警告 長いです。
昨日は東京ノード大会が開催されました。 今回は、私も何かお手伝いしたいな~ということで、レスキューの副審をさせていただくことになりました。
そのスタッフ録です。
スタッフは朝8時集合ということで、頑張って早起きして8時前に会場である、都立産業技術高専に着きました。 そうしたら、すでに結構な人たちが入り口に集まっています。(昨年は、開会式までに受付を済ませられればいいや、ということで9時くらいに到着したように記憶しています。) みんな気合入れて来ていますね。
スタッフ受付には、富永先生がいらっしゃって、書類の入った封筒を渡してくれました。
レスキュースタッフの集合場所に行ってみると、本日の主審である「P1」と「P2」のお二人が、2つの競技台にコースを作り、被災者を貼り付けておりました。 また、もう一人の副審(Tさん)は、渋谷の学校の先生だそうです。 そしてレスキューのチーフは神奈川ノード大会でお世話になった船本さんでした。
今回のレスキューの参加チームは、プライマリ25組、セカンダリ5組で合計30組です。 昨年までは、片方の競技台がプライマリで、もう片方がセカンダリというように分けていたのですが、今回は30組を半分にして、15組ずつアリーナAとアリーナBで競技することになっていました。(もちろん一発勝負!)
2つの競技台で、不公平が無いように、慎重にコースを作っていました。
コースができたところで、スタッフミーティングとして、本日のスケジュールや運営に関する確認をして、ルールについてもスタッフ皆で意識合わせをしました。(私も2回目なので、だんだん慣れてきました。)
スタッフミーティングが終わったところで、参加チームにはコースを開放して調整をさせるのと、車検を開始することになりました。 車検は、「P1」が大きさの計測、「P2」が2秒間止まってランプが光るかを確認するのと、簡単なインタビューをします。 私は車検が終了したロボットの写真を撮りました。(Tさんは、参加者への誘導・案内をしてくれました。)
この車検ですが・・・なかなか終わりません。 まず、大きさ(直径22㎝の円筒に収まること。)でパスできないロボットが結構います。(大会当日にロボットの改造をするようでは、高得点は期待できないと思うんですけど。)
でも、指摘されたチームのメンバーは必死でいろいろ対策をしてなんとか、小さくしてきたり、稼動部分を大きく動かないように固定したりしてきました。 また、ランプの付いていないロボットもあり、なんか目的がよく判っていないように思いました。(この「思いました」というように、「P2」がやさしく対応してくれていましたので、私は隣で黙って見ているだけでした。 本当は、いろいろ言いたくてウズウズしていたのですが・・・)
車検を一緒に見ていると、本当にいろいろなロボットがありますね。 大きいものや、小型のもの、がっちりしたものや、その場でもポロポロと部品を落としていくもの・・・今回は自作機が2チームあり、それもキットのようなものではなく、本当のオリジナルのようでした。(Tさんのチームだそうです。) よく見ると、私がこの正月からやろうとして、挫折していた自作ロボットと似ています。(中学生に負けた!と、ちょっと思いました。)
今年の流行なのか、ロボットを持つところ(いわゆる把手)を作っているチームが多かったです。 「M&Y」も流行に乗り遅れないように把手を付けています。
ちなみに、「P1」の車検は面白いです。 ロボットの特徴を見つけては「これはすごい」「おもしろい」とか、「これどうなってるの?」「へぇ~」とか、楽しい評価をしてくれます。 褒められたチームメンバーも楽しそうに会話します。 これがコミュニケーションの極意ですか!
「P1」も「P2」も慣れているのか、とっても対応が上手ですね。
セカンダリのチームはほとんどが都立産業技術高専の生徒さんで、先輩に車検をしてもらっていることになります。 「P2」が「特徴を教えてください。」というと、「俺もやるんですか えー知ってるでしょ? じゃーこれはこーで、あれはあーで・・・」と、恥ずかしそうに説明するのが、隣で見ていて面白かったですね。
開会式後にチームメンバーを集めて、参加者ミーティングがありました。 そこでは、審判への抗議は一切認めないこと、たとえ審判がロボットを壊してしまっても審判に責は無いこと・・・等を説明していました。(結構厳しい~)
あとは、ルールに関する説明をして、質問対応などをやっていました。
13:00からいよいよ競技開始です。 最初だけ船本さんが簡単なインタビューをしました。 こちらの競技台の最初のチームは「A.S.T」でした。 船本さんの「目標は」という質問に対して、「初めての参加なので、半分の100点を目指します。」としっかりと答えていました。
(「M&Y」は、別の競技台だったので、全く見られませんでした。)
競技の副審をやっていて感じたことですが・・・
ロボットがきちんと動かなかったり、線を外れたりするたびに「誤発見」や「競技進行停止」の回数を「正の字」で付けていくのですが、「正の字」が並んでくると、なんだか悲しい気持ちになります。(正直、心の中では、早くリタイアしてくれー、と考えてしまいます。)
逆に、きちんと進むロボットを見ていると、ほっと安心した気持ちになりました。(まああんまり、高得点を取られても困るんですけど。)
線を外れて、壁に向かって進み、壁に当たってもそのまま「ガガガガ・・・」と苦しそうな音を立ててモーターが回るのはロボットが悲鳴をあげているみたいでした。(早く助けてあげたいのですけど、20秒はそのまま見守るしかありません。)
今年は、レッドゾーンの攻略については、パターンができてきたみたいで、部屋の端からスキャンしていく方式が多かったようです。 そのため、10分より前に終わることが多く、結構順調に競技順が進んでいきました。(昨年はランダムに動いて10分間を使い切るチームが多かったです。)
こちらの競技台の最後のチームは「LINK」でした。 船本さんが、「LINK」を「2回も世界大会に出場して、1回は優勝している」と紹介したからか、観客がいっぱい集まってすごい人数でした。 「LINK」の競技を自分だけすごく間近で見ることができる優越感を感じながら、副審をしていました。(主審の「P2」の方が間近ですが。)
レッドゾーンに入ると、「LINK」だけは、決め撃ち?方式で、最短で全員の被災者を発見するというすばらしい走りを見せてくれました。 集まった観客も拍手喝采です。
片方の競技台が15組でしたが、2時間程度で終了しました。 あとは、競技台を片付けて閉会式ということになりました。競技台を片付けるときに、一緒に7階に行き、念願の「制御の達人」の写真を撮ることができました。
スタッフの皆様、一日ご苦労様でした。 いや~本当に疲れました。
でも本当に楽しかったです。