね」
「なるほど。
で、なぜ立候補してきたの?」
「そうすることで君に、ガイド陣のひとりだと認識してもらえる。
それが必要だったから」
「私の認識が?」
「そうだね」
「メインガイドに肉薄するくらいの出方だったけど」
「それくらい、いまは君のそばにいたほうが良いということさ」
「これはエンゼルさんも了承ずみ?」
「もちろん」
エンゼルさんを見ると、ため息をはいて肩をすくめている?
「これはどういう意味?
私にとってデメリットあるの?」
「インディは、メインガイドを自分にしてほしいのですよ」
「ほう?」
「そのとおり」
「なぜ?」
「僕のほうがふさわしいからさ」
「なるほど」
でもまあ、どちらかひとりを選択というのではないな。
「メインガイドを、いまの存在かインディにするか。
たぶん今はどっちでも良い気がする。
だったら別にかえないよ。
インディも、メインガイド的な位置に存在して私を見守るというのなら
それならそれでいいし」
「OK」
エンゼルさんがほっとしている。
ガイド問題に、エンゼルさんは立ち入れないらしい。
「でもまあ、メインガイドも君も、立ち位置的に
そんなに出張ってくるかんじじゃないよね。いまは。
いまよく話をしているのはエンゼルさん、アルゴル、キリスト☆だし。
メインガイドの存在は感じるけど、具体的アドバイスとかもらってないし」
「そうだね。
彼も僕も、いまはそうならざるをえない。
立場、立ち位置、距離的にね」
「でもまあ、あえていまインディがでてきたのは必要と」
「そうだね。君の意図を叶えるために」
「それはまあなんとなく感じる」
「ということで、これからよろしくね」
「なんかメインガイドとガイド未満がうんぬんとかいってたけど」
「彼はまあ本気だったけどw
でも君って、別にガイドとかヘルパーとか細かい言葉の定義どうでもいいじゃない?
自分に協力して助けてもらえれば。
悪魔たちも手なづけたしね」
「手なづけたというか、私に都合のよい悪魔の側面と話をしただけだよ」
「それって、ようは、長年人類が夢見ていたことだよ。
ソロモンだね☆」
☆マーク飛ばすなや。
「私が日本で信仰もってないからでしょ。
別に真似したければ、みんなやればいいだけだし。
積極的にあのへんは使わないよ。
それはそれで本質的におかしくなりそう」
「そうだね、ベリアルやアスモデウス。
あのあたりと積極的に、深みにはまると毒も多そうだ。
君もわかっているだろうから深くは言わないけど」
「とりあえず、名前インディーでいいの?」
なんかしっくりこなくなってきた。
「もしかしたら変えるかもね」
なんかしっくりくる名前が降りてきたらその時期なのだろう。