こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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ブームだけで政治の中身は変えられる?

2009年06月28日 07時12分28秒 | インポート

 総選挙を前に、次の総理!はだれがなるのか?そこで思い出すのが小泉旋風です。どこへ行っても人気があり、マスコミは常時追っかけて、その模様を放映していました。でも、ブームの後のつけは、規制緩和策で格差・貧困社会を作り出しました。次期総理?に最も近いと言われている鳩山由紀夫代表(民主党)が代表後発の地元入り(苫小牧駅北口)で、街頭演説を行い、一気に解散・総選挙モードが強くなりました。私も、(鳩山代表の)街頭演説を聞きましたが、周辺では「鳩山総理を」と叫ぶ期待の声は聞こえましたが、それほど強く感じませんでした。それは、演説の内容が政権交代をめざす内容が何ら具体的ではなく、自らの政治家として生い立ちや友愛社会の実現など、聴衆が期待する「政治の中身をどう変えるのか」、「格差社会に対する方向性」など「自・公政治の悪政を変えてほしい」という声に応える話は聞こえませんでした。私の近くにいた20代の「動員組」の青年たちが「聞いていてもつまらないから」と途中で帰る光景を見たとき、「将来への展望」への期待感がないことを証明しています。「何故、鈴木宗男衆院が一緒にいるのか。良いことは言っていても(従前の)やってきたこととへのギャップが大きい」と率直な声が周りから聞こえました。

 昨日、佐藤昭子党9区暮らし・平和対策委員長と一緒に、朝から夕方まImg_06642 で時間の許す範囲で各事業所周りを行いました。(途中で1ヶ所街頭演説:右に写真貼付)

 驚いたのは、党への期待の高まりです。今までなら「共産党さんなら結構です」と玄関で断られた事例がありますが、どこでも「歓迎」してくれたのは大きな成果です。中小企業の社長さんとの共通した対話は「正直、今まで自民党だけしか応援していませんでした。民主さんの多くは元自民の方ばかり。この間の中小企業対策を見ていても、政策的には『共産党』がはっきりしている。頑張って欲しいし、北海道から共産党の議席を必ずとってほしい。仮に政権交代がされても共産党が議席を増やさないと政治は変わらない」と切実に訴えられました。佐藤さんも「相手が『総理大臣?』になる方だけに、注目度も高まり、やる気がさらに増した。私は最後まで政策を訴えていきたい」と対話でも演説でもボルテージは高まっていました。ただ、通り一遍の名刺交換ではなく、「相手の話に耳を傾けて対話する」訪問活動に、これまでにない期待感がありました。最後まで、一緒に行動して私も勉強になりました。

 自・公政権への話は、痛い程苦しめられていますので、話す必要はありません。各首長が「勝ち馬」に乗るような姿勢を示していますが、それで政治の中身が変わるとは誰しもが疑問。「政治とお金」の説明責任を果たせないのなら、自・公政権と変わらない、と私は思います。


何でも民間ありきで良いのですか?

2009年06月27日 09時36分55秒 | インポート

 昨日で6月定例議会が終わりました。早速、月曜日(6/29)から3日間、私が所属する「建設常任委員会」の視察で、静岡県沼津市(市営住宅団地整備について)と茨城県水戸市(小中学校の耐震化工事について)を勉強してきます。視察先の気候は今が「梅雨」時期。予報では、「曇りか雨」なので湿度と暑さがいやですネ。初日の沼津市には、私は初めて利用しますが開港間もない「静岡空港」経由で行きますが、その空港も当初から「赤字」が予想され「県民負担も大変」と報道されています。

 さて、公共交通問題で一言書き込みます。10年ぶりに市議会の「自動車運送事業に関する調査特別委員会」に戻ってきました。「10年一昔」と言われますImg_06611 が、当時と状況が大きく変わっていて勉強する甲斐があるところです。過日の委員会で私は「市営バス」の現状の経営実態と民間移譲に関わって質問しました。質疑のなかでこのまま市民が知らないうちに「市営バス」を売却して「民間委譲」に以降する路線が3年後(2012年度)引かれていることです。

ですから、市民のみなさんにも正確に知らさなければならないことが2点あります。ひとつは、「民間委譲」は「既に民意が反映している」との乱暴な論拠です。その理由は、前市長も岩倉博文市長も選挙の時に「市営バスは民間に移譲する」ことを公約に掲げ当選している。「過去2回の選挙で市民の了解を得ている」との副市長の答弁には驚きました。当日は、西野茂樹委員(民主党・市民連合)と私が、4月からスタートした自治基本条例に基づいて、「政策的に重要な課題だけに『移譲』について市民理解(具体的にはアンケートの実施など)を問うべきでは」と再三質問しましたが、まったくやる考えを示さず、前書きした答弁を繰り返すだけです。私は、「選挙のときに『市営バスの民間委譲が争点』のひとつとして有権者が判断材料に成り得ていない」と指摘。こんな論法が通用するのであれば、何故「自治基本条例」をつくったのか?誰のための市営運営なのか大きな疑問と重大な問題があると思います。

