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読書の秋!視覚障がい者の声に応えて

2010年09月25日 20時37分25秒 | インポート

 久々に1時間の早朝ウォーク。1日中寒かったですネ。読書の秋ですが、午後から市立中央図書館に寄って今田和史館長に会ってきました。訳は、日本テレビ系列の「24時間テレビ」チァリティー委員会から図書館に寄贈されImg_12671 た音声・拡大読書器「よみともライト」(添付写真)を見るのが目的でした。

 過日のこと、視覚障がい者(全盲)の方から、「相談事があるので自宅に来て欲しい・・・」との電話相談がありました。早速お伺いすると「7/30に図書館で視覚障がい者の支援団体を招いた講習会で“よみともライト”の実演が行われ、友人達がその機器を利用したいと思い、市の社会福祉課に相談したところ、対象者は弱視(全盲は除外)の方に限定されている・・・」との相談内容でした。相談者の説明では「この機器は点字を読めない、墨字(活字のこと)も読めないという(全盲)者にとっては待ち望んだもの」と言うもの。市が発行している福祉ガイドブックの“障がい者の福祉について”の記載事項を見ると、日常生活用具の給付・貸与の項目に情報・意思疎通支援用具の項目に“視覚障がい者用拡大読書器あるいは視覚障がい者用活字文書読み上げ装置”が明記されています。私も直接現課(社会福祉課)に確認したところ、「“視覚障がい者用拡大読書器”はあくまでも弱視が対象」との説明でした。私の個人的な解釈ですが、福祉ガイドブックに記載されている“日常生活用具の給付・貸与”項目は旧法(身体障害者福祉法)に記載されていたものを単に転記しただけでは?と疑問を感じています。現在は、異口同音に言われている障がい者自立支援法(別名:障がい者自立阻止法)ですが、その点はしっかり現課も確認しているのか疑問です。私が今田館長のところに伺った時、丁度、中野裕隆副市長もいて、「これは便利なもの。(全盲の方も)利用しやすい。こんな機器があったとは・・・」と感心していました。私は「副市長の担当では。是非、障がい者の声に応えてほしい」とお願いしました。

 他にも、デイジー図書「ブレクストーク」と言う機器(定価85.000円)があり、市内の赤十字奉仕団Img_12681 の方が朗読した藤沢修平作「麦屋町昼下がり」(文芸春社1992年3月出版)のCDを見聞することが出来ました。(これも寄贈品です)

 視覚障がい者の方の多くは“点字”を読めません。だからこそ、こうした機器が開発されるのでしょう。確かに1台定価198.000円という高額な機器かも知れませんが、福祉ガイドブックには“日常生活用具の給付・貸与”であり“情報・意思疎通支援用具”と記載している以上は要望に応えるのが、行政の役割だと思います。改善策を強く望みます。