小諸 布引便り

信州の大自然に囲まれて、風を感じ、枝を眺めて、徒然に、社会戯評する日帰り温泉の湯治客です。愛犬の介護が終了しました。

カメラの眼というセンサー:

2014年08月19日 | 社会戯評
カメラの眼というセンサー:
もう、30年以上も前のことである。アメリカのポテトのフレンチ・フライを生産する工場で、一種の画像処理という当時としては、最先端の技術を活用して、極小の規格外のポテトを空気圧で、除去する工程を、アメリカ人スタッフが、得意げに、説明していたことを想い起こす。その時の驚きと云ったら、口に出せないほど、すごい猛スピードで、人間の目で判断する速さの何百倍者スピードと正確さで、処理されてゆくのを唖然として、見ていたものである。今日、異物混入などにも、X線画像処理技術を活用して、小さな肉眼に見えないような微細な異物までもが、見事に、弾き飛ばされている。何でも、白物家電の不況で泣かされ続けている家電業界も、車に搭載される画像処理のセンサー部品の納品で、今後、一大需要が見込まれているそうである。スマート・フォーンに、スマート・カー、何でも、スマートを冠したスマート・ハウス、スマート・テレビ、姉妹には、間抜けな人間だけを置き去りにして、知らぬ間に、スマートだらけになってしまうのかも知れない。ぐうたら亭主としては、妻だけは、スマート妻であって貰いたいところである。それにしても、何でも自動制御技術が、徹底されると、ぐうたら亭主も、やがては、その餌食に成り下がるのは、時間の問題だろうか?「それでいいのだ!」とは、なって貰いたくない今日この頃である。
PS)
そう言えば、ジェームス・ボンド華やかりし頃に、「それ行け、スマート」というイギリスのパロディー・コメディーがあったが、何とも、主人公演じるところのMr.スマートのスマートさに、笑いを堪えきれずに観ていたことを想い起こした。