もうひとつは、「財源問題」です。「赤字続きの市営バスでは、税金がかかりすぎるから、民間のノウハウで市民の足を守る」というのです。過日も書き込みましたが、自家用車の保有台数は10万台を超えています。人口17万人では「非常に高い」数値です。でも、「高齢者や学生など交通弱者がバスを必要」としています。私は「税金を使いすぎ、と言うが市民の足を守るための最低必要な経費。5億7千万円だけを強調して、財政を圧迫している説明は『民間移譲ありき』の誘導的説明」と追及すると「国や道から市に一度交付されているお金も含まれている」実態が明らかになりました。今年9月が山場です。市は「精力的に組合協議を進める。と言いながら見切り発車の姿勢」です。「人件費が高いから民間へ」の発想はもう過去の話となった小泉構造改革と同じ。結果は、赤字路線を廃止されることは明々白々。普段バスを利用しない人も含め、市民の足を守る(市営バスを守る)運動を広げましょう。


現場主義を貫く勇気が試される!

2009年06月25日 22時37分12秒 | インポート

 議会の会期も残すところ、あと1日となりました。私の一般質問に関わる内容については日を改めて報告する、と過日書き込みました。ところが、今日の午前中に「市長のダイアリーを見た?」という議員仲間からの情報があり、検索すると岩倉市長の「Hirofumiダイアリー(日記)」(6/23付)に、私が質問した「沖縄の負担軽減」問題に対する質問の柱と市長の見解が詳細に書き込みされていました。議会の答弁より、内容は詳細です。

書き込みは自由ですが、市長は予算議会の頃から「日本共産党の綱領」(別の角度から良く勉強されている?)にふれて、「(自分とは)正反対の立場だけど、日米安保廃棄を党是として、自らの国を米国の従属国家だと断定していますが、主張はまったく違えど極めて明確で判りやすい考え方」と言及しています。

私から言えば、米国との関係は支配・従属ではなく対等・平等でこそ真の友好が生まれることであり、日米安保条約に代えて「日米友好条約」を結ぶことを目標としています。市長の主張には、日米軍事同盟(によって日本が守られている)を絶対化し、アメリカいいなりの政治を認めているところに問題がある、と思います。(見解の相違で片づけられそうですが?)

でも情勢は急速に動いています。その代表例が中南米でのアメリカ覇権主義の破綻です。長期間にわたる米国の支配(従属)にあった中南米で「平和の地域共同体」が作られています。確かに、北朝鮮情勢を例に嘉手納基地への外来機の往来を肯定していますが、一見説得ある説明であるが、これまでもソ連脅威論などで「安保と米軍基地強化を展開してきたのが、自民党政権の理論武装でした。しかし、ソ連崩壊後は「仮想敵国」がなくなり、北朝鮮脅威論を展開することで米軍基地・強化は「やむを得ない」論を展開しています。これでは、「沖縄の負担軽減」は机上の理論であると私は考えます。事実、私が視察した現地(北谷町・嘉手納町)では「訓練を本土に移転することを願っているのではなく、本国(米国)に帰って欲しい・・・」と言っています。確かに、一般質問では時間制限もあり議論できないことがありました。私は、訓練移転を容認したのなら、その後の沖縄・嘉手納基地の実態を自ら視察し体感することを強く求めます。日頃から「現場主義を重視する」と主張しているのですから、それなりの姿勢があっても良いのではないか、と思います。その勇気があるのか否か、が問われています。


議会議論をふかめ、市民生活を守る役割が大事!

2009年06月24日 22時53分47秒 | インポート

Img_7176_2  昨晩は何かトラブルが起きたのか(原因不明?)「ブログ」の更新が出来なくなり、焦りましたが、何とか試みてようやく、いま「復旧」しました。それにしても、今日は久々に「暑い!」(バイパス通りの気温計24℃)と体感する天候でした。延期されていた運動会は最高に盛り上がったのではないでしょうか。

 議会も残すところ、あと2日間です。昨日の本会議の補正予算審議のなかで、「廃プラスチック中間処理施設」の委託業務(10年間の債務負担行為)に係る費用負担の財源確保で「暑い」議論が交わされました。

 この問題は、以前に議会提案されたとき、私は反対質問を行いました。「廃プラスチックの中間処理施設は『公設民営』で行うことで経費が縮減出来ること」と質問した経緯があり、会派の意見相違はありましたが「反対」多数で議案は否決された問題でした。今回の提案にあたっても、私は「公設民営」が一番安心な手法と判断していますが、家庭から出るごみの分別は進めなければならない行政課題だけに、今回は財源確保などを中心に質問しました。

