次男が4泊5日の修学旅行から帰ってきました。“学び”と“思い出”の多かった旅行だったと思うが、学校に迎えに行くと“疲れ”が一気に出たのか、私の話を虚ろに聞きながら、既に眠りに入っていました。風邪をひいたらしく早めに睡眠し、目覚めは午前10時だから12時間以上の睡眠状態。おばあちゃんへの“おみあげ”を買ったのにバックを探しても出てこない。「ごめんネ!どこかに忘れたのかナ!」と申し訳なさそうに説明していた姿に「その気持ちだけで十分だヨ!」との優しい一言に一安心したようです。
今朝の報道で、遭難した漁船のなかで3人が“無事生還”と聞いて驚きました。偶然、船内の部屋に空洞があり酸素が確保されたことが生還出来た要因と説明していましたが、専門家はさらに台風によって荒波で泡が発生し、酸素が確保出来たとの分析をされていました。まだ、行方不明者が発見出来ていませんが、無事生還されることを祈っています。今回の事例を通じて、“生命の重み”を考えさせられました。
過日、護衛艦とコンテナ船が関門海峡で衝突事故がありました。何度か下関、北九州を視察したときに関門海峡を見たことがあります。穏やかな海峡だけに何故衝突事故が起きたのか?疑問です。
苫小牧港も商業港として発展していますが、西港の港口は狭いし、“波除堤”も撤去したため静穏度も低くなっています。この問題では何度も議会でとりあげました。多額な公共事業費をつぎ込み“波除堤”を建設したにもかかわらず、大型船の入港が増えることを理由に“波除堤”をこれまた税金を投入して半分近く撤去しました。その結果、強風のときにフェリー船の牽引ロープが切断する事故も起きています。
ところが、今度は国際コンテナを東港に移行しました。突風のときの東港の静穏度は「安全運行に支障がある」と専門家の声があります。
国際化・大型化の理由付けで、どこの自治体も空港・港の整備に莫大な税金を投入しています。しかし、JALの再建計画(案)では、ローカル空港の維持も危ぶまれています。何のための空港建設だったのか?それこそ、ムダな公共事業と思います。
余計な心配なのは、3年後の市営バス路線です。民間移譲が決まりましたが、その前提に「移譲後も路線維持は出来る」との説明。でもJAL再建計画(案)を見ると先の“不透明さ”に疑問を呈します。行政サービスを「公から民へ」と煽る論理。既に、小泉「改革」でその正体は明らかになっていますが、財政難だけで論議する時代は終わったのではないでしょうか。