BookOffでこんな本を見つけました。
大人のための 徹底! ロボット学
著者は、北野宏明さんです。
・・・なんだか、聞いたことのあるような・・・無いような・・・
パラパラとめくると・・・ロボカップの創世記のことが書いてありました。
なんか、面白そうだし・・・105円だから・・・と思ってレジに持っていくと
「80円です。」
「えっ80円?」
「この3連休は、105円の本は全て80円です。」
と、いうことで、80円で買ってきました。
読んで見ると・・・2001年の本なので、情報が古いといえば古い!
なんせ、10年前の話です。
帯に書かれている言葉が・・・
ロボットがワールドカップの夢を見る! 人間よりも強い、サッカーロボットチームは作れるのか、「ロボット救助隊」が活躍する日は近いのか?
“世界の頭脳” が描く、日本初・本格的ロボット入門書。
でも・・・
一通り、ロボットの世界観やロボカップの後、最終章の手前(第10章)に未来を担う人材育成ということで、「ロボカップ・ジュニア」のプロジェクトについて書かれていました。
ロボカップジュニアは
・・・クリエイティブな人材をいかに育てるかをテーマにしたプロジェクトで、「ロボカップの活動を通じて、未来を担う子供たちに、夢を持つことの素晴しさと、困難を乗り越えて夢を実現した時の感動を体験してもらう」という理念に沿って活動しています・・・
参加した子供達は・・・夢を持つことと、その夢がかなった時の感動・・・ロボカップで実現できてますでしょうか? (笑)
その先には・・・
ロボカップ・ジュニアは、創造性を最大限に引き出す教育システムはどのようなものなのかを探るプロジェクトであって、単にロボットの競技会やロボット工学の知識のみを伝達しようと言うものではない・・・
・・・単にロボットをつくるだけでなく、チームでいろいろな計画を立て、協同作業をするというプロセスを重視しています。 例えば、大会への出場を目標として設定した場合、行動計画や役割分担を決めることからはじまって、チームのロゴ、名前、Tシャツのデザインにもかかわります。・・・
と、いうことで・・・
もともとの思想が、チームとしての協同・・・なのに、日本から「なんで、ひとりチームは認められないの?」などと、抗議が出るようでは・・・
困ったもんです。
さらに、ロボカップジュニアの大会について書かれています。
ロボカップジュニアは大会を成果発表の場、相互評価の場として意味づけています・・・これまで学んできたロボットに関する知識や技術、さらにはチームワークなどを相互に理解し合う場として大会に集う・・・
なんとなく、ロボカップジュニアの目標とすること(していたこと)が理解できました。
さて、10年経った現在のロボカップジュニアはどうでしょうか・・・?
この、思想が生きているでしょうか・・・?・・・(笑)