小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

ワークショップ、布引観音牛を塗る:

2015年05月04日 | 健康
ワークショップ、布引観音牛を塗る:
版画家の田嶋健氏による伝説の布引観音の牛を塗るというワークショップである。例によって、下は、3歳から上は、80代のご婦人まで、老いも若きも、一緒になって、同氏が、事前に、作ったおいた塑像に、アクリル絵の具で、色を塗るという単純な(?)作業である。何とも、説明によれば、塑像を作る過程のほうが、全く、手が込んでいて、申し訳ないくらいである。色を塗る方は、適当に、自分の好きな色を塗るだけであるから、それ程、難しいモノではないと考えていたら、これが、そうでもない。何でも、昔は、こうした手作りのおもちゃが、信州では、一般的で、脚のところに、丸い車をつけると、小さな子供達は、面白いように、喜んで遊んだそうである。結構、年寄りにも、どんな色を塗るか、事前に、構想を巡らしたり、眼をどのように塗るとか、身体の色を何色にするとか、別に、伝説の牛に拘る必要は一切ないそうである。現代ポップ・アートのように、サイケデリックな色使いでも構わず、自由である。私は、どうしても、そうした色使いが不得意なので、極めて、オーソドックスな色使いで、牛も、茶色を主体に、菩薩の化身である牛に錦の布を掛けて、最後に、布を引く様を象徴的に、白いリボンで、牛の角に、貼り付けて、後は、乾くのを待つばかりである。竹のひごは、色つけで、手が汚れないように、竹を持ちながら、製作して、後から、乾いたところで、抜くとのことであった。これで、完成である。色を塗るという作業でも、結構、頭を使い、脳を活性化させる物である。神戸からやってきた三歳の男の子の作品は、なかなか、サイケデリックな色あいで、お母さんに助けられながらも、素晴らしい作品に、出来上がっていた。7年に一度の長野善光寺のご開帳にも重なり、なかなか、良い記念になりました。


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