私の前に同期の山中保議員(元議長)が質問しましたが、岩倉市長は財源確保のひとつとして議会側からの意見もふまえ「・・・家庭系ごみ収集の有料化も選択肢のひとつ」と言及したので、私は「提案条件には財源確保の見通しを示すべき。有料化が前提であれば賛成できない」と追及すると、「私の任期中(来年7月)には有料化はしない、と言っている。これまでの議論をふまえて『冷静な判断を』」と一見「反問権」とも受け止められるような答弁でしたので、私は「挑発的な答弁に聞こえる」と指摘し、「現時点で有料化をしない、と言う以上、現時点での提案は有料化を財源確保にしていないとはっきり言って欲しい」と再質問しました。結局、市長は「任期中に(家庭系ごみ有料化)を決断することはない」と明確に答弁したので、私は賛成の立場をとりました。

こうした議会での議論は大切なこと。意見の違いがあっても、質疑のなかで物事をそれぞれ議員が判断する。その基本は市民の目線が判断材料です。国会のように重要法案でありながら「短時間に」質疑が交わされ、最後は数の論理で議決する手法は絶対許すことは出来ません。

国が社会保障費を毎年2.200億円削減しているのに、その与党となる会派から「医療・福祉」の充実を市に求めるのは「筋違い?」と思うのは私だけでしょうか。市民生活の苦しさを知っているのなら、公党として上に意見を述べ、改善していくのが筋だと私は思います。


地元企業育成とリサイクルに!

2009年06月24日 20時53分58秒 | インポート

 今日は、朝一番に一般質問で登壇し、持ち時間40分を使って4項Img_7183 目(①苫東計画②契約のあり方③景気・雇用対策④訓練移転問題)を質問しました。(添付写真:右上)質問の詳細は、後日に何回に分けて報告します。

それにしても、ようやく午後から「晴れ」マークがでました。天候が良いと気持ち「心」も「晴れ」マークで良いものです。

実は、ひとつだけ議会のことで報告します。昨日、開会中の議会(~6/26)に補正予算が追加提案されました。(全会派一致で採択)

内容は国の「バラマキ」補正予算(赤字国債を追加)と言われている約15兆円の経済危機対策に盛り込まれた「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」(1年限り)です。苫小牧市には総額約4億2千万円が配分されますが、今回は配分される「交付金」のうち3億7千553万3千円活用して総事業費5億4千461万7千円の補正予算が追加されました。私は、1点にしぼって「小学校の机・いすの整備事業」をとりあげました。この事業は、以前から新JIS規格に添った更新をとりあげてきた経過があります。その結果、H15から中学3年生の机・いすが新品に、翌年のH16年度には中学2年生の机・いすが新品になりました。当然、H17年度は中学1年生の順でありましたが、「財政が大変」との理由で先延ばしされました。私は「計画的に更新する約束を反故にするのはおかしい」と指摘。1年遅れのH18年度に中学1年生が更新され、中学生の机・いすは新JIS規格になりました。ところが、小学校は古い「机・いす」のまま予算が付かない状態が続き、今回3年ぶりに1400セット(小学6年生分)の予算が付きました。子どもたちにとっては朗報です。

でも、今回の予算は「地域経済の活性化」が主であることだけに、来年度予算付けされるかどうかは不安です。そこで、地元の「苫小牧建具家具工業協同組合」さんが、以前にボランティアで春先に学校(緑小・和光中・樽前小)を訪ね、出入り口の引き戸の補修や戸車の取り替え、立て付けの悪い建具を見事な手仕事で補修してくれました。その後、美園小の学習机に道産材を利用して「天板」の取り替えを交換してくれました。いすも塗装で仕上げ、「古くなった机が新品同様に」生まれ変わり、学校からも「教室が明るくなった」と地元紙で報道されました。私は、新品購入も良いのですが、地元の企業の仕事の確保の面からも、「何が何でも新品を購入しなくても、リサイクル出来るものは教育環境からも大切であり、このことで地元企業の活性化に結びつく」と提案しました。1400セットの予算があれば、2倍の更新が可能になると思います。これに対し市教委は「議員の提案の趣旨は十分理解できる、市教委としては学校の要望もあり新規購入を前提に進める」と答えました。問題は「が」と「前提」ですが、変更も出来る可能性がある答弁と受け止めました。地元経済の活性化に少しでも生かす予算の使い方をするのであれば、「古くなった机を新品同様に」出来る仕事を地元企業に発注することではないでしょうか。計画性と予算確保が難しいなら、私はこの道を選択します。みなさんはどう考えますか。