ここのところ、子どもと一緒に三角関数で苦労してます。
そんなことは・・・親じゃなくて・・・先生に聞けよなぁ。(笑)
まあ、どうせ、三角関数なんて、ほとんど実生活では役に立たないのですけどねぇ。
ところで・・・小学生の時に必死に覚えた九九ですが、これは後々の生活でも大変役に立っています。
最近読んだ本に面白いことが書かれていました。
九九は、1×1 から 9×9 までありますが・・・
1×1 から 5×5 までを覚えれば 9×9 までの計算が出来る方法があります。
両手を使うところが、ちょっと幼稚っぽいですが・・・
例えば 6×8 を計算します。
勿論九九を全て覚えていれば 6×8=48 という答えは簡単ですよねぇ。
まず・・・
6は右手の親指だけを曲げて表します。
8は左手の3本の指(親指、人差し指、中指)を曲げて表します。
そうすると、曲げている指は、右手に1本、左手に3本、合わせて4本
この4本が答えの10の位になります。 つまり40
今度は、立っている(伸びている)指の数を数えます。
右手が4本、左手が2本、これは掛け算をします。
4×2=8 これが、答えの一の位になります。 つまり8
先程の十の位の40と一の位の8合計して、48
確かに、4×8=48
じゃあ、今度は 7×9 を計算してみます。
右手は2本の指を曲げます。(親指と人差し指)
左手は4本の指を曲げます。(小指以外の4本)
曲げている指は、右手2本と左手4本なので、6本 だから答えの十の位は6
伸びている指は、右手が3本、左手が1本なので、掛け算 3×1 で 答えの一の位は3
さて、答えは 十の位が 6 で一の位が 3 だから 63
おや、確かに!
こうなると、本当にこのやり方で正しく計算できるのか確認(証明)したくなります。
ちなみに、6×6 だと、答えの十の位は2になっちゃいます。
ただ、一の位の計算で 4×4=16 だから、
20+16 という計算をすれば、確かに 6×6 の答えになりますけど・・・ちょっとエレガントさに欠けるかなぁ(笑)
では、証明してみましょう
掛け算をする2つの数字を a , b とします。 ( 5 ≦ a ≦ 9 , 5 ≦ b ≦ 9 )
そうすると、右手で曲げた指の本数は a - 5 になります。
右手で伸ばしたままの指の本数は 10 - a です。
同様に、左手の曲げた指の本数は b - 5 で、伸ばしたままの指の本数は 10 - b です。
十の位の数は、両手の曲げた指の本数の合計だから
10 × ( ( a - 5 ) + ( b - 5 ) ) = 10a + 10b - 100 ・・・①
一の位の数は、両手の伸びたままの指の掛け算だから
( 10 - a ) × ( 10 - b ) = 100 - 10a - 10b + ab ・・・②
①と②を足すと
( 10a + 10b - 100 ) + ( 100 - 10a - 10b + ab ) = ab q.e.d.
確かに、2つの数値 a , b の積になりました。
スッキリ!