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Rescue Maze 2020 年ルール 続き

2019-10-15 | Rescue Rules 2020

前の記事はこちら Rescue Maze 2020 年ルール

 

Rescue Maze 2020年ルールの続きです。

 

2.2.5 For the safety of participants and spectators, only lasers of class 1 and 2 are allowed. This will be checked during inspection. Teams using lasers must have the datasheet of the laser, and also must submit them prior to the competition as well as be able to show them during the competiton.

ここは、Rescue Line と共通で、レーザーを使う場合は、データーシートを持参すること、です。

 

2.2.6 Wireless communication must be used correctly as described on the RCJ website.

: http://junior.robocup.org/robocupjunior-general-rules/.

Robots performing other types of wireless communication need to be deleted or disabled. If the robot has other forms of wireless communication equipment, the team needs to prove that they are disabled. Non-conforming robots may be immediately disqualified from the tournament.

ここも、Rescue Line と共通で、無線の使用についての説明です・・・と書いたところで、Rescue Line のルールを見直したら、Line の方は書き換えられていませんでした。この2.2.6の方が、新しい表現(無線の使用については general Rule を見なさい)だと思います。

 

3.5.1 To successfully identify a victim, the robot must stop within 15 cm of the victim and blink an indicator which is visible to the referee, and create sound which is audible to the referee, for the full 5 seconds whilst being stationary.

ここも、大きな変更です。

これまで、被災者の発見には2種類のアピール方法がありました。

①ロボットが5秒間停止して、その間ランプを点滅する。(光を発しなくても何かビジュアル的に分かるもの)
②レスキューキットを落とす

この②が審判泣かせで、キットが落ちたのか良く分からないし、ロボットが動いたまま落としたりするので、落とした場所(最初に接地した場所)を特定するのが難しく、キットの得点の判断が困難でした。

昔から、この②をやめてくれ、とお願いをしていたのですが・・・やっと聞き入れられたようです。

(これまでは、ランプを装備していないロボットがあるから・・・という、良く分からない理由で断られていました。)

よし、これで、②は消えた・・・喜んだのですが、逆に①にも余計なものが追加されました。

被災者の発見は

(1)ロボットが被災者の15cm以内で(少なくとも)5秒間停止する
(2)停止中の5秒間にずっとランプを点滅する。(ランプでなくても、審判が認識できるビジュアル的なもの、旗を振るとか)
(3)停止中の5秒間にずっと音を出す。(ブザーとかチャイムとか・・・)

の3つが必要になりました。 (2)があれば(3)は必要無いと思うのですがねえ・・・

まあ、でも、②が無くなったのは審判側としては、大いなる喜びです。

 

3.5.3 To successfully deploy a rescue kit, a robot must deploy (deployment point) a rescue kit completely within 15 cm of the victim. The deployment point is determined by the location of the rescue kit when the robot moves completely out of the 15cm boundary of the victim.

今度は、レスキューキット配置の得点ですが・・・これも、何度も、要望を出して、やっと聞き入れられたものです。

これまでは、レスキューキットの得点は、ロボットがレスキューキットを落として、キットが最初に接地した場所が被災者の15cm以内かどうかで判断していました。これ、明確なようで明確でありあません。まず、ロボットの下側にキットを落とすロボットは実際に接地した場所が審判には分かりません。そもそも落としたのかも分かりません。ロボットが動き出して、通り過ぎてから・・・キットがあった、じゃあ、キットの得点OKね・・・とやっていました。

ということで、もっと明確に判断できるようにルールを変えてもらいました。

ロボットが、「被災者から15cmの円」を最初に出たときに、レスキューキットが15cmの円の内側にあれば得点!

はい、とっても明確で、判断がしやすいです。

これも、審判側としてルールの改善に拍手です。

 

3.5.4 長いので追加部分のみ

• Coloured victims:
a) Red: two rescue kits. (Maximum points for rescue kit deployment per victim: 20 points.)
b) Yellow: one rescue kit per victim. (Maximum points for rescue kit deployment per victim: 10 points.)
c) green: zero rescue kits per victim.

** The deployment of the rescue kit may not be scored if it is not clearly visible to the referees (see 1.6.6)

今回追加された色の久被災者ですが・・・私はてっきり文字の被災者を置き換える(文字の被災者を廃止して色の被災者にする)と考えていたのですが、追加されました。追加だと、チームの負担がさらに増えますねぇ。

で、追加された色の被災者は、文字の被災者の3種類に対応しています。

なんか補足(**の部分)でレスキューキットは落としたこと(落とした場所!?)が明確になること、という但し書きが付きました。(笑)

 

3.6.3 After a lack of progress, the team must reset the robot by using a switch located in a clearly visible location by the referee (see 3.2.8).

これも、Rescue Line と共通ですね。

競技進行停止の時の再スタート手順と操作するスイッチを明確にする・・・単に明確にするだけでなく、「審判が理解できること」が大切です。

 

はい、変更点(赤文字)はこれくらいですが・・・

今回は、結構大きな変更だと思います。

少なくとも、2019年ルールのロボットは、そのままでは使えません・・・

 

ちょっと、急に難易度が上がりすぎた感じがします。

また、2~3年して、マッピングチームの技術が確立するまで、マッピングしないチーム(単に片方の壁を見ながら進むロボット)が上位になるのではないかと心配しています。(笑)

 

 

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