ジュニア・ジャパンのレスキュー技術委員会のブログに、ジャパンオープンでの競技方法について掲載されました。
ジャパンオープン2018 レスキューの競技方法及び順位決定方法
内容は、競技方法と順位の決定方法です。
まず、競技方法ですが・・・これは、ラインもメイズも(日本リーグも)同様です。
①3回の競技を実施します。
②3回共に別々のコースにします。
③順位は3回の競技の合計点で評価します。
メイズは、変わっていませんが、ラインは大きく変わりました。
競技を3回やることは変わっていませんが・・・
これまでは、1回目と2回目は同じ競技コースで実施して、順位の評価は、1回目と2回目で良い方の得点と3回目を加えた得点で評価するという、日本だけの謎のルールが継承されてきました。
何で、1回目と2回目が同じコースなの・・・
何で、1回目と2回目の良い方だけの得点で評価するの・・・
というのが、とっても疑問でした。
どうも、一回だけは失敗が許される仕組み・・・のようなのですが・・・3回目は失敗が許されないし・・・中途半端です。
メイズは、結構前に私が文句を言って(意見を言って)3回の合計に変えてもらったのですが・・・ラインもとうとう過去のしがらみを断ち切ったようです。
レスキューなんだから、100回競技をしたら、100回共救助できるロボットが勝ちです!
さて、続いて、順位決定方法です。
まず、ラインの方です。
①合計得点の高い方を優先とする
②競技時間の合計が短い方を優先とする
これは、ルールにも記載されているので、変わっていないのですが・・・こちらも、変なローカルルールが無くなりました。
ジュニアレスキュー(ライン)の競技時間は8分間です。この時間の中で全ての被災者を救助して、避難エリアを出ると(正確には、出て黒線をライントレースすれば)競技終了になります。まあ、普通は、こんなパーフェクトな競技はできません。8分の時間を使い切るか、8分になる前にリタイアします。
これまで、途中であきらめたチーム(リタイア)よりも、最後まで頑張った(時間切れ)チームの方を優位にするという「謎の暗黙ルール」がありました。この変なルールのおかげで、もうやることが無いのに、競技時間の8分が過ぎるまで何もしない(腕を組んで待つ)チームもありました。
また、競技開始後1分でリタイアしても、記録上は8分にするという「さらに謎のルール」もありました。
で・・・前回から、これら謎のルールがなくなり、単純に競技時間で評価するようになりました。8分を使い切ったら競技時間は8分、1分でリタイアしたら、競技時間は1分になります。
これで、スッキリです。
続く評価は・・・
③救出した被災者の多い方を優先とする
④競技進行の停止回数の合計の少ない方を優先とする
です。 ごく・・・真っ当ですね。
メイズの方は・・・ラインの②と③の間に
迷路から脱出出来た競技回数の多い方を優先とする
という脱出ボーナスの回数が優先されます。
今、日本のメイズのチームで脱出ボーナスを貰えるチームが何チームあるのでしょうか・・・
今回の変更で・・・
はい、とってもスッキリしたと思います。