ロボカップジュニア・ジャパンオープン2019和歌山の Rescue Maze のスタッフをやったので、Rescue Maze の競技コースを紹介したいと思います。
Rescue Maze は、競技用フィールドとして E と F の2つのフィールドがあり、それぞれで2試合(競技)の合計4回の競技を実施します。
1回目の競技は Eフィールド
坂の接続もオーソドックスな感じで、大きな障害物もありません。スピードバンプも1階の a は1cm(2階の b は2cm)です。
強いて難しい場所をあげるとすれば、1階の右下の壁に囲まれていない黒タイル位ですよね。
壁が無いと、きちんとタイルごとに移動しないと(斜めに黒タイルに入ったりして)すぐに競技進行停止になります。
しかし、今回の競技では、殆どのチームは黒タイルの認識は正しくできていました。
(つまり、黒タイルで競技進行停止になったチームはほとんど無かった)
ただ、1タイル分進んでから黒タイルを認識して後退する動作でした。だから黒タイルにすっぽりと入ります。このやり方だと、ちょっと行き過ぎると競技進行停止のリスクがあります。
被災者は10人ですが、4つが25点の被災者で、満点は630点です。
※ちなみに、一日目の競技が終わってから、持って行ったM&Yのロボットを1試合目のフィールドで動かしてみました。(2cmのバンプだけ外して) 2回やって、2回とも全タイルを巡ってスタート地点に戻ってきました。レスキューBのロボットなので、ビジュアルな被災者は発見できませんが、迷路の走破性では、まだまだ現役のロボットに負けないようです!
さて、2回目の競技は Fフィールド
こちらは、傾斜路の付き方が特殊です。 まあ、こんなコースも作れるくらい、このレスキューフィールドの構造体が優秀ということですね。
コースレイアウトとしては、めっちゃ簡単だと思います。もう、みんな満点を取って・・・というスタッフのメッセージが聞こえてきますよね。片手方ですべてのタイルを訪問することができます。
被災者数は1試合目と同様の10人ですが、25点の被災者がいないので、満点はちょっと低くて595点